青空クラブと菜の花プロジェクト

放課後児童クラブを運営する青空クラブが、NPO法人となって新たなスタートを切ってから3ヶ月になろうとしています。
気がつけば夏休みが手の届くところまで近づいていました。
梅雨明けの声は聞こえてきませんが、季節はすっかり初夏の気配であり、節電の夏と言われていながらも、電力会社の予測を超えた電力消費を記録したとのことです。
これから向えるクラブの夏の光景が、目眩とともに陽炎のように浮かんできます。
長い夏休みに、保護者の皆さんがお仕事中の昼間、子どもたちの生活のすべてをお任せいただくことの責任を、改めて感じています。
NPO法人青空クラブは、 『三豊菜の花プロジェクト』 の法人会員として加入しました。
7月からのエコステーション開設とあわせ、入会の特典でいただく 「段ボールコンポスト」 での生ごみ堆肥化や廃食油回収、菜の花教室など、この夏休みをきっかけに子どもたちと一緒に体験活動としての環境教育に取り組んでいく計画です。
楽しい目標と愉快な仲間がいれば、夏の暑さなんてどーってことありません!・・・?
見上げれば、どこまでも透明な 【青空】 です。

「NPO法人 青空クラブ会報誌」 発刊にあたって

本年4月1日から、放課後児童クラブの運営を開始した 「NPO法人 青空クラブ」 の会報誌を発刊したいと考えています。
発刊にあたって、第1号に短く運営にあたっての考えを載せたいと思っています。
【保護者の皆さん、地域の皆さん、指導員の皆さん、こんにちわ。
皆さんのご理解とご協力によって、本年4月1日から 『桑山放課後児童クラブ』 と 『本山放課後児童クラブ』 は、「NPO法人 青空クラブ」 が運営することとなりました。
7年ほど前に、当時の保護者の皆さんの強い願いで設立された両クラブは、市町合併を経て、三豊市の委託事業として再出発することとなりました。
「未来のこの子どもたちのため」 に、そのために今目の前にいる 「この子どもたちのため」 に、今私たちのできることに手間と気配りを惜しまないことを基本方針と考えています。
また、保護者の皆さんや地域の皆さん、指導員の皆さんの一人一人が常日頃考えていることを、一人では踏み出せないけれど同じ気持ちを持った仲間がいれば、できることはいくつもあると思っています。
「未来のこの子どもたちのため」 にを、決して忘れることなく取り組んでいきますので、末永くおつき合いいただけますようお願いして、発刊にあたっての言葉とします。】
印刷ができればご一読下さい。  

NPO法人の会計基礎講座

香川県には267の特定非営利活動法人(NPO法人)があり、ここ数年は毎年20から30の法人が増加しています。
NPO法人は、新しい公共サービスの担い手として活躍が期待されていますが、現実は財政と経営状態を運営経営者自身が把握できていない場合が多くあり、せっかく法人格を取得したとしても、目的に相応しい活動に支障をきたすケースがあるといいます。
平成23年3月26日(土)、香川県総務部県民活動・男女共同参画課による、 『NPOマネージメント口座(会計編) “NPO法人の会計基礎講座”』 を、青空クラブの指導員の先生3名と一緒に受講しました。
以前から、NPO法人になったら日常の帳簿の記帳や決算書などの作成が面倒くさいと聞かされていました。
ボランティア活動で止まって、収益事業がほとんどない団体にとっては、煩わしく負担増になるのかも知れません。
それに対して、新しい公共としてコミュニティビジネスを展開する目的がある団体にとっては、法人格を取得し、自らの財政状態や経営成績を明確にすることは重要なことです。
このことによって社会的信用を得ることの価値は、大きなものがあります。
これを力に 「NPO法人青空クラブ」 は、公共という地域コミュニティに打って出ることとします。
私にとって、今回の講座の受講で何よりも良かったのは、企業経営の基本である複式簿記の概念からの基礎勉強をやり直す事ができたことです。
それはさておき、伴に運営と経営にあたる指導員の皆さんと一緒に 「NPO法人青空クラブ」 を、公器とも言える法人として、恥ずかしくない経営の信頼性を高めていかなくてはらないと思っています。

「NPO法人 青空クラブ」 設立

香川県総務部県民活動・男女共同参画課に申請していたNPO法人設立の手続きのための縦覧が、昨年11月22日から本年1月24日までの2ヶ月間おこなわれていました。
その結果、 「特定非営利活動法人 青空クラブ」 の設立認証が、2月23日に 浜田知事より通知されました。
平成15年7月14日に学童保育をおこなう桑山放課後児童クラブとして豊中町の補助事業として発足し、三豊市合併後引き続き、補助事業として実施していましたが、平成21年度より市の委託事業となっていました。
市などの公的機関からの要望もあり、今後さらに経営基盤の安定と事業の拡大をはかっていくために、NPO法人格を取得するべく申請を行っていました。
本年4月1日より 「特定非営利活動法人 青空クラブ」 として、新たなスタートを切ることとなります。設立趣意書の精神に基づき、これを風化させることなく運営していかなくてはなりません。
私が、保護者の皆さんや指導員の先生、地域の方々に示しておきたい方針が3点あります。
1点は、子どもたちが “当たり前のことを当たり前にできる” ようになって欲しいということです。生活習慣をしっかり身につけて欲しいと思います。
2点は、このクラブは、保護者の皆さんと指導員の先生、地域の方々のみんなの協力によってつくられています。 “私は預ける人、私は預かる人” といった人任せの関係ではなく、子どもたちの成長に適した保育環境をつくるために、誰もが自身のこととして考えて欲しいのです。
3点は、子どもたちが “当たり前のことを当たり前にできる” ようになるために、沢山の色んな年齢の子どもたちと集団で生活することで、社会性を身につけることのできる 『第二の家庭』 とすることです。
桑山放課後クラブが 「NPO法人青空クラブ」 となり新たな進化を遂げるために、学童保育の役割や必要性がこれからの時代の要求で代わっていこうとも、3点の方針を忘れることなく、柔軟に変化しながら事業展開をしていかなくてはならないと考えています。