行財政改革調査特別委員会

今年度私が所属している行財政改革調査特別委員会が4月25日に開かれ、冒頭、横山市長からこれまでの行政改革と今後の行政改革方針について報告がありました。
三豊市の進めている行財政改革は、2年が経過し概ね順調に来ている。
正規職員数は81名の減となり、それを補うために臨時職員が56名増となっているが、人件費総額約5億円の削減の効果が出ている。
更なる人件費削減を求めるには、これまでの手法だけでは限界がある。
教育施設の統廃合や民営化など、システムの変更による次なる段階へ進むことが必要だ。
補助金は市の期待と市民の求めるものがちぐはぐしている。
補助対象事業の選択と集中を考えている。
行政バスは、地域内分権といいながら市民の自主活動に使いづらい状況となっており、改善が急がれると考えている。
委託金は、三観広域への委託金と社会福祉協議会への委託金の見直しを考えている。
7町にある社協支所と地区公民館との事業に重なる部分があるようだ。
公民館との連携によって、社協の合理化を図りたいと考えている。
補助金等適正化法関係概要の報告は、総務省からの「補助金等適正化中央連絡会議」で決定された情報提供の内容説明です。
<補助金によって建設した建物の取り扱いについて>
*10年を経過したものを他の用途での使用は、地方自治体でその都度判断できる。その時補助金の一括返還も不要。
ただし、売却や賃貸はできない。公共目的のための無償貸し付けはかまわない。
*市町合併をした自治体や、災害で施設が壊れた場合は、10年未満でもかまわない。
今秋頃までに規制緩和の予定とのことですが、「何で今頃?」の感を持たずにおれません。
庁舎問題では、遊休施設の利活用がうまくいかずに無駄なお金と時間と労力をどれほど払ってきたことでしょうか。
徐々にでわありますが遊休施設の利活用や組織機構改革など、行財政改革は次なる段階へと進んでゆくようです。

「ゆめタウン三豊」建設に伴う要望

三豊市豊中町本山地区にあった旧松下寿電子工業跡地に、「ゆめタウン三豊」が本年11月5日(?)に開店します。
当初計画では、9月を目指すと聞いていましたが、諸要件調整の関係で1ヶ月半ほど遅れるようです。
かねてより、(株)イズミの山西社長自ら「市民の皆さんに受け入れられなければ出店の意味がない。地域とともに“まちづくり”に関わる企業でない限り成功するはずがない。」と断言されておられました。(2007/2/27付けに関連書き込みがあります)
大店立地法に基づく地元説明会が4月25日と26日の二日間、豊中町農村環境改善センターで開かれます。
地域住民の意見を十分に集約し、対応していただけることを信じています。
「ゆめタウン三豊」と隣り合わせになる三豊市立豊中中学校や近隣の幼・保・小学校の周辺環境は、激変することは避けられません。
だからといって、なるがままでは「ゆめタウン三豊」が出店する意味がありません。
豊中中学校からいくつかの大切な要望を聞いています。
●安全の観点(交通・不審者対処)
【ゆめタウン】
・敷地内への出入り口付近に反射ミラー・防犯カメラを設置し、交通警備員を配置
【周辺】
・地域周辺に多くの「街灯」を設置
・不審者被害をなくすためにも、道路幅を拡張し見通しよくする(塀などの壁は、落書き防止からプール以外は不要)
・地域周辺にある信号機をカメラ付き信号機にし、電柱に「緊急通報装置」を設置
・運動場南側と新道との間に高いネットを設置(野球部などのボールで車への物損加害が考えられる)
・新池と司宝池の間と運動場横の池の道を、歩道・自転車専用道路とし、自動車は地元車の許可制の検討
●防犯の観点
【学校】
・「防犯用ビデオカメラ」を校門に、「監視モニター」を職員室と事務室に設置
・プールの周りに目隠し用のフェンス
【ゆめタウン】
・プールがのぞき込めないような店舗設計と営業対応
・ゲームコーナーや書店など学生が立ち寄りそうな店舗には防犯カメラ
【校外】
・地域補導員の常駐所を設置
などです。
三豊市行政として、企業に求めることと行政自らが担わなくてはならないこと、さらに、互いが協調しながら解決しなければならないことを、しっかりと協議する場を一日も早く持たねばなりません。
今後、三豊市建設経済部商工観光課が「ゆめタウン」との協議窓口となり、地元説明会終了の後、本格的に営業詳細や生活及び教育環境に関する協議が始まるようです。

