青少年育成支援ネットワーク研修講座

香川県と青少年育成香川県民会議が主催する『青少年育成支援ネットワーク研修講座』が、8月30日(金)に県三豊合同庁舎で開催されました。

この講座は、【青少年育成支援コーディネーター】の養成講座を兼ねており、今回を1回目として全6回行われ、そのうち5回を受講した者にその認定が下りるとのことです。私は、コーディネーターの認定はさておき、地域の青少年育成は日本社会の根幹をなす重要課題であると認識しており、さまざまな領域、分野の指導者や活動家の皆さんが、情報の共有ができることは、大きな意味があると考えています。それは、青少年を育成する人たちが、各々の殻を破り、ともに共通の課題に取り組むことに尽きます。今回の講座は、青少年健全育成アドバイザーであり三豊市子ども会育成連絡協議会会長である私にとって、初心に帰り一から学び直す機会ととらえています。

第1回の講師である、香川大学大学院教育学科研究科 竹森元彦教授は、以前に市子ども会で講師にお招きした、まんのう町にある『かぐや姫プレイパーク』を開設する竹森先生の御子息であるとのことで、何かの縁を感じています。三豊市内に自然を活用したプレイパーク建設の夢を、改めて思い出すこととなりました。元彦先生のフィンランドでの研修報告にあった、家族再生のための『家族ネルラボ』は、このような発想がなぜ日本にないのかが不思議なほど、子どもたちの成長にとって、自然で当たり前にあるべき施設です。詳細については、私自身がもっと勉強してからお知らせすることとします。

知らないこと、やらねばならなことが、無限にあることを思い知らされました。できる限り、全講座受講できるよう、時間のやりくりをしなければと思っています。

千成瓢箪で一儲け(その後)

ブドウ栽培をやめ放置されている棚を利用して、地元の人が千成瓢箪を栽培していることは、6月19日のこの場でお伝えしていました。あれから2か月が過ぎ、収穫の時期となり、団塊の世代の栽培者は、銀杏木の木陰で作業をしていました。

収穫した千成瓢箪は、水に浸した後、腐りかけた表皮を金(かね)たわしでこすり落とし、網の上で天日干します。表皮の腐敗臭は強烈で、悪臭防止法の適用を受けるかと思うほどです。この作業が最も苦痛のようで、「お金にするのは楽じゃない!」と、当たり前のことを自らに言い聞かせるように、そして、口癖のように口走っていました。

今年で3回目となる栽培ですが、猛暑と渇水の影響と連作も災したのか、計画通りとはいかなかったようです。捕らぬ狸の皮算用張りに、謙虚にも2,000個(6月19日の時点では、確か3,000個と豪語していたと思いますが・・・?)を目標にウン十万円の儲けを目論んでいたようですが、500個程度になりそうです。それでも懲りずに「お金になったら一杯やろうぜ!」と、6月19日と同じ口癖のような温かいお誘いをいただきました。利用できるものは何でも活用し、したたかに【楽しく生きる】精神は、地域活性化の源なのです。

ただ雨が降ったというだけで・・・

本当に久しぶりのまとまった雨のような気がします。力強い雨音を聞いたのが遠い昔のことのようで、懐かしさを覚えます。

日本各地では「経験したことのないような大雨」で災害を被り、犠牲者もあり多くの人が避難生活をしているようで心は痛みますが、私たちのカラカラのまちには、待ちに待った救いの雨です。気温もグンと下がり、これまでの猛暑の日々からは別世界のようです。久しぶりに今夜は、エアコン無用で過ごせそうです。明日から再び残暑がぶり返すことは覚悟の上で、ひと時の涼風を満喫したいと思います。

四国の水がめである早明浦ダムの貯水量は、まだまだ安心できるほど増えそうになく、水不足解消にはほど遠いようですが、ただ雨が降ったというだけで、ただただ嬉しくなった、私のこの気持ちを伝えたかったのです。自宅の前の菜園場の溝に、雨水が流れていました。

踊り場の128㎏の菜種

8月20日(火)、とうみを使って菜種選別作業を行いました。三豊菜の花プロジェクトでは、今年128㎏の菜種を収穫しました。これから、淡路島の洲本市に送って搾油してもらう予定で、菜種油は、収穫量の25~30%である40㎏余(一斗缶2缶と小瓶数本)が精製されて手元に返ってくると思われます。

菜の花栽培による耕作放棄地や有休農地等の再生利活用で、循環型社会を構築しようとする菜の花プロジェクトの取り組みも、ここ数年収穫用の汎用コンバインが確保できず、事業拡大の障害となり、踊り場を迎えていました。また、三豊市に由来する生ごみの堆肥化事業も、施設建設場所の選定で停滞していましたが、そろそろ踊り場を脱して、本格的な動きになる段階に差し掛かっているようです。

