議会人事の臨時会

平成25年度の三豊市議会の体制を決定する臨時会が、2月25日(月)に開催されました。
単記無記名による選挙の結果、三豊市議会第8代議長に坂口晃一議員が、副議長に鴨田偕議員が選出されました。
また、議会から出される監査委員には、三宅静雄議員が就任することとなりました。
議会運営委員会は、会派会長5人と常任委員会委員長3人に議長を加えた9名で構成され、互選により山本明議員が委員長となりました。
なお、各常任委員会人事は、総務教育常任委員会(9名)委員長に金子辰男議員が、建設経済常任委員会(8名)委員長に川﨑秀男議員が、民生常任委員会(9名)委員長に城中利文議員が、それぞれ互選によって決定されました。
私は、建設経済常任委員会に所属し、議員任期4年目最後の1年間を、建設経済部と水道局に関する予算と施策の審議に、全力を尽くすこととなりました。
1年足らずの間ですが、よろしくお願いいたします。

3月定例会を前にして

三豊市の平成25年度予算及び施策を審議する3月定例会を前にして、3月22日(金)に議案説明会が行われました。
予算関係では、平成24年度一般会計並びに特別会計の補正予算案と、25年度予算案をあわせて23議案が上程されます。
『三豊市合併振興基金条例の制定について』 や 『三豊市産業振興基本条例の制定について』 などの条例関係他は、18議案上程の予定です。
会期は、3月1日(金)から28日(木)までの28日間です。
24年度補正予算案関係は初日に議決予定です。
25年度予算案は予算特別委員会へ、その他の議案は3つの常任委員会へそれぞれ付託され、審議の後審議結果が報告され、最終日に議決の予定です。
これまでの私の議員活動の中で常に提案し続けてきた、 「まちづくりの根幹をなすのは地域経済の活性化」 であるとの信条のバックボーンとなる、 『三豊市産業振興基本条例』 が上程されています。
この条例が制定されるということは、三豊市が本気でまちづくりに取り組む証となります。
市民の皆さんから、 「地域経済活性化に対する動きが見えない。早く目に見える形で報告して欲しい」 とのご意見をいただいていました。
辛抱強く見守ってくださる市民の皆さんのおかげだと感謝しています。 

本年度最後の 閉会中の民生常任委員会

私が委員長を務める三豊市議会民生常任委員会の最後の閉会中の委員会が、平成25年2月18日(月)13:30から開会されました。
前年度の委員会から大幅な計画遅延状態で引き継いだ、三野保育所改築を最初として、次期ごみ処理施設建設や、その完成までの空白期間のごみ収集運搬・処理業務委託、ごみ収集運搬の直営から民間への委託、し尿・浄化槽汚泥の処理先変更に伴う収集運搬体制整備、火葬場建設など、重要案件が目白押しでした。
この日提案された案件は、この一年を締めくくるのに相応しいものでした。
【工事請負契約の締結について】
三豊市立三野保育所改築工事の入札結果は、
(建築) 請負金額 4億5万円
     請負業者 富士建設(株)
(電気) 請負金額 7,665万円
     請負業者 四電工観音寺(営)
(機械) 請負金額 9,000万円余
     請負業者 三喜工事(株)
で、来年中の完成予定です。
なお、外構工事及び旧建物解体工事は次年度で実施となります。
【財産の取得について】
南部火葬場建設用地の買収額が示されました。
山本町神田の現・斎場周辺の山林32,335㎡余を、4,350万円弱で取得します。
単価は㎡当たり610円~2,400円で、平均単価は1,570円となっています。
【南部火葬場プロポーザルの結果について】
プロポーザル審査委員会の八木澤委員長から、市長に提出された建設設計業者の選定の答申が示されました。
最優秀提案者 (株)山下設計関西支社
次点       (株)日総建大阪事務所
なお、基本設計を2月27日発注予定です。
また、炉のプロポーザルも続いて実施予定です。
【空白期間の処理について】
次期ごみ処理施設完成までの空白期間のごみ処理は、北部と南部を2地区2業者に同一単価で委託することが決定されていました。
これに対して、北部事業者から、他自治体の負担金を処理単価の外扱いとして欲しい旨の要望書が提出されました。
協議の結果、認めるわけにはいかないとの意見が多数を占めたため、再度、事業者と調整することとなりました。
【一般廃棄物(家庭ごみ)収集運搬業務民間委託について】
既に民間委託している区域の山本地区・三野地区・詫間地区・財田地区は、説明会に既事業者の4社が参加しました。
2月27日に決定の予定です。
直営である3区域の内、仁尾地区を除く豊中地区・高瀬地区は、説明会にそれぞれに4社が参加しました。
3月8日に決定の予定です。
4月1日からの業務開始に向け手続きが進められます。
なお、仁尾地区は、委託への環境が整うまで調整が続けられます。
【竹資源の事業家について】
大倉工業とともに、竹チップ添加パーティクルボードの研究開発事業を行っています。
事業化を進めるために、乾燥チップが200~500t/月必要です。
そのための伐採・運搬・チップ化・乾燥等の事業に対応する、竹林所有者への説明会と伐採業者の募集を行っています。
【一般廃棄物(し尿・浄化槽汚泥)の処理施設変更について】
平成26年度から中讃広域瀬戸グリーンセンターへ処理施設が変更となることに伴い、収集運搬事業者の車両が直接搬入することとなっています。
中讃広域から、環境美化のために、それと分からない架装を求められています。
市内にある収集運搬車両は30台ほどで、車両整備交付金として最大で約2億3千万円が必要となります。
来年度予算に計上される予定です。
なんとかこの日に漕ぎ着けたのは、委員の皆さんと所管部局職員の皆さん、議会事務局職員の皆さんのおかげであると、心から感謝しています。
一年間お付き合いいただき、ありがとうございました。

 みとよKids スタジオ

子どