詫間政司議会報告

(平成18年3月議会)

今回三豊市初の定例会である、平成18年3月議会の一般質問では、
『三豊市の人育ての基本的取り組みとそのスタンス、特に青少年健全育成と教育について』質問を行いました。

【詫間】
「国の将来はその国の青年の姿によって推測することができる。」
この言葉は子どもや若者の育ち方が国や社会の繁栄と継続に大きく影響することを言っています。青少年の健全育成は社会とそれを形作る大人次第であり、三豊市の教育力の向上も、市政に携わる私たちの取り組みにも大きな期待がかかっていると思います。新市スタートにあたって、私は三豊市を「日本一の青少年健全育成のまち」にすることを提案したいと思っております。子どもや青少年の問題は、社会、大人の問題だと言われますが、地域ぐるみによる青少年健全育成の計画的取り組みの構想はあるのでしょうか。

【市長】
われわれ大人社会、社会環境がどのようになっていくのかということは、そのまま若者に影響していくと思いますので、若者に対する不信を持つよりは、われわれ自身側への反省を加え、また、社会状況をしっかりさせていくということを、まずは第一義的に考えるべきかなと思っております。そういう意味で地域の教育力を高めなければならないと思いますが、いかなるところから地域の教育力を高められるのかということも、大変教育の根本に関わる重要な問題だと思っております。
地域の歴史研究家、匠の技を持った職人、あるいは、実社会で経験を積まれたOBの方がたくさんおいでるわけです。この方々が地域ボランティア教師として、学校において真の社会取引、社会の成立を現場で教えてあげるというのも、人間力を高めていく上で非常に重要なのではないかなと思います。
日本一の健全育成のまちという大きな旗を揚げていくというのは、私たちが非常に目標は高い地点に置くという意味で、良いキャッチフレーズではないでしょうか。
いずれにしましても、私たち三豊市の子どもたちが、本当に健全にそして夢を持って力強く育っていけるというのは、われわれ地域の夢でもありますので、その辺りのことも十分考えながら、この青少年健全育成については向かってまいりたいと思っております。

【教育長】
合併以前の旧町には、それぞれ名称の違いはあるのでございますが、青少年健全育成のための団体があり、さまざまな活動を展開してきております。今後は、それぞれの活動をより推進していくとともに、活動のなかにはそれを三豊市全体に広めていく必要があるものもあると考えております。
三豊市といたしましては、青少年健全育成を推進するために、まず、各地区の意向をまとめるために代表者会を行い、早期に「青少年健全育成三豊市民会議」の設立を考えているところでございます。

【詫間】
私が青少年健全育成の計画的取り組みの構想の模範としたいのは、石川県の金沢市でございます。金沢市は、平成14年、完全学校週5日制の始まりに合わせ、「金沢子ども条例」というものを制定しております。この条例の基本スタンスは大人たちが責任を持って、子どもたちが幸せに、そして健やかに過ごすためにはどうしたら良いかという、大人側の役割と責任をはっきりとさせているということです。そこには子どもたちは大人たちが言うようには育たない、大人がするように育つという揺るがしのない人育ての思いが込められております。
そこで、私が今回施策として盛り込んでいただきたいのは、大人の責務としての家庭の責務、地域の責務、学校等の責務、企業の責務、そして、市の責務、これらを明らかにした三豊市のスタートにふさわしい人を育てることについての基本理念、行動計画作りに一歩踏み出すべきだということでございます。

【市長】
まず、教育長が申し上げましたように、三豊市の現在の教育の原点としては、体験学習、いわゆるさまざまな体験をしていただくことで、実社会により近づく経験をしていただき、この社会はいかなるものかということを教えていきたい。これが三豊市の子どもたちが力強く育つ方向だと考えております。

【詫間】
今回、私は教育をテーマとしてまちづくりをどうするのかということを思って質問をさせていただいております。
今までのように、他の町と同じ事をしていたのではだめでして、地方自治体間の地域間競争が激しくなるなかで、自分たちが自立して、他の町とは明らかに違うまちをいかにつくるのかが特に重要となるわけです。
同じ三豊平野の中にありましても、観音寺市よりも三豊市で暮らしたい、安心して子どもを産み育てていきたい、あの町は良い教育環境にあるから企業が進出してくるにしても、従業員の家族も安心し、子どもを産み育てることができる、そんなことを目指すことが、ひょっとしたら、三豊市の自主財源アップにつながりますし、財政を改善していく大きな根本的な部分ではないかなということを思っておりました。幸いにも、この三豊市は故大平元総理の提唱された田園都市構想を発想した地であり、都市の活力と農村のゆとりが融合した人が豊かに暮らせる最良の地となる可能性を秘めていると思います。ですので、最初ご提案させていただいた、日本一の青少年健全育成の町、田園都市三豊市が現実のものとなれば、この町で子どもを産み育てたいと願う若い世代が転入、定住して、結果人口減少に歯止めがかかると共に、町の活性化につながっていくのではないかという戦略的なことからも、質問をしております。
こういう政策の先には、三豊市民のあるべき姿を定めた、三豊市民憲章の制定や、三豊市民の歌のような三豊市民としての理念の足がかりとなるようなことも考えておりますので、できますれば私のご提案させていただきました、日本一の青少年健全育成のまちを目指すということを、条例をとにかく制定して、それぞれでがんばっていらっしゃる子育て支援とか、地域のボランティアの皆さん方の組織をひとつの方向に持っていけるような、そういう取り組みをしていただきたい、するべきだと思っておりますので、ぜひとも「子どもの幸せと健やかな成長をはかるための社会の役割に関する条例」をご検討いただきたいということで、私の一般質問を終わります。

【市長】
三豊市が今後一体化していく上で、やはり市民憲章、市歌、この辺は重要なことだと思います。歌われない歌、読まれない憲章にならないように、本当に市民が共感でき、みんなが共鳴できるような市の方向性が持てればと思っております。ご指摘のところの少し時間の猶予をいただき研究をさせていただくということで、答弁に代えさせていただきます。