この機会をとらえて踊り場を脱し、一挙に作付面積を拡張する可能性を探っていかなくてはならないと考えています。

猛暑の瀬戸芸で見た希望

瀬戸内国際芸術祭2013夏会期は、猛暑にあっても開催地である島々に多くの来場者をひきつけています。

春会期に沙弥島へ訪れてから、8月初旬に伊吹島に行き、15日(木)には直島に上陸しました。報道では、春会期から夏会期のこの日(15日)までに、これまでの来場者数が、前回開催よりも10日早く50万人を突破したとありました。特に直島は14万人近い来場者で一番人気のようです。瀬戸内の島々を舞台にして、その島の魅力とアートを融合するという壮大な仕掛けに、ベネッセの福武会長と北川フラムさんの創造性と洞察力に脱帽です。

高齢化と人口減少の代名詞のような離島に、驚くほど多くの若者たちがスタッフとして、また、来場者として参加していることに、地方の再生に希望を感じています。長引く停滞した経済環境は、若者たちに豊かさの実感をモノからこと(感動)へと定着させたようです。地方の進むべき方向を示してくれています。

三豊市におけるその実践の手始めは、秋会期の舞台となる粟島の片隅で始まります。

『ピュアハワイト』収穫祭

とうもろこし『ピュアホワイト』を7月19日(金)に収穫したことは、すでにこの場でお伝えしています。

収穫祭を、(株)七宝さんの冷蔵庫で保存してくれていた『ピュアホワイト』を使って、8月10日(土)に豊中町公民館桑山分館で行いました。ゲストに栽培地の畑を貸してくれた筒井さんと、栽培のお世話をしてくれた三野さんをお招きして、親子60人ほどの参加で大盛況となりました。

収穫を祝うバーべキューの前に、段ボールを材料にして家をつくる段ボールテント作成をしました。それぞれの家庭で相談してきたデザインの〝お家” を、親子一緒になって、カッターナイフやガムテープ、マジックなどを駆使して?作り上げました。完成した自慢の段ボールテントに潜り込み、静かに座る子どもたちの姿を見て、たくさんの人と関わることと同じくらい、一人で自分と向き合う時間の大切さを、改めて感じることができました。

バーベキューは、100本余りの『ピュアホワイト』と肉や野菜を、ゲストが焼いて?皆おいしそうに食べていました。『ピュアホワイト』は炭火で軽くあぶるとこんがりと焼きあがり、香ばしさが一層食欲をそそります。生でもジューシーでおいしかったのですが、焼くとホッコホコで甘みが濃縮され、また違った風味を味わうことができました。

お礼のためとご案内したゲストのお二人に、結局バーベキューのお世話をしていただくこととなりましたが、お二人とも終始満面の笑みで、次の栽培をいつごろ何にしようか等と、早くも相談が始まっていたのですから占めたものです。子どもたち自身が栽培に係わった作物を、食べることは貴重な経験であると思います。

やっぱり「食い物(くいもん)」は最高です。みんなの心が一つになるのですから。

暑中お見舞いかたがた、建設経済常任委員会報告

息苦しい暑さが続いています。健康な人でもかなりの負荷を感じる毎日ですから、小さなお子さんやお年寄り、病を患い体力が弱っている方には、充分お気お付けいただきたいと思います。遅まきながら、暑中お見舞い申し上げます。

遅れついでに、先月7月29日(月)の三豊市議会臨時会終了後に開催された、建設経済常任委員会の報告を、約2週間遅れでお届けします。協議題は、「三豊市水道料金徴収等業務委託について」でした。

三豊市水道局の料金センター業務等10業務は、昨年10月1日から市内民間業者(市内事業者でつくる水道組合)に委託されています。

1.三豊市水道局料金センター業務

2.各種業務に関する事務【内業】 ⑴開栓・閉栓業務に関する事務 ⑵名義変更時指示数確認事務 ⑶メーター交換業務に関する事務 ⑷集金業務に関する事務

3.水道開栓・閉栓業務、名義変更時指示数確認業務【外業】

4.水道料金等集金業務【外業】

5.検針業務【外業】

6.メーター交換業務【外業】

7.維持修繕待機業務

8.修繕工事【外業】

9.修繕工事請求内訳書(資材・労務費)作成業務委託【内業】

10.三豊市水道施設点検業務(機械・電気・計装等)

この日の委員会に対する提案は、業務委託してきた約10か月間の実績をもとに、本年10月1日~平成28年9月30日の3年間の業務委託先選定のための、公募をしたいとのことでした。「三豊市水道料金徴収業務」の業務委託先を、公平性と透明性を確保し、公募型プロポーザル方式により選定します。公募による発注業務内容は1.~5.を対象として、①受付業務 ②開閉栓・名義変更現地対応業務 ③検針業務 ④滞納整理業務 となっています。

