菜の花プロジェクトINみとよ 種まきイベント

“菜の花プロジェクトINみとよ”の種まきイベントが、10月28日(日)に高瀬地域六松地区で、約50名の参加者を集め行われました。
地元農家のご厚意で貸していただいた、1町3反(1.3ヘクタール)の休耕田に、半日かけて種まきをしました。
採種用品種の種は5台の「ごんべい」で筋蒔きし、観賞用は手でばら蒔きしました。
前日までの雨で多少ぬかるんではいましたが、暑くも寒くもなくこれ以上のない秋日和で、最高のコンディションでした。
家がすぐそこだという、ちひろちゃん、たつやくん、そしてひかりちゃんなどは、大人の心配をよそにヨチヨチの頃お世話になったカタカタを思い出したのか、「ごんべい」を押して「ワイワイ、キャッキャッ・・・・・」と上機嫌でご満悦の様子でした。
水が溜まったじゅるいところでは、長靴を泥にとられて大はしゃぎ。
靴下のままで走り回って大喜びでした。
洗濯や世話で大変なご家族には申し訳ありませんが、市民参加の“菜の花プロジェクトINみとよ”の目的のかなりの部分は果たしているなと、嬉しくなってしまいました。
ちょうど1ヶ月前の9月28日から始めた草刈りの時には、「こりゃァどうならい!」が正直なところでした。
まさかこの日が迎えられようとは、「マジ本気?」想像不可能状態でした。
これも、菜の花プロジェクト研究会メンバーはもとより、三豊市地域市民と市県職員など、有志ボランティアの皆さんの協力あってのことだと思います。
来年の5~6月ころ、一面の黄色の絨毯に敷き詰められた風景が現れるまでには、草さんや虫さんとのおつき合いが待っていますが、市民参加によって良好な関係が保てると確信しています。
“三豊市地域新エネルギービジョン”実現に向け、菜の花プロジェクトが牽引力になることを願うとともに、汗をかこうと思っています。

行政組織再編その先

少子高齢化社会が更に進中で、行政組織再編計画と合わせ、三豊市の少子化対策が協議されています。
男女共同参画社会実現に向けて、子育てをしながら仕事を続ける女性が、安心して子どもを産み育てられる、生活環境と制度の充実が進められてきました。
三豊市でも子育て支援事業として、「妊娠・出産支援」に始まり、「健やかな成長支援」・「保育サポートの充実」・「経済的支援」・「かぎっ子支援」など、全25事業が実施されています。
ところが、縦割り予算によってこれらの事業は、3部局5課に分散され、それぞれの担当部課に足を運ばなくてはならず、市民にとって非常に分かりにくく利用しにくい組織となっていました。
今回の行政組織再編に向けての条例改正の主たる目的は、「少子高齢対策」一元化と「子育て支援サービス」のワンストップの実現にあります。
分散されている子育て支援サービスの相談・問い合わせ窓口として、「子育て支援課」を新設し、少子高齢化社会に対応するためです。
子育てと仕事に忙しい市民にも、そこに行けばサービスのすべてがすぐ分かり、利用しやすい市役所にするためだと私は理解しています。
三豊市がまち作りの基本として打ち出そうとする、生産人口増計画に対する戦略イメージの提示がありました。
私たちが想像可能な限りの対策を、直ちに実行することはとっても重要なことだと思っています。

三豊市の行政組織再編

“三豊市役所の位置の変更に伴う関係条例の一部改正”を審議するための臨時議会が、11月5日に予定されています。
提案予定の議案は6件あり、いずれも豊中庁舎から高瀬庁舎への本庁機能移転に伴う、行政組織再編に関する関係条例の一部改正です。
1.三豊市公告式条例の一部を改正する条例
三豊市役所掲示場を高瀬庁舎住所とし、他の6支所に支所掲示場を置くというものです。
2.三豊市行政組織条例の一部を改正する条例
総務部管轄であった支所及び税務課を市民部へ、教育委員会管轄であった保育所を健康福祉部へ所管替えするというものです。
3.三豊市支所設置条例の一部を改正する条例
高瀬庁舎で支所業務も扱うために、高瀬支所を廃止し6支所とするものです。
4.三豊市職員定数条例の一部を改正する条例。
保育所が教育委員会から健康福祉部へ所管替えとなることに伴い、部局間の定数変動があることと、数件の定数変動によるためです。
・市長部局の職員数を、570人から655人へ
内訳は、市立病院を除く市長部局の職員数が、470人から565人へ
市立病院の職員数は、100人を90人へ
・監査委員部局の職員数を、2人から3人へ
・教育委員会部局の職員数を、365人から220人へ
5.三豊市福祉事務所設置条例の一部を改正する条例
豊中庁舎にある福祉事務所を、高瀬庁舎へ移転するに伴い所在地の変更をするものです。
6.三豊市保育所条例の一部を改正する条例
保育所を教育委員会から市長部局(健康福祉部)へ所管替えのために、教育委員会を市長に改めるものです。
行政組織再編に関する一連の流れの中で、保育所の所管替えと「子育て支援課」設置の関係が、議論の的になっています。
幼保一元化の是非や子育て真っ最中の女性の就労、質の高い保育(養護と教育)の確保に向けて、議論を深めて行かなければならないと思っています。
すべては、三豊市の少子化対策と子育て支援施策のあり方の問題なのです。
*9月3日の書き込みに、組織再編の関連がありますのでご覧下さい。

市民自治と新しい公共

片山善博氏が鳥取県知事であった昨年までの3年間、鳥取県で「地域の自立と再生をめざす “鳥取自立塾”」が開催されていました。
分科会講師の一人として福島浩彦氏の名があり、協働による市民参加の地方自治のお話をお聞きしたことがありました。
福島さんは1956年鳥取県生まれで、’83年から千葉県我孫子市議会議員を12年間務め、’95年に38歳で市長となり、2007年1月まで3期12年務めてこられました。
10月13日(土)、高松市で現在中央学院大学客員教授の福島さんの講演がありました。
テーマは「市民自治と新しい公共」で、官と民の新しい関係についてのお話でした。
人口13万人、予算規模300億円ほどの我孫子市で、市長としてどのような考え方で市政に取り組んできたのか。
市長を務めた12年間、最も大切にしたのは「市民自治」という理念だ。
「市民自治」とは、市民自らがまちづくりを考え、市民自らがそれをやってゆくことだ。
この取り組みの努力そのものが、活力ある豊かな住みよいまちに繋がってゆくのだ。
これまでは公共は官がやること。
民は官の下請けであった。
これからは“市民の自立した活動”と“主権者である市民のコントロールの下にある行政”が連携して、「市民自治」を理念とした「新しい公共」を創ってゆかなくてはならない。
「新しい公共」では、行政は市民の自立した活動を支え、公共全体のコーディネートの役割を担う。
公共を官が独占する時代は終わった。
我孫子市では、市のすべての事務事業(1,100以上)を例外なく対象として、民間から見てやりたい事業の民営化提案の募集を行った。
85件の応募があり34件を採用した。
採用の審査は、行政の都合ではなくサービスを受ける市民の納得が必要であり、基準は民間と行政の連携において市民のより大きな利益になるのかということだ。
民間に任せた方が良い事業と、どうしても市がやらなければならない事業をしっかりと見極め、民と官の役割の分担を考え直すことだ。
言い換えれば「大きな公共」と「小さな政府」と言うことだ。
“市民が行政をコントロール”する基本は選挙だ。
ローカルマニフェストは重要だ。理念と将来像が描かれ、このまちをどうするのか、どんな地域にするのかが見え、そのための具体計画と数字が入っているものでなければならない。
もう一つは、市民が日頃から直接参加し、行政に市民感覚を高めさせることだ。
たとえば、聖域といわれてきた予算編成や民間試験委員制度による職員採用への参加など、財源確保として市民債の公募にも市民が積極的に参加することだ。
また、議会への参加もある。議員は市民の代表ではなく市民の代理人である。審議過程への参加や、議員立法への参加も考えられる。
市民のこのような参加は、直接民主制により近い間接民主制として質を高めることができる。
市民参加によって、市民が行政を変えることに繋がってゆく。
議会の意識改革が求められる。
地方自治体政治に「与党」「野党」はいらない。
二元代表制によって、市長も議員も市民による直接選挙で市民の代理人として選ばれているのだから、市民の前で議論することが大切だ。事前協議などいらない。
議会の役割は、市民の意見を集約することと、行政の監視をすることだ。
特に、市民の意見の集約(合意形成)は議員同士の自由討論が不可欠だ。
様々な意見や利害関係を持った市民が、思い思いに行政に要望を突きつけているようでは、「市民自治」など夢のまた夢だ。市民も「市民自治」に相応しい力を付けなければならない。
異なる意見を持つ市民同士が、お互いに納得できる合意を自ら導き出す力が必要だ。
そこでの行政の役割は、市民の対話をコーディネートする力を持たなければならない。
市役所は、まちづくりの目標や夢に向けて、市民を下支えし実現に向けてのコーディネーターとならなくてはならない。
講演の最後に福島さんの、『理念は「市民自治」とはいうものの、心地よく管理して欲しいと思っている市民は多い』との言葉が強烈に頭に残っています。
市民との徹底的な議論の中で、行政も市民もそして議会も成長し合意形成力を養ってゆくのだろうと思うのです。

桑山地区セーフティボランティア総会

昨年発会した「桑山地区セーフティボランティア」の19年度総会が、桑山小学校でありました。
私も会員なのですが、“青少年育成アドバイザー”として、健全育成と防犯について、参加の皆さまの前でお話をさせていただく機会をいただきました。
桑山小学校区の子どもたちの安全のために、活躍してくださっている会員の皆さんに、少しでも有意義なお話になればと思案したのですが、ええ格好しようとしても底は知れている、洗いざらい今の私をそのままお話しするより他無いと腹を決めたのでした。
こんにちわ
桑山セーフティボランティアの皆さんには、桑山小学校の子どもたちの登下校や放課後の安全確保のために、お力添えいただいておりますこと心からお礼申し上げます。
携帯メールに、三豊市少年育成センターからの不審者情報が毎日のように入っており、残念ながらこの桑山校区もいつ何が起こってもおかしくない現状となっており、例外ではありません。
しかし、今日まで桑山校区の子どもたちに、大きな事故や事件の災いがないのは、皆さんのお力によるところが大きいと心から感謝しています。
さて、今朝もそうなんですが、半年前から上田校長先生に誘われて早朝ランニングをやっています。
朝6時に校門を出発し、7から10キロメートルのコースを走っています。
校長先生の言うことには、“みんなで子どもを育てる県民運動”の一環でスローガンになっている、「早ね、早おき、朝ごはん」を子どもたちに実行して欲しいこと。
それと、早朝に“学校安全パトロール”のベストと帽子を身につけて走ることで、不審者に対する犯罪抑止力になるのだと言うことです。
子どもたちに言うだけではなく、大人が実際にやってみせることから始めようと言うことでもあるのです。
おかげで、いろんな御利益があります。
とにかく爽やかで清々しいし、色んな人に会えます。
何よりも自分の体調がよいことです。
とどのつまり、自分が「早ね、早おき、朝ごはん」になっていてのでした。
実は私、かなりの酒好きで、過去失敗もしており二度と無いようにと自らを戒めております。
早朝ランニングするなら、早起きしなくてはなりません。
そのためには、早寝をしなくては保ちません。
そうすると、深酒はなく、怪しげな夜のおつき合いもそこそこにせざるを得なくなり、失敗のしようがなくなったのです。
規則正しい生活をしていれば、悪いことのしようがないのです。
更に、もっとすごい御利益があったのにはびっくりしました。
昨年の人間ドックで“やや肥満”であったのが今年は“標準”になり、血圧も90~140が69~112の“正常”に戻り、朝ご飯はしっかりと以前の3倍くらいは食べるようになったのです。
上田校長先生のお誘いにのって本当に良かったと思っています。
二人っきりで面と向かってお礼を言うのは気恥ずかしいので、この場をお借りしてお礼を言いたいと思います。
早朝ランニングが高じて、この11月に小豆島の「タートルマラソン 20㎞」に参加することになってしまいました。
完走できたかどうかの土産話が、またの機会にできればと思っています。
とにかく、「早ね、早おき、朝ごはん」は最高です。
<桑山小学校のPTAのアンケート>結果について
大人同士のふれあいや信頼関係が薄いのではないかと思います。
人に対して無関心で、深いおつき合いを好まないが、人とのかかわりは必要だと感じているのです。
それは子どものことを言う前に、大人同士が人に関心を持ちかかわり合うことなのです。
この意識が具体的な行動に移せることが、地域の子どもを守ることに繋がっているのだと思います。
その方法とは、大人同士の挨拶や、保護者や地域の人の生活行動改善など、ちょっとしたことで一歩踏み出すことであり「一人一人の意志と、一人一人が動くことで地域が変わる」ということです。
「大人がかわれば子どももかわる」なのです。
今日お集まりの皆さんは、すでにそのことにお気づきの方ばかりだと私は思っています。
私はたまたま“早朝ランニングで防犯”ですが、それぞれの日常生活や得意な部分で、「地域へのかかわり」と「子どもたちとのふれあい」を行動し続けていただくことを期待しています。
すでに協力をいただいている桑山セーフティボランティアの会員の皆さん、今日新たに委嘱を受けた皆さんのご活躍をお祈りし私のお話を終わります。
ありがとうございました。

「クリーンセンター」議員アンケートについて

10月14日付けの四国新聞をごらんになりましたでしょうか。
4面に「シリーズ 追跡」でクリーンセンターに関する特集が掲載されています。
“三観ごみ行政の行方 議論なき対立いつまで”と大きな見出しで扱われています。
32面では「三観ごみ処理問題 議員アンケート」として、“乱れる歩調に違和感 両市とも「単独派」少数”で扱われています。
この問題が三豊地域住民の生活に与える影響の大きさと、議会の役割として、三豊市の一議員として、今回の四国新聞からのアンケートに、どのように応えたのかを市民の皆さんにお伝えするべきだと思いました。
以下、アンケート内容です。
氏名      詫間政司
所属会派名  三豊市議会七宝会
年齢      50歳
Q1.今回の事態を招いた最大の原因はどこにあると考えますか
三豊市は三豊広域時代の決めごと(信頼関係による約束)を反古にするならば、観音寺市に対しこれまでの努力に敬意を払い、本市の意志を丁寧に伝えるべきであった。
正しいと信じることであればあるほど、相手の置かれた状況や考えを受け止めることが、重要であったにもかかわらずそれを怠った。(私は、三豊市のバイオガス化施設に特化したような意見や議論には反対です。)
三豊市も未熟であった。
Q2.今後、三豊市が最も重要視すべきことは何と考えますか(ひとつ○をつけてください)
    ① バイオガス化方式の実現
    ② 観音寺市との共同処理
    ③ その他
(私は、②に○をつけました。)
Q3.Q2の回答を選んだのはなぜですか
ごみ問題は、“資源”や“環境”など重要問題であり地球規模の視点が必要。
一市の問題ではなく、広域的(将来は観音寺市のみならずもっと広い)発想からの考え方の組み立てがあれば、自ずと答えは見えてくると思うから。
Q4.観音寺市に対して望むことは
ごみ問題の本質から一緒に議論してゆきませんか。
まだ遅くありません。
お互いが共同で取り組んでいることに対して、片一方が正式な手続きもなく一方的に離脱するのは、問題の本質が何なのかに関わらず理解できません。
もし、今回の問題が三豊市の不義理が理由であったとしても、一般社会通念からも行政としてもとるべき判断ではないと思うのですが。
Q5.これらのほか今回のごみ処理問題についての意見、思いがあればお書き下さい
今回の問題をきっかけに、三観両市民のごみ問題に対する意識向上に繋げてゆかなくてはならない。
処理施設の問題だけではなく、市民共同による“ごみ減量化運動”に発展しなくてはならない。(極端ですが、減量化が進めば現状計画規模のごみ処理施設がいらないこととなります)
最後に、横山忠始三豊市長に言いたい。
「大きなところ」を見せて欲しい。(過ちは正すべし)
三豊市は未熟なのだから。
以上の回答内容です。
この問題における本質は、三豊市の庁舎問題と同じです。
何を焦っているのか知りませんが、市民や相手の気持ちを汲もうとしない、一方的な独りよがりの行動がすべての過ちの始まりです。(本当は思いが強すぎて、伝え方が適当でないのかも知れません)
とにかく「忠より始めよ」です。