第12回三豊市森林浴ヨーガ

4月20日(日)は、朝から少々霞がかかったような薄曇りでしたが、お昼近くになると春盛りとこれ以上ない天候となりました。
この陽気の中、高瀬町朝日山森林公園で、たかせヨーガの会主催による「第12回三豊市森林浴ヨーガ」が、市内外の愛好家の参加によって開催されました。
たかせヨーガの会代表の小山博明さんとは、不思議なおつき合いとなっています。
いつ、どこで、どのように知り合いになったのか、今となっては記憶の辿りようがないのですが、考え方や生き方に共感するところが多く、人柄に引きつけられご案内いただく催しに参加させていただいています。
この会は、ヨーガを毎日の生活に取り入れて、健康に関わる食や文化・環境などを考えることで、地域貢献できる生き方を目指そうとしています。
有志による詩吟に始まり、続いて元高瀬町教育長の小野建一先生の『「いただきます」 「ごちそうさま」の心』の講演がありました。
小野先生のお話はとても面白いと噂は聞いていたのですが、本当でした。
1.森林浴によるフィトン・チッドは、ストレス対策や健康増進に役立つ。
確かな季節の巡りの中で、植物たちの生命の輝きに出会い、人間は植物によって生かされていることへの感謝の気持ちを持つ。
2.“美”を求める心と“感謝”の心について。
“美しいもの”は“美しい”と感じる心に映し出されて初めて“美しいもの”となり、美しいものの源は木々の緑や花であり、芳しい香りである。
「ああきれい!」 「いい香り!」と思うことで、情緒が安定し、素直な感謝の気持ちが芽生える。
心が落ち着くと、学ぶ意欲がわいてくる。
これが家庭教育の要だ。
これが子育てだ。
「学校を作るのなら景色の美しいところを選びなさい」という岡潔先生の言葉や、三豊市庁舎の切られたケヤキの無惨な姿に傷心していることなど、心に響いてきました。
残念ながら後に予定があり、ここまでお話を聞いてこの場を失礼しました。
最後まで聞けなくて心残りでなりませんが、きっとどこかでお会いできると感じています。
色々とお話をお聞きしたいものです。
聞けなかったお話をレジメから想像すると、
3.心の教育の基本にあるものとして、この世界には食べ物なんて存在せず、すべて命だ。
目の前に置かれた命に対して、食べる前に心を静めて感謝せよ。
「いただきます」 「ごちそうさま」の心とは、「命」への陳謝であり感謝である。
4.健康な食事の基本として、「身土不二」という言葉がある。その土地・気候と身体が一体であるということだ。「一里四方のものを食べていれば安全」と昔から言い伝えられている。
小野先生、間違っていたらごめんなさい。
森林浴ヨーガが小山代表を中心に、市民参加のイベントに発展することを期待し、私自身もお手伝いできるよう学びを深めてゆかなくてはならないと思っています。

19年度桑山長寿会総会

朝から降りしきる雨で、不動の滝カントリーパークの桜の花も終わりとなっているようですが、取って代わるように目にしみるような若葉がほこっており、あらたな生命の活力を感じています。
4月17日(木)、不動の滝コミュニティセンターで「豊中町桑山長寿会総会」が行われ、お祝いの挨拶の時間をいただきました。
豊中町桑山長寿会の皆さん、総会おめでとうございます。
このように盛大に開催されますことをお祝いしますとともに、ご案内いただきましたこと、日頃お世話になっておりますこと、お礼申し上げたいと思います。
森会長さんを中心に、“健康” “友愛” “奉仕”を三つの目的として、社会奉仕と健康長寿や生涯学習・安全にと、自らのことに止まらず地域のためにご活躍いただいておりますこと、心から感謝申し上げます。
三豊市は合併から3年目の春を迎えておりますが、今ちょうど、これからの10年を見据えた「総合計画」の策定が進められています。
この柱になる考え方は「地域内分権」であり、これまでの行政主導から市民の皆さんの手による、地域のことは地域で取り組む協働社会の実現にあります。
その中心となるのは地区公民館や分館とともに、長寿会の皆さんであると思っています。
そのためには、皆さんがいつまでも健康であることが一番です!
健康とは、『健(すこ)やかなる体と康(やす)らかなる心』を保つことであると申します。
ここにお集まりの桑山長寿会の皆さんが日々取り組んでいる活動はまさに健康の源そのものだと言えます。
「健体康心(けんたいこうしん)」を基本として、これからもますます桑山長寿会が発展されますこと、会員皆さんが100歳も110歳も健康長寿ご活躍いただくことと、ご多幸を祈念して挨拶といたします。
おめでとうございました。