日程は、公募期間 7月下旬~8月上旬で、参加表明書の提出受付締め切り から 参加適否の通知 を8月中旬までに行い、提案書の提出期限 を8月下旬とし、直ちに「三豊市プロポーザル審査委員会」で 審査 を実施します。選定結果 の通知は8月末の予定です。

なお、既に業務委託されているが今回のプロポーザル発注業務から外された6.~10.は、当面現状通りとし、公募型プロポーザル方式の公募内容を検討していくとしています。公募の時期は、今後詰めていくとのことです。

まとまった雨もなくまだまだ猛暑は続きます。皆様には、体調管理に細心の注意を払っていただき、灼熱地獄のようなこの夏を乗り切っていただくことを、心から願っています。

 

夏休みは成長の時、第2弾

「財田川で魚と遊んでみませんか」の夏休み体験イベントに続いて、7月4日(日)には、香川県建設労働組合西讃支部豊中地区が主催の「親子木工教室」が開かれました。三豊市豊中地区の大工さんや左官さん、電気屋さんなどの建設業に係わる職人さんたちが、市内小学生低学年と保護者の皆さんを対象に開催したものです。

夏休みの工作の宿題にしようと20組ほどが、日ごろ使い慣れない大工道具を操り汗だくになって取り組みました。厚さ15㎜で幅18㎝長さ2mの杉板一枚を材料にして、子どもたちが事前に考えてきたデザインの本棚や鳥小屋、ポスト、イスなど、難しい細工は職人さんたちにお願いし(頼り切って?)、思い思いの作品を完成させていました。

くぎ打ちや鋸引きなど、初めての子どもたちもいるようで、いつの間にかお父さんらしき(中におじいちゃんも?)大人が主役と化していましたが、夏休みの工作の宿題は、これも狙いなのかも知れません。「財田川で魚と遊んでみませんか」に引けを取らない、実に素晴らしい企画です。本年が最初の試みであるとのことで、今後とも是非続けてほしいと思います。夏の日の思い出に残るイベントの一つになるに違いありません。

夏休みは成長の時

子どもたちが夏休みに入って2週間になります。猛暑の中、プールに通う元気な声が聞こえてきます。

子どもたちにとって夏の長期休暇は、さまざまな体験や経験、出会いの絶好の機会です。8月最初の土曜日である3日には、財田上小学校の前を流れる財田川で、三豊市青少年健全育成市民会議の財田町民会議が中心になって、「財田川で魚と遊んでみませんか」の催しがありました。市内全域の小学校から20人程の参加者で、網やバケツを手にして川に入り、魚やヤゴ、オタマジャクシなどの水中の生き物を採取したり、自然観察をしていました。子どもたちが無心にただ黙々と川底を覗き込み、生き物を追いかける熱中した姿を見て、「やらせてみる」ことの大切さを感じました。

催しの終わりに、曽根康夫さん(香川県の職員さん)から、子どもたちが採取した水中生物の解説があり、子どもだけでなく保護者の皆さんも目を丸くしてお話に聞き入っていました。

今年の夏初めての試みは、子どもたちの好奇心に、火をつけるきっかけとなったのではないかと感じています。お世話してくださった財田町民会議の山下会長さんはじめ会員の皆さんの、「夏休みに子どもたちによい体験をしてほしい」という思いを、このような形で実現したことと、目の付け所に感服しています。これからも、『夏休みは成長の時』ととらえ、三豊市内の足元に潜む自然資源を生かした体験活動を企画提案していきましょう。

三豊市議会臨時会(H25・7月)

三豊市議会臨時会が7月29日(月)に開催されました。提案された議案は 「一般会計補正予算」 と 「工事請負契約の締結」 の2件でした。

「平成25年三豊市一般会計補正予算(第3号)」  平成25年8月1日から高瀬地区のごみ収集業務を、市直営から民間への事業委託に切り替えるためです。『歳入』は、パッカー車売り払い代金(3台分)1,300千円と、財政調整基金繰入金▲3,789千円です。『歳出』は、直営による人件費▲309千円と、委託による物件費13,889千円、事業系一般廃棄物処理負担金他▲16,069千円です。

歳入・歳出ともに、▲2,489千円の減額補正となり、補正前予算額289億39,126千円に対し、補正後予算額289億36,637千円となります。

「工事請負契約の締結について」  仁尾小学校屋内運動場改築(建築)工事を、一般競争入札によって(株)菅組と2億53,050千円で契約

2議案とも原案可決となりました。