9月議会一般質問・その2

2つ目は、今よく言われている格差についての質問です。
「正職員と臨時職員の格差について」
質問
格差是正は重要な社会問題です。
先の参議院選挙の結果は、経済格差拡大に対する国民の不満の表れだといわれています。
三豊市の正職員と臨時職員の間には大きな雇用条件格差があります。
特に、幼稚園・保育所や給食センターの現場の格差は異常です。
長期にわたりやる気があり努力をしても、昇給も正職員になる可能性もなく、現状全く報われない制度となっています。
1.現場における正職員と臨時職員の間にある雇用条件格差是正を、どのように取り組むのか。
2.行財政改革では、“5年間退職者不補充”が原則となっているが、行政サービスの質の向上のためには、活力ある組織が欠かせないと考えるが、方針修正の考えはないか。
答弁
正職員と臨時職員との格差、いわゆる正社員と派遣社員との格差の問題は、本市のみならず全国的にも報道されている。
公務職場における臨時職員問題は、非常に深刻かつ解決の難しい課題だ。
この上で、臨時職員が受け持つ職場の役割の大きさは、しっかりと目を向けてゆかなくてはならない。
この格差の問題点をしっかり受け止め、本市の雇用対策(労働政策)を大きな課題として取り組んでゆく。
“5年間退職者不補充”は、専門職・技術職などは事故と連動するケースがあるため、応用を利かしたいと思っている。
また、行政組織活性化とサービスの質向上からも、状況を見極めながら判断してゆく。
執行側にとっても、非常に重要で大変な課題であるとの認識ははっきりしました。
いつどのような形で格差の是正が、労働政策として打ち出されるのかは智恵の見せ所です。
三豊市の格差問題は土俵に上がったところです。
継続して取り組んでゆきたいと思います。

9月議会一般質問・その1

私の9月議会の一般質問を簡単にまとめてみました。
「新エネルギービジョンについて」と「正職員と臨時職員の格差について」の2つの質問です。
今日は、「新エネルギービジョンについて」を報告します。
質問
三豊市では、地球温暖化の原因といわれている化石燃料に依存しない、クリーンな代替エネルギーの導入に向け“三豊市地域新エネルギービジョン”が本年2月に策定されています。
その基本理念は、“豊かな太陽エネルギーと緑あふれる田園都市の特性を活かし、資源循環型モデル都市「三豊」の形成を目指します”と、なっています。
ところが、報告書が作成されて半年を過ぎていますが、現時点ではその実現に向けての具体的な行動の推進がみられません。
今後の取り組みについて質問します。
1.市民や事業所などへの広報や説明をどのようにするのか。
2.行動計画推進はいつからどのように取り組むのか。
答弁
本市では、「三豊市環境基本条例」を制定し、総合的環境施策を市民や事業者と一体となって推進することを理念とした、「まちづくり」を進めようとしています。
この一環として「三豊市地域新エネルギービジョン」は、新エネルギーの導入や活用計画を具体的に実行していくための指針として策定しました。
今後の取り組みは、新エネルギー導入や活用への行政の率先的活動も重要ですが、市民が新エネルギーに対し目を向けるための誘導が大きな課題だと考えています。
現状、取り組みが少し後手に回っていることは反省しなくてはなりませんが、「環境問題は市民の全員参加」を前提として、啓発活動に入っていきたいと思います。
目指すテーマは“脱温暖化”です。
今後、色々な会合や(市長の)施政方針など、あらゆる機会を捉え内容についての理解をいただくための説明をしてゆきます。
以上、一般質問・その1の報告を終わります。
「菜の花プロジェクトINみとよ」が着々と進行しています。
9月28・29日の種まき予定地の草刈りや、10月7日の草焼き(ちょっと問題あり、警察のお世に・・・)と進めています。
9日の今夜、第6回の会合があり10月28日の種まきイベントの企画会議が行われます。
ひとつ一つ夢を形にしてゆく取り組みに市民が参加しています。