ありがとう

4月になって早朝ランニングを再開しました。
今は一人です。
私の人生の中で、まさか50歳になってから「走る」なんてことがあるとは想像もしていませんでした。
そんな思いがけない経験をさせていただき導いてくださった上田校長先生が、三豊市立桑山小学校での3年間の任期を終えて、観音寺市立豊浜小学校へ転任されました。
先生は毎朝、子どもたちの登校前に桑山をぐるっと一周して、健康と防犯パトロールを兼ねた早朝ランニングを続けてこられました。
私も昨年4月28日から、先生に誘われて一緒に早朝ランニングを始めていました。
効果はてきめんで、一昨年のドックでは“ちょいメタ”ぎみだと指摘されていたのが、なんと昨年は文句なしとなっていたのです。
ところが、訳あって昨年秋から今春にかけてお休みをしていました。
おかげで、お腹の周りにはしっかりと脂が蓄えられたようで、鏡に映し出された姿は目を覆いたくなります。
上田校長先生と約束をし、エントリーまでした小豆島タートルマラソン20Km。
私は左かかとを痛めて(訳あっての訳です)出場を果たせず約束を守れませんでした。
これからは、上田校長先生の意志を受け継いで、早朝ランニングによる「早寝・早起き・朝ご飯」や「防犯パトロール」に「仲間づくり」の、一石二鳥ならぬ三鳥を欲張って目指そうと思っています。
そして、守れなかった約束を果たしたいとも思っています。
先生、歳を考えながらお体を大切になさって下さい。
これからもどうぞよろしくお願いします。
ありがとうございました。

経営指針発表会

地域経済を支える中小企業の経営環境が惨憺たる状況であることは、景気動向を示す調査でも明らかです。
ここにきて、営業歴30年を越える企業の倒産や廃業が増加していると言われています。
時代の大転換期に企業経営に携わる者たちにとって、「景気が悪いから」と言って、それが業績不振の理由にならないことは当然の認識でしょう。
それでも、つい「時代が悪い、環境が悪い」と愚痴を言いたくなるのも人情です。
4月6日(日)に行われたM社の経営指針発表会で、そんなこと言ってる場合ではないことを突きつけられたました。
この会社は創業140周年で設立53年目の老舗ですが、ともすれば過去の成功例に引きずられ守りに終始するところを、『経営は環境適応業』であるとして、新規事業や改善で安定経営を持続しています。
この原動力となっているのが、経営者だけではなく社員も含めた全員で、その年の方針や目標をまとめた経営指針なのです。
経営理念・経営方針・経営計画などからなり、会社の存在意義や目的、当年と将来の業績目標や個々の行動方針が書き込まれています。
いわば、企業の憲法でありルールブックのようなものです。
これを毎年作成し発表しているのです。
発表会の終了後に、 <目先を変えれば、自社のとるべき方向が見えてくる「ピンチはチャンス、中小企業の生き残り戦略」> のテーマで、四国ビジネスアシストの塚元社長の記念講演が行われました。
今、時代は大転換期にあり、日本の会社の99.7%を占める中小零細企業の実態は、80%は赤字に陥っている。
業績によって4ランクに分類できる。
Aはエクセレントカンパニー 10%
Bは黒字だが資金繰りに苦しい 10%
Cは粉飾に近い決算で黒字化しているが実質は赤字 10%
Dは全くの赤字 70%
それでは、業績の良い会社の共通点は、
① 経営者が諦めていない。苦しい現実にあっても、どんなに赤字であっても諦めなかった。社長が諦めない限り倒産は無い。‘みつわ石けん’が良い例で、17年間赤字だったが信念を曲げずに経営を続け、今再び花開いた。
② ステークホルダー(利害関係者)である、客・取引先・社員を大切にする。
③ 体系だったシステマティックな経営。理念・目的・ビジョンに従い、方針・目標・戦略・戦術へと展開している。
④ イノベーション力。0から考え、無から生み出す力。
⑤ マーケティング力。顧客と商品をいかに結びつけてるか。
などである。
この時代に生き残りをかけた、中小企業の打つべき手とは、
(1) 経営指針を持つ企業に習う、システマティックな経営。
(2) 経営戦略の策定。戦略はあれもこれもではなく、“あれかこれか”だ。経営は環境適応業だから、時代の変化・環境の変化に対し、進むべき方向性(市場分野・製品分野)を示す。
(3) SWOT分析で自社の現状分析を図る。内部環境の強みと弱み、外部環境の機会と脅威を分析。
(4) 市場(消費者)に対する接近法。誰に、何を、どのようにアプローチするのか。
(5) 社員教育の徹底を図る。教育は上からするべきで、企業力の差は幹部社員の力の差。
など、色々あるがどれだけ取り組めるのかが大きな開きになる。
まとめとして、ピンチはチャンスだ!
ものの考え方次第で手の打ち方と結果が全く異なる。
例として、「九州熊本県の黒川温泉」 「激安理髪店」 「ブックオフ」などがある。
社長は諦めることなく、先頭に立ち時代の変化と環境に適合した市場(誰に)とニーズ(何を)、強みや独自の能力(どのように)で立ち向かって欲しい。
地域経済活性化は、どのような逆境にあっても、夢を諦めない企業家精神を待った志ある経営者と企業があることを、地域の皆さんにに知っていただこうとする地道な行動から始まるのだと感じた、経営指針発表会と記念公演でした。

