若い二人の晴れの門出

私にとって、とっても大切な女性がめでたく結婚します。
桑山放課後児童倶楽部の指導員さんで、正面から子どもたちのためにいつも関わっている、信頼する人です。
幸せを祈って、お祝いの言葉を贈ります。
豊穣を祝い祈願する各地の秋祭りが盛大におこなわれ、まさに菊花薫る四季を通じても最も過ごしやすい時候となりました。
このようにすばらしい秋のよき日に、ご結婚されるお二人には誠におめでとうございます。
また、この輝かしいご披露の宴席にご招待いただき、本当にありがとうございます。
お二人はもちろんのこと、ご両家ご一門の皆様のお喜びは格別のものであろうと思います。
彼女の勤める「桑山放課後児童クラブ」は、共働きや一人親家庭で放課後、保護者と共に生活する場所の無い子どもたちを預かり育むところです。
本日一緒にご招待いただいた先生方と共に、毎日50人ほどの子どもたちの母親代わりとなって「高木先生、高木先生」と慕われ、子どもたちの成長を見守っています。
最も指導員歴が長く、とっても信頼の置ける先生として、クラブの中心としてご活躍いただいております。
これからは「久保先生」と呼ばれるんですね。
このお祝いの挨拶の機会をいただくにあたり、先般お二人にある居酒屋さんで、色々と馴れ初めやこれからをお聞きしました。
「家計は誰が管理するのですか?」の私の質問に、彼曰く「彼女におまかせです」
「子どもは何人欲しい?」の質問に、間髪いれずに彼女から「二人!」
彼との相談も無く条件反射のような答えぶりでした。
このやり取りで、私はある確信を持ちました。
この二人は必ず幸せな家庭を築くと!
なぜなら、家計の「おまかせ」と子どもの「二人」は、私の家庭そのものだからです・・・・・・?
欲を言えば、子どもは二人といわず、三人でも五人でも生み育てていただき、桑山放課後児童クラブのようなにぎやかで暖かい家庭を築いていただき、私の家庭を超えて欲しいと期待しています。
お二人の新しい人生の門出に当たり、幸多からんことをお祈りし、ご両家ご一門の皆様の末永き“いやさか”を願い、お喜びの言葉といたします。
本日は本当におめでとうございます。
心を込めて贈りたいと思います。

市民ネットワークの種まき

25日の日曜日に、「三豊菜の花プロジェクト」の菜種の種まきを、予定通りおこなうことができました。
都合がつき駆けつけてくれたプロジェクトのメンバーの皆さん、ご苦労様でした。
種まき作業が終わったその日の夜から、本当に久しぶりの雨が予報通り本当に降ってきて、絶好の潤いとなりほっとしたところです。
「三豊菜の花プロジェクト」の運営経費は、参加者の手弁当と民間企業や団体が募集する補助金に応募し、採用になったものを活動資金にしていて、行政(市)の資金は一切入っていません。
この活動のポイントは 「市民力」 です。
市が補助金を出してくれるからするというのではなく、自分たちがやりたいことを 「地域の力」 すなわち “「市民力」による市民ネットワーク」” で実行しようということです。
この試みは、先日の鳩山首相の所信表明演説でも語られていたように、 “信頼の市民ネットワークによる新たな「地域の絆」をつくる” ことの一例だとも考えられます。
まだまだ芽が出る前の“「市民力」による市民ネットワーク”でまかれた菜種が、この雨で元気に芽を出しすくすくと成長するごとく、市民ネットワークが芽吹く兆しを目を凝らし、確認したいと思っています。

「菜の花プロジェクト」 地ごしらえ

テレビで報じる天気の週間予報では、明日から明後日にかけ久しぶりの雨が期待できそうだとのことです。
今日(11月24日)は土曜日であり、しかも朝から農作業には絶好の秋日和でした。
以前から予定していた 「菜の花プロジェクト」 の種まき作業を明日に控え、トラックターと畝たて機を使っての、地ごしらえの一日となりました。
この土地は、父が健在であった昨年まで、母と二人が三豊地域の特産のブロッコリーを栽培していたところで、昨年の真夏には牛堆肥をしっかり施していて、十分な地力があると思います。
ただ、その分半年以上もの間何も作付けしておらず、雑草が我が物顔で蔓延っていただけに、菜種と雑草との発芽競争になりそうです。
これまで本格的な農作業を経験したことの無い私にとって、「菜の花プロジェクト」 との出会いは、思いがけない突然の父の他界をきっかけとして、真剣に農業のことを考えるとともに、自身の体を使っての新たな体験の機会となっています。
このプロジェクトに賛同していただいた隣接農地の地主の皆さんも、休耕田としてこれまで農地管理のためだけの草刈をずっとしてきました。
来る年も来る年も、「あるからほったらかしにしておくわけにいかない」という目標の無い後ろ向きな思いだったのではないでしょうか。
どうせ何を作っても採算が合わないのならば、いっそのこと儲けの価値は考えないことにして、目標を『夢と楽しみ』の価値にしようということです。
遊休農地を循環の環の核にして、最少経費で最少労力の農地保全活動をすることによって、『夢と楽しみ』を育んでゆこうとしています。
明日いよいよ種まきです。
予報どおりならば、久しぶりの雨が期待できます。
最少経費と最少労力で、遊休農地には耕作地と異なる価値の役割を担わせ、互いに支えあうような関係ができればと考えています。

瀬戸内学院の新たな旅立ち

10月20日(火)に学校法人瀬戸内学院は、後継経営者である学校法人四国学院と基本協定の調印をおこないました。
四国学院は瀬戸内学院に対して、9億円程の貸付と理事の派遣の継続をするもので、これで本格的に再生への道を進むこととなったのです。
本年2月17日(火)に開催された三豊市議会臨時議会で、35,000千円の資金援助を議決してから8ヶ月の間、すべてを託した経営再建チームによって、3月19日に東京地裁に民事再生法の適用の申請がされ、9月には再生計画の認可決定となり、着実にこの日を手繰る寄せてきました。
教育機関であるとは言うものの、一民間事業者である学校法人瀬戸内学院に対して、市民のお金である公金を自治体が投入することに対して、市民の皆さんから多様なご意見を頂いていました。
三豊市議会議員として、その時点での私の考えは2月19日のこの場と、それをまとめた印刷物である“たくま まさし通信”でお知らせしており、幾分かはご理解をいただけたものだと思っています。
よければ再度、3月21日付けの書き込みと併せて目を通して下されば、より一層事実把握をしていただけるものと思っています。
少子化で生徒・学生の獲得に向けての学校間競争が激しくなっているようですが、四国学院と共に瀬戸内学院が、魅力ある教育機関へと躍進し、若者たちに指示されることによって三豊市のまちづくりに大いに貢献することを期待しています。
何はさておき、「よかった」の一言です。

地域資源としての地元企業・16

今回の企業訪問は、三豊市三野町にある屋根工事業の (有)藤安瓦 の藤田隆志さんを訪問しました。
事務所は、先月訪問した 石川土地家屋調査士事務所 から程近い同じ大見地区にあり、三豊の典型的なふるさとを感じる静かな集落の中にあります。
先ず出迎えてくれたのが、日本瓦を材料に作られた “瓦雑貨” の数々でした。
きれいに飾られていて、訪れる人の心を和ませてくれます。
好者にとっての隠れ屋のような雰囲気を感じさせます。
藤安瓦は、隆志さんのお父さんである康夫さんが、1987年に屋根瓦の施工会社から独立し創業しました。
そして、2000年に会社組織となり、(有)藤安瓦 となっています。
ちなみに、社名の由来は、藤田の藤と社長であるお父さんの安?・・・エ?!・・・康でしょう?
多分、康(やす)とかけて、安心・安全・安い?で安の字を使って、社名としたのだということです。
隆志さんは、高校卒業後に大学に進学しましたが、一年半後に阪神大地震で被災し、これをきっかけに帰郷しました。
一時は、学生時代のサッカー経験を活かし、サッカーの学校へ行こうかとも迷ったようですが、お父さんの背中を見ながらの瓦職人の修行の道を選ぶこととなりました。
19歳のときでした。
それから14年の歳月が過ぎ現在33歳となり、職人としては働き盛りとなりました。
ところが、大地震以来の屋根材料の変化による日本瓦ばならと、経済低迷の長期化で屋根工事の仕事が激減し、2、3年前には2ヶ月の間ほとんど仕事が無かった時期もあったようです。
そんな中でも、「瓦」を愛する心は萎えるどころか、その新たな魅力と斬新な活用方法を模索するエネルギーへと転化してゆきました。
それが、一番に出迎えてくれた “瓦雑貨” です。
こよなく愛する「瓦」に新たな命を吹き込み、 “瓦雑貨”を活かしたガーデニング事業の展開も視野にあるようです。
これから何かを始めそうな気概が伝わってくる、人としてのエネルギーを感じる隆志さんです。
日常の生活の中に溶け込んで、当たり前のようにあって、住み訪れる人々の心を潤す、小さくても暖かい “庭” 創りへの挑戦に期待したいと思います。
同席してくださった隆志さんのお母さんの、手作り小物の仲間と毎月数日だけ開くお店の話など、たびたび訪れたい家族経営の良さが伺えた訪問でした。
信じ、愛するもののために更なる飛躍を応援したいと思います。
伺う時間を勘違いしていたようで、遅れてすみませんでした。
ありがとうございました。

「三豊菜の花プロジェクト」本格始動

「三豊菜の花プロジェクト」は、3年目の種まきを向かえ、いよいよ本格的に動き始めています。
何度かこの場でプロジェクトを題材にしてきましたが、改めて原点を見つめるjことにして、この事業の目的を再考したいと思います。
平成19年の1年目の取り組みのまとめとして、『香川ボランティア・NPOネットワーク』が出した、“菜の花プロジェクト「三豊モデル」確立事業 調査報告書”の文章をお借りします。
【本事業の目的(3段階のライフサイクル)】
「菜の花プロジェクト」は、休耕地で菜種を生産し菜種油を搾油して、地域の学校や家庭で食用油を使い、また油粕は地域の肥料として使う。
その廃食油を原料として農業機械や公共交通を動かすという地域内での循環を想定している。
一方で基本的にカーボンニュートラルのバイオ燃料は、燃焼によるエネルギーを発生するときにCO2を発生するが、畑で油脂植物として生育するときに再び大気の中のCO2を取り込んで固定するという循環と共存している。
本事業では、「菜の花プロジェクト」の循環するライフサイクルを ①原料(廃食油)回収から燃料精製まで、 ②精製された燃料の使途、 ③遊休地利用による菜の花栽培による植物油の供給の三つのシナリオに分けてそれぞれの実現可能性を、現状分析、課題の整理、対策の考察にいたるまで具体的に探る。
なのです。
さて、今年の栽培地状況は、三豊市に止まらず観音寺市にまで飛び出して波及しています。
・三豊市  詫間町   20a
・      山本町    7a
・      財田町   11a
・      高瀬町   25a
・      三野町   34a
・      豊中町   32a
・観音寺市        23a
となっており、昨年の60a程に対し152aと大幅に拡大しています。
それぞれの栽培地で予定を立てて種まきが進められています。
豊中町の32aの内20aは私が責任者で、10月25日(日)の午後2時から種まきをする予定です。
他の12aは、農地・水・環境保全活動組織の『勝田池笠田地域保全活動組織』が取り組むこととなっていて、10月24日(土)?の予定とのことです。
皆さん、お時間がございましたら是非種まきにご参加ください。
目印は、 「三豊菜の花プロジェクト」 の黄色い旗です。
今年の秋から新たな挑戦が始まります。
「三豊菜の花プロジェクト」 は、本格始動です。