桑山学童保育クラブ運営委員会

10月5日(金)の夜に、桑山学童保育クラブ運営委員会がありました。
私は、保護者の皆さんや指導者の先生方にお任せ状態の形ばかりの会長です。
恐縮でしたが始めの挨拶をさせていただきました。
保護者の皆さんには日頃から桑山学童保育クラブ運営に、ご理解とご協力をいただきありがとうございます。
おかげを持ちまして、子どもたちは今年の異常な酷暑の夏休みも大きな問題もなく無事過ごすことができ、9月からの新学期も元気に学校へ、この学童クラブへと通っております。
これもご家庭での健康・生活管理のおかげだと喜んでいます。
また、指導者の先生方に対しても、子どもとの真正面からの指導に改めて感謝したいと思います。
夏休みには色々な企画で、子どもたちも日頃味わえない経験を多くし、それぞれに成長していると感じております。
また、今年の5月から月に一度の割合で、地域の長寿会有志の方にグラウンドゴルフの指導をいただいて新しいことにも取り組んでいます。
私も子どもたちと一緒になってワイワイやっていて、子どもたちも成績を競い合って楽しくやっています。
ただ、そこで気になることがあります。
なかなか集団行動がとれず、行動にメリハリがないことです。
最近よく言われる問題ですが、生活が大人と同じの夜型になっていて、規則正しい生活になっていないのではないのでしょうか。
必ずしもこれが原因だとは言えませんが、その一つであるのは想像できます。
成長期の子どもに相応しい生活の指導を、更に進めてゆきたいと思っています。
桑山小学校の上田校長先生も以前からよくおっしゃっていることですが、「早ね、早おき、朝ごはん」を合い言葉に規則正しい生活に取り組んでいただきたいと思います。
けじめのある生活態度を養うために、学童保育クラブにおいてもしっかりと指導して参りますので、家庭でのご協力をお願いしたいと思います。
これからも、皆さんのお子さんが健やかに成長する場となるように、指導者の先生共々頑張って参りますので、保護者の皆さんの変わらぬご支援をお願いいたします。

香川用水調整池造成地跡地利用

地球温暖化による異常気象とも言えるこの夏の酷暑は、10月に入りやっと秋の気配を感じるようになってきました。
ひと夏に1度ならずも2度までもの渇水危機は、香川県の水事情が早明浦ダム頼みではもはや限界であることを示しています。
今、独立行政法人水資源機構の事業として、平成11年度から20年度の工期で、三豊市山本町と財田町にまたがる地域に「香川用水調整池」が建設されています。
この調整池は、農業用水ではなく水道専用調整池(貯水量305万立方メートル・既存農業用水大池分5万立方メートル含む)として、香川県の4浄水場へ配水し県下の渇水に備えることを目的とし、来年度の完成を目前にしています。
まちづくり調査特別委員会では、貯水量確保のための掘削工事から発生する土によってできる、7.5ヘクタールの造成地利用が検討されています。
造成地の整備は、水資源機構で行い後の維持管理は三豊市で行う方向となっています。
後々の費用負担を考えると、“ハコモノ”はできるだけ造らずに上水設備やトイレ、休憩所、防災倉庫などにとどめ、活用方法に幅を持たせる多目的広場が良いのではないか、との意見が多くなっています。
私も大筋この方向で良いと思っていますが、更に踏み込んで“誰もが、いつでも”健康増進と機能回復運動に利用できる、香川県西部地域のスポーツパークにできないかと考えています。
“誰でも、いつでも、いつまでも”を掲げる総合型地域スポーツクラブの活動の拠点として、老若男女はもちろん健常者と障害者の隔てなく、自らの責任と各々の都合に合わせ利用できれば良いと思っています。
森と豊かな水を湛える恵まれた自然の中で、思いっきり胸一杯に空気を吸って汗を流す光景を想像してください。
子どもたちは緑の絨毯の上でサッカーや野球で走り回り、高齢者は体力に合わせ思い思いに体を動かし、障害者は大空の下で障害者スポーツ(アダプテッドスポーツ)や車いすマラソンを楽しむのです。
このスポーツパークから世代や立場や境遇を越え、新たな交流が始まり相互理解が生まれるのだと思うのです。
そのためには、高齢者や障害者にも配慮したユニバーサルデザインの思想を組み込んだ整備が基本となります。
足腰の弱い方でも移動しやすい導入路や、車いす走行ができる少し高低差(アップダウン)のある周遊路などが考えられます。
まちづくり調査特別委員会へ提案すべく、具体的な検討を独自に行っているところです。