「水族館を核としたにぎわい創造事業」への参加表明なし

三豊市が、3年前の平成26年9月に1億円で民間金融機関から取得した「讃岐造船鉄工所跡地」(2.4ha)での「水族館を核にしたにぎわい創造事業」への、民間事業者からの参加表明書は、受付締切日である本年5月9日までに申し込みがありませんでした。これにより、民間投資による水族館建設計画は終了することとなります。三豊市が、この計画に着手した時から、屋島水族館の再開の決定や、宇多津町の計画が具体化するなど、水族館事業をとりまく環境は激変しました。このような状況の中で、民間事業者の参加意欲にも大きな影響があったのは確かです。

市の方針として、今後の「詫間港周辺地区にぎわい創造事業」は、水族館を『必置』としない事業として、新たなにぎわい創造に向け、継続して取り組んでいこうとしています。

これまでに投入した費用は1億8,700万円です。内訳は、措置取得:1億円、建屋解体:4,930万円、コンサル料:3,300万円、他となっています。

現在、この場所は、市が取得したことで公有地になっていることから、県事業として防潮堤を含む護岸建設工事が、平成31~32年の完了予定で進められており、水族館建設計画の有無に関係なく地域の安全対策は計画通り進んでいくものと思われます。

これまでにも「水族館を核にしたにぎわい創造事業」に対して、市民の皆さんから、非日常的な施設ではなく ”生活にもっと身近な、日々の暮らしに必要な施設整備” の意見を多くいただいていました。今一度立ち止まり、このまちにとって、本当に必要なことは何かという原点に立ち返り、思考を深めていかなくてはならないと考えています。

 

第2回永康病院調査特別委員会

これまで、本年1月30日(月)に第1回永康病院調査特別委員会が開催され、2月16日(木)に永康病院の現地視察を行いました。その後、新しい年度になり病院事務局スタッフの異動等、慌ただしい日々が続いていましたが、平成29年5月15日(月)に第2回の特別委員会を開催することができました。本年内に審査報告をまとめる予定で協議を進めています。

「永康病院の今後について」  永康病院の今後の検討に大きく関連する「三豊市新公立病院改革プラン」について、すでに民生常任委員会で報告されているが、当委員会においても最終版の報告がされた。

「研修について」  城西大学教授の井関友利伸(ともとし)先生に、「市立病院再生への処方箋(仮称)」と題し、議員、執行部、病院関係者等を対象に講演していただき、意見交換会をおこなうことを検討することとした。8月7日(月)を予定する。また、視察研修は、井関先生が携わった岐阜県の下呂市立金山病院とその近隣施設で検討をすることとした。

 

永康病院が行っているコンサルに対する委託調査の報告書が示される秋ごろを照準に定め、特別委員会においても、示された報告書の本質を読み込むことのできる情報や知識を吸収すべく、調査研究に励んでいきます。

第1回及び第2回臨時会報告

平成29年4月27日(木)に、平成29年第1回三豊市議会臨時会が開かれ、北部火葬場建設にかかる一般会計補正予算が上程され、審議の結果可決されました。補正予算額は1億13,000千円で、北部火葬場建設事業費は平成28年度と29年度の継続費合計は、14億5,341千円となります。

 

平成29年5月15日(月)に、平成29年第2回三豊市議会臨時会が開かれ、北部火葬場建設の工事請負契約の締結と2件の人事案件が、可決、同意されました。

「工事請負契約の変更契約の締結について」  平成28年度三豊市北部火葬場(仮称)建築工事が1億13,400千円の増額変更により、変更請負金額が9億4,500千円となる。請負業者は変更前同様(株)菅組。※工期延長で29年7月31日竣工予定

「三豊市副市長の選任について」  副市長が5月27日をもって任期満了となるにともない、現教育長の小野英樹氏が選任された。

「三豊市教育長の選任について」  現教育長が副市長に選任され辞任するにともない、現学校教育課長である岡根淳二氏が選任された。

 

以上、2回の臨時議会報告を終わります。

郡・市・町の子ども会育成連絡協議会総会

昨年から、香川県子ども会育成連絡協議会の3人いる副会長の一人にになっています。5月の連休をはさんだこの時期は、県内の郡・市・町の子ども会育成連絡協議会13団体の総会が予定されています。来賓として、県子連を代表して会長又は副会長が出席することとなっているようです。私は、仲多度郡(5月2日)と観音寺市(5月14日)に訪問する割り当てになっています。

 

子どもの健やかな成長には、家庭、地域、学校の連携が欠かさないことが言われ続けています。その役割を担うために、最もふさわしいポジションにいるのが子ども会だと考えています。子ども会活動は、子どもたちが学校から地域に帰った時間を、地域の中で、地域の人とともに、地域の自然や歴史、伝統を題材に集団活動をすることによる様々な体験を通して、人間関係能力を高めることを目的にしています。言葉を代えれば、人としての生きる力を育むということです。

そのために、県子連では「子どものための活動支援事業」や「ジュニア・リーダー研修」「指導者・育成者研修大会」等の事業計画により、郡・市・町子連や地域の子ども会活動を支えてきました。今後ともさらに強力に支援していきたいと考えています。

子ども会活動を通して、子どもたちが地域の中で、「される人」から「する人」に成長し、地域のお役に立つ人材となってくれることを、切に願っています。子ども会活動を、私たちの手で楽しくやりがいのあるものにしていきましょう。皆さんの健闘を祈っています。