市民力の 「とよなか秋のまつり」

「とよなか秋のまつり」 が、10月11日(日)の夜、三豊市豊中地域の太鼓台(チョウサ)14台を集め、勇壮・豪華絢爛に開催されました。
市町合併をはさみ、早5回目を迎えました。
昨年までは、市の豊中庁舎周辺駐車場を会場としていましたが、今回はゆめタウン三豊さんのご好意で、初めての試みとして、当店開店1周年を前にしたこの時期に店舗駐車場を舞台として、大変な賑わいとなりました。
この “まつり” は、三豊市合併の1年前に、太鼓台が好きで「チョウサ命」の豊中地域の若者たちが、旧豊中町を動かし自らの手作りで始めた、地域活性化のためのイベントです。
合併後の三豊市では行財政改革の方針で、旧町時代から引き継いだイベントやまつりの補助金は、毎年5~10%づつ削減されてきました。
“「とよなか秋のまつり」実行委員会” が、今年市から受ける補助金額は50万円にも満たず、後は地域の企業や事業所の協賛金で賄っていて、実に心細い運営費内容となっています。
豊中地域のこの種のイベントは、10年ほど前に 「響けとよなか太鼓台まつり」 がありました。
旧豊中町が、その当時どれだけの予算を投入していたのかは知りませんが、行政丸抱えの組織体制で運営されていたようです。
結局、依存体質のこのイベントは、運営者に対する一部の不心得者の起した不祥事で、中止になった忌まわしい事実がありました。
「とよなか秋のまつり」が、当時のイベントと決定的に異なるのは、市民が自らの地域のために、自らのできることを手段として、自らの意思によって自主運営しているということです。
この思いは、太鼓台関係者に伝わっており、そのことによって地域の理解と協力がさらに得られ、熱気溢れる中にも整然とした美しさが感じられる “まつり” となっているのです。
両手にも満たない実行委員会のメンバーたちは、十川剛実行委員長と松浦睦夫副実行委員長を中心に、実に誠実に町内の太鼓台関係者と連携し進めてきました。
今回の 「とよなか秋のまつり」 は、自主自立のまちづくりを目指す三豊市にとって、目の前で確認することのできる “市民との協働のまちづくり” のモデルになるといって差し支えないと思います。
好きで、愛し、信じるもののために、ひたすら前進する彼等の創る “まつり” のエネルギーは、必ず、三豊市の市民の自信と誇りになって、全市に伝わってゆくものと信じています。

定住自立圏構想

平成20年5月15日に、総務大臣主催の私的諮問機関である定住自立圏構想研究会から出された 「定住自立圏構想」 は、同年6月27日に閣議決定がされ、その半年後の12月26日に総務事務次官通達として地方に発せられました。
「定住自立圏構想」 は、少子・高齢化、人口減少と、厳しい経済環境にあって、すべての地方自治体が全国一律に同じものを整備する時代ではないことを前提に、全体として魅力あふれる地域を形成していくことを、制度化しようとするものです。
そのために、自治体の枠を超えた地域全体としての生活機能を確立し、安心で快適な生活環境を確立することを目的としています。
キーワードは “地域全体” です。
“地域全体” ということにおいて、広域行政をつくる三豊市と観音寺市の関係では、この 「定住自立圏構想」 の概要から見ると、観音寺市が “中心市” の要件にあたるようです。
今、観音寺市では10月14日(水)に臨時議会を開き、「中心市宣言」を決議したいと動いているようです。
そのことによって、“地域全体” として観音寺市は“中心市”となり、三豊市は“周辺市町村”の位置づけとなるのですが、この関係が機能的に動くのは、互いの協議によって 『定住自立圏形成協定』 を結ぶことが欠かせません。
互いの理解無く 「定住自立圏構想」 を進めようとしても、 “地域全体” としての本来の目的の実現には程遠いと思われます。
国が執る政策は、往々にして個々の地方に事情に関係なく、標準的で一律なものが通常です。
定住自立圏等民間投資促進交付金によって、定住自立圏(地域全体)で 《「あと一歩」で実現が期待される民間の取り組みを支援し、暮らしに必要な都市機能等を確保するために助成をおこなう。》 ことが主施策となっています。
ところが、地域主権を掲げる民主党政権に替わった今、国主導の地方政治に対するかかわり方は、方向転換必至だといえ、現に、先日の新聞報道でもこの事業に対する予算削減の記事が掲載されていました。
国の財政再建の思惑は別にして、地方分権・地域主権のために、平成の大合併は推進されてきたはずです。
自主自立のために、合併自治体は財政健全化とより良いまちづくりのために、努力を続けています。
政権交替で、大きなうねりに翻弄されようとしている地方を、国は標準的で一律な施策をしばらく凍結していただき、もうしばらくそっとしておいて欲しいと願わずにはおれません。