菜の花プロジェクト 花見

暑くもなく寒くもなく、一年の中で最高の季節となりました。
桜の花や様々な花々が、入学や入社、人事異動などの節目の時に相応しい期待や希望をいっそうふくらませています。
「菜の花プロジェクトINみとよ」で昨年秋に六ツ松地区に種まきした菜の花も、今を盛りと咲き誇り黄色の絨毯を一面に敷き詰めた爽快な風景となっています。
4月5日(土)は、菜の花栽培地の草刈りと、「菜の花プロジェクト」事業の説明板設置作業や“お花見”で、みんな汗を流して弁当に舌鼓を打っていました。(私は都合で花見もそこそこに退散しました。)
一時はどうなるのだろうかと心配していた菜の花も、驚くように満開となってまだまだ未熟ながらも種のさやが一杯育っています。
6月頃にはコンバインによる刈り取りを行い、搾油の後に菜種油となります。
三豊市内の学校給食センターで天ぷら油として利用し、その食廃油を精製してバイオジーゼル燃料としてコミュニティバスやごみ回収車の燃料とする予定です。
三豊市では平成20年度下半期(10月)から、18品目のごみ分別を市民の皆さんの協力の下に実施するべく動いています。
その中には食廃油も項目の一つにあり、いよいよ本格的に三豊市も市民上げての循環型共生社会に入ってゆくことを期待したいと思います。
食料の安全と自給率アップが大きな課題と言われていますが、耕作放棄農地の有効活用の問題と合わせ、食料作物と資源作物の関係にも議論が展開することを期待したいと思っています。
ともあれ、花の満開は桜だけではなく、菜の花や様々な花が咲き誇る『彩園都市』になることが三豊市の戦略になればよいと思っています。

県道整備

道路特定財源暫定税率の期限が切れて、地方自治体は道路建設事業の執行延期や一部見直しを示唆しています。
当然ながら国の事業にも大きく影響が出るようです。
「ゆめタウンみとよ」開店予定地前の国道11号線4車線化事業は、昨年度に続いて今年度の20年度も予算措置が見送られたようです。
本来「ゆめタウンみとよ」の誘致も、国道11号線の改良計画がH19年度から具体的に着手できることを前提に進めてきた政策であったはずにもかかわらず、それがなんと、国のH20年度予算にも計上されないこととなっているのです。
これは大変なことです。
1ヶ月後には国会で復活可決するとの憶測のようですが、それとは別に地方は地方として地域は地域として、市は市として、県は県として道路整備をいかに進めてゆくのかという独自性は常に持っていなくてはならないと思っています。
子どもたちの通学の安全や、移動に不自由な人たちの環境整備など、三豊市豊中町桑山地区を通る県道の整備に対する要望が以前から多く寄せられていました。
「ゆめタウンみとよ」出店決定で、急を要する案件としてとみに道路整備と交差点改良の必要性が望まれるようになっています。
その要望は2件あり、それぞれ要旨を私なりにまとめました。
<1件目>県道岡本高瀬線・県道帰来本山停車場 交差点改良工事早期着工について
この交差点は右折車線がなく朝夕の通勤通学時をピークとして、渋滞が激しくスムースな交通に支障をきたしている。
通学路となっているにもかかわらず、歩道などの整備が不十分で、子どもたちの安全が確保されていない。
H20年秋開店する「ゆめタウみとよ」へのアクセス交差点となり、さらに渋滞は激しさを増すと考えられる、大きな混乱を招くと予想される。
<2件目>県道帰来本山停車場線拡幅と歩道設置工事早期着工について
この路線は国道11号線から県道岡本高瀬線に抜ける幹線道路だが、車道幅が狭く自転車道・歩道も整備されていない。
通学路になっており、日々事故と隣り合わせの登下校の状態にさらされており、子どもたちの安全確保からはほど遠い通学環境にある。
また、H20年秋開店する「ゆめタウンみとよ」へのアクセス道路となり、交通量は飛躍的に増加すると思われ、通学への影響に止まらず、地域住民の日常生活に及ぼす影響も大きいと予想される。
昨年から、県関係者に働きかけをしてきました。
環境が整いつつあり、地元地域の皆さんの賛同を得て、県へ要望書を早急に提出するべく動いています。