(平成19年3月議会)
平成19年3月議会の一般質問では、
『入札制度について』質問を行いました。
【詫間】
福島、和歌山、宮崎などで発覚した談合事件は、知事の辞職逮捕にまで発展し、その結果宮崎では、東国原知事の誕生を見ました。
さて、昨年末に執行された下高瀬小学校改築工事における機械設備工事の入札結果について問います。
昨年12月6日に入札が行われた校舎本体工事は、一般競争入札でしたが、12月26日におこなわれた設計管理及び電気設備工事・機械設備工事に関しては指名競争入札でした。
一般競争入札であっても、様々な事件が発生している現状にもかかわらず、本体工事意外の三つの入札に、なぜ、指名競争入札を選択したのか理由と指名競争入札業者をどのような基準で選定しているのかをお答えください。
又、三豊市の入札制度の現状と今後の方向性をどのように見定め、進められているかをお答えください。
【市長】
三豊市においては、合併を機に管財課を儲け、発注部門と入札・契約部門を分離し事務の適正化に務め、新市発足後、現在まで356件の入札を執行ました。
この間、公共工事の入札、契約の適正化を図るべく入札参加業者並びに入札結果の公表、また予定価格の事後公表等、透明性の確保に努めるとともに、公正な競争の促進を図るべく一般競争入札の導入等、順次制度の充実に努めて参りました。
ご質問の下高瀬小学校機械設備工事に関する入札につきましても、一連の規則に基づき適正に執行されたと認識しています。
今後、より透明性と競争性を確保した適正な入札・契約事務を執行すべく「三豊市入札制度改革案」を新しく策定しまして、具体的な改善を図っていきます。
【総務部長】
公共事業の入札及び契約の適正化に関する法律等関係法令は、これに適合した入札制度とすべく検討を行なっています。
三豊市では、助役を委員長とした審査委員会を設けて、検討を重ねており、何点かポイントがあります。
- 入札の手続きにおける透明性と公平性を確保するために、入札参加基準の見直し、又、関係情報の公表を推進すること努め、又事務の一貫性を図ります。
- 公正な競争入札を推進するために、入札、また契約方法について改善を行う。三豊市では、5億円以上の工事を対象として一般競争入札について実施しているが、工事規模等を引き下げ、競争性を確保するために地域性の設定等についても検討をおこなって行く。
- ダンピング受注等によります品質低下の防止の面では、工事規模に応じて、最低制限価格を設ける等の導入の検討を進めて行く。
- 不正行為等の排除については、談合等不正行為の排除の徹底と、入札参加者のモラルの向上を図って行く。
- 適正な施工の確保については、受注者支援データベース等を活用して、手持ちの工事量や技術者の状況等把握を図って適正な執行に努める。
- 電子入札等の導入等については、平成20年度に試行的導入を目指し本年度は電子入札制度導入に関する調査研究に努めたい。
尚、下高瀬小学校機械設備工事の入札関係は、9社による指名競争入札を行い、9社の選定については、旧7町での指名の実績があり県内に本店、支店を有する業者の中から選定した。
【詫間】
現在5億円以上の工事に対して、一般競争入札というお答えですが、県でも5千万、国は1千万というような通達が来ているようなので、もう少し踏み込んだ対処の仕方がなかったか。
今回の下高瀬小学校の機械設備工事がいかに不自然であったか。
本体工事は12杜入札があり、予定価格は事後報告で、9億200万余り、落札価格は6億9600万、落札率が77.14%です。
設計監理は指名競争入札で、5社、予定価格が1207万、落札価格が980万、落札率は81.19%電気設備工事も指名競争入札で8社、予定価格が8169万、落札価格が6460万、落札率が79.08%、そして今回私が問題にしている機械設備は、指名競争入札で8社入札です。予定価格が1億439万円、落札価格1億400万円、落札率がなんと、99.63%。わずか39万下です。
落札率は機械設備工事以外は約80%前後になっているにも関わらず、1億を越える機械設備工事がほとんど100%に近い。しかも1回の入札で決定しています。その上、予定価格をクリアしたのは、当然受注業者1社のみでした。
宮崎の談合でさえ95%であのような状況で、香川県でも95%は疑いありとまで言っております。再調査の考えはないのでしょうか。
また、指名競争入札指名業者の選定方法についてですが、三豊市が特定の業者に請け負わさんがために指名競争入札指名業者を選定していたとするならば、これは宮崎の前知事がやったことと同じ事です。機械設備工事だけが99.63%であり、もし、これが80%であったならば、約2割の約2千万が請負業者に渡り、三豊市民がその分損害をこうむっているということにもなるのではないかということです。
【総務部長】
予定価格に対し落札率については、99%余りと随分高く推移しておるような結果になっていますが、この予定価格は、入札した後に事後公表をしています。
また、今回の設計金額こ対する請負率を割り返して見ますと89.6%ということでして、指名競争入札によります経済性は確保されているという認織を持っています。
【助役】
業者の指名において、示威的な判断があってはならないと、徹底しました。事業課からの業者の指名は行わせないということと、しっかりルールをつくり、ルールの中で業者の指名が行なわれるということす。一事業によって業者が入る入らないということは、契約審査会においてさせない形で徹底させましたので、疑惑を抱くようなことはなかったと自負しています。
また、予定価格の公表とか、いろんな事前の公表とか、問題が残らないような三豊市の入札制度について新しい年度からしっかりとした改革案でやっていきたいということで、検討をしています。
理事者として卑しくも不正な入札に対する覚悟については、他市に決して負けないという形のものをしっかりと作り上げていきたいと思いますし、契約審査会もその旨を受けてやっていきたいと思っています。