ごみ処理と市民の選択

第8回三豊市ごみ処理技術検討委員会が、10月5日(月)に三豊市役所豊中庁舎で開催されました。
「三豊市に最適な処理システムの評価選定」が、議事項目に上がっており傍聴に行ってきました。
私たち傍聴者にも、A4サイズにして100ページに近い資料が配布され、1~6のモデルマテリアルフローに対し、5名の委員の先生方の検討が進められていました。
・モデル1(現状)     :可燃ごみ焼却  RPF等は原料(現在は容器包装のみ収集)
・モデル2          :可燃ごみ焼却  RPF等は原料(すべての良質紙・プラ製品を収集)
・モデル3(堆肥化)    :モデル2の可燃ごみから厨芥を堆肥化し、選別残渣を焼却処理
・モデル4(バイオガス化):モデル2の可燃ごみから厨芥をバイオガス化し、選別残渣は堆肥化
・モデル5(バイオガス化):モデル2の可燃ごみから厨芥と紙おむつをバイオガス化し、選別残渣は焼却処理し、発酵残渣は堆肥化
・モデル6(バイオガス化):モデル5において、選別残渣及び発酵残渣を焼却処理
など、専門的な領域ですが、とても興味深い展開となっています。
自治体が家庭ごみを責任を持って処理することは勿論のことですが、市の設置した施設があるからと言って、市民が大量にごみを出すような時代ではありません。
また、ごみの分別方法を市が定め、これを市民に指導・徹底させるようなこれまでの手法だけでは、本当の地球温暖化防止(二酸化炭素削減)には向かわないのではないでしょうか。
そこには、市民のごみ処理方法に対する選択によって、市民自らがごみを減量化することを促進し、自らの利益となる期待につながる政策発想が必要なのだろうと私は思っています。
どんなに分別収集しても、最終処分埋め立てと共に焼却という処理方法は必要だということは、誰もが認識していることです。
今回新たなごみ処理の手法として、“バイオガス化”や“堆肥化”といったごみ処理施設が検討されていますが、ごみ処理問題の解決の原則は、先ずごみを出さないことであり、極限まで減量化することなのです。
生ごみ処理のための“バイオガス化”や“堆肥化”施設はあってよいでしょう。
しかし、ごみを出す側の市民の主体性として、ごみの出し方を選択でき、ごみを減量化しできるだけ出さない、そして、そのことによって利益がもたらされるような、こんな仕組みの検討も併せて行われなくてはならないと感じています。
このようなごみ処理循環システムフローは、今回検討されているマテリアルフローと同様に、どんなに考えても必要不可欠なのだと思うのです。

9月議会の一般質問報告・2

月が替わりましたが、9月定例会の一般質問報告を前回に引き続きお知らせします。
今回は、2件目の 「空家廃屋対策について」 です。
【質問】
昨年の12月議会で、今回と同様の質問をしました。
あれから半年以上の時が過ぎており、その後どのような検討と対応をしたのか、その成果を問います。
その時の質問で私は、
「人口減少が著しい中にあって、市内全域で居住者不在の空家や、管理放置された廃屋が多く存在しており、今後さらに増加すると予測される。
現況における行政としての対応と考えとともに、新たな政治課題としての認識を問う。」
としました。
これに対して市長は、
「市内の自治会において、治安、倒壊による危険、景観など、大きな問題であると認識している。
だが、私有財産の権利は憲法や民法で保護されており、現時点では、それを処分することは行政としても困難である。
重要な政治課題であるとの認識において、近隣住民、警察、行政などが廃屋対策に取り組みやすい環境づくりをするために、指導、勧告、措置命令、緊急措置などの条例制定が可能かなど、調査・研究を進める。」
と答弁しています。
権利と責任があるように、所有権があるなら管理責任も問われるはずです。
以後の調査・研究の成果を問うと共に、実態調査実施の有無を問います。
【答弁】
詫間議員の12月の一般質問から、部内で手順や調査のための財源を検討してきました。
このたびの緊急雇用の補助制度を有効に活用し、実態調査を平成22年度に実施すべく、事業計画書を県へ提出したところです。
条例制定は、実態調査の結果資料を基に、所有権、管理権を確認し、市がどのような分野で地域の安全・安心や環境美化などに取り組めるのかを検討します。
具体的に、不適正な管理状況にある所有者、管理者に対して条例などにより規制や勧告、命令できるかについても、さらに一層具体的に検討をします。
空家廃屋対策は、全国的な政治課題となっており、三豊市でもようやく動き始めました。
これで9月議会の一般質問報告を終わります。