(平成18年6月議会)
平成18年6月議会の一般質問では、
『三豊市の子どもの安全安心確保について』質問を行いました。
【詫間】
平成13年6月8日、池田小学校児童殺傷事件から丸5年が過ぎました。この事件あたりから、子どもを対象とした事件に、社会全体の注目が集まってきたように思います。ここ数年の度重なる事件報道に、またかとの思いが強く、都市と地方の区別なく発生していることの日本社会全体の危うさを覚えるのは、私だけではないと思います。
三豊市においては、幸いにして子どもの命に関わるような事件の発生には至っていないようですが、子どもを持つ保護者にとっては、子どもが元気に学校から帰ってくるのを確認してほっとする日々であるということを聞きます。このような状況にあっても、それぞれの地域においては、自主防犯パトロールボランティアの活動が行われており、市としても、6月に入りまして、不審者情報の提供の試みが行われています。この現状の中で、三豊市の総合的な防犯の取り組みの考えについて、以下3点についてお伺いをいたします。
1つ目は、市町合併にあわせ、統合された三豊市少年育成センターに寄せられる不審者情報や、補導、相談の現状とその対応、そしてその取り扱いについて、2つ目は合併前の三豊中央少年育成センター、高瀬少年育成センター、仁尾少年育成センターと三豊市少年育成センターとの組織の違いについてであります。3つ目は以上の、1番2番を踏まえたうえでの三豊市少年育成センターの担うべき役割と、三豊市行政としての子どもの安全安心確保のための目指すべき組織と機能とはどのような姿なのか、そこには、学校や警察、市民ボランティアの皆さんも総合的取り組みの中にどのように位置付けられているのでしょうか。
【市長】
子どもの安全確保の問題は、三豊市におきましても現在市民の最も関心の高い行政ニーズとして求められているということを痛感いたします。私どもが今まで開催し、参加してまいりました各地の地域審議会、また、幼稚園保護者との対話集会でも例外なくすべてにおいて出されたテーマであります。
今後は、市民の皆様とともに、行政・市民力を合わせて、三豊市をあげての防犯体制を強化しなければならないと考えております。
【教育長】
まず、はじめに、「三豊市少年育成センター」に寄せられる不審者情報や補導、相談の現状と対応、そして取り扱いについてでございますが、まず不信者情報ですが、1月から5月末までに34件の情報がセンターに通報されており、その大半が学校関係からの通報となっております。通報後につきましては、その周辺のパトロールを強化しております。また、観音寺市育成センターからの通報38件を加えて、合計72件の情報を、市内関係機関計84箇所へ、FAX通信ネットワークにより配信しております。情報内容につきましては、被害者保護の観点には注意を払っております。
次に、補導につきましては、1月から5月末までに71件の補導を行っております。帰宅促しや、少年との対話は、748件になっているようでございます。毎週火曜日に、市内高校、中学の生徒指導主事と管内警察官、少年育成センター職員とで、常駐会を開きまして、学校内外においての情報の交換を行い、非行の未然防止活動の資料としているようでございます。関係機関との連携につきましては、警察・保護司・民生委員・保健師及び西部子ども相談センター等と連絡協議しております。少年の健全育成及び、子どもたちへの危機対応は、市民全員で見守りたいものだと思っております。
次に、合併前の3少年育成センターと「三豊市少年育成センター」との組織の差違についてでございます。合併前は、各町に少年育成センター分室がありましたが、合併後は分室方式をやめ、補導、相談活動は、三豊市少年育成センターにて行っております。
最後に、三豊市少年育成センターの担うべき役割は、三豊市の少年の健全育成を図るため、関係機関及び団体等と緊密に連絡調整をして、少年の非行防止のために必要な業務を総合的に行うことであると思っております。
【詫間】
先ほどの答弁の中で1番目と2番目のことについてお尋ねをいたします。少年育成センターから寄せられた情報の中にプライバシーに関わるような原稿の内容があったのではないかということを聞きまして、原稿の作り方についても難しい部分があるのではないかと思います。原稿の元を、どのような形でどこで作成されているのでしょうか。
2つ目の統合前と後の違いについてですが、補導員数の減少もあると聞いております、旧町ごとの分室はなくなるという御答弁がありましたが、これだけ広くなりますと行動が俊敏にとり難いのではないでしょうか。直ちに出動できるような、旧7町における分室的なものを考えなければならないと思います。
【教育長】
まず、1点目の市民に情報公開する場合の原稿を、どこで、どのように作っているのかということでございますが、これは、育成センターの所長が作っております。作成にあたり、情報政策課へ送るわけですが、その前に高瀬警察署の方へ送りまして、確認してから送るということにしております。それを政策課から7支所の方へ送るという形をとっております。
2点目でございますが、補導員数につきましては、本年度は従来通りの数と聞いております。将来的にも多少数の調整はあるようですが、総数はよく似た総数でいく予定でございます。
分室の件ですが、今のところ体制はそのままいかせていただき、できるだけセンターの方と補導員の方との連絡を十分とっていただいて、進めさせていただくという形になると思います。
【詫間】
総合的な取り組みについて、私の根底にあるのは、少子化問題が現実に突きつけられているような今の状況にありながら、数少ない子どもたちが命を落として育ち切れないという現状をどうするのかということです。子どもの安全安心の確保された社会は、結果として、少子化対策や子育て支援に向かうような社会的なことであると思っております。究極の子どもの安全安心確保というのは、制度を作って、教育センターで活動することも必要ですが、子ども自らが危険を察知して、自ら身を守る力を養うということだと思います。(NPO法人 香川CAPセンター)これは、生きる力を養うことだと思います。
3月の一般質問でも触れましたが、青少年育成三豊市民会議が立ち上がりつつあります。この活動の中に三豊市少年育成センターの役割として、その組織との連携の中に置いていただき、子どもたちが自分で自分の身を守る、そういう活動を地域の人たちと一緒に、学校も含めて取り組んでいきたいということです。NPO法人の香川キャップセンターをはじめ、民間のボランティアでやっている活動もあります。そういうところとも連携しながら、三豊市の中で取り組んでいただけるようにお願いいたします。
それと、グリーンパトロールカーは市長の当初の施策の中に入っておりまして、青色回転灯を付けたパトロールカーの進捗状況もお答えいただいて、私の質問といたします。
【市長】
ご指摘の私の選挙公約にいたしました、旧町単位に緑のパトロールカーを配置しますということは、現在も重要検討課題にしております。ただ、旧町単位に行政がグリーンパトロールカーを1台置く程度では、とてもじゃないけど対応できない時代になっているように感じます。そういった中で、市民の皆様方から、われわれも子どもの安全パトロールに協力しますよという声が、今随所から上がってきております。市民全体が子どもたちの監視カメラになれば、これに勝るものはないわけです。グリーンパトロールカーも当然視野に入れておりますが、まずは市民の皆様方からの自発的なありがたい動きを優先して膨らませていきたいと考えておりまして、この流れはもう少し、お時間をいただきたいと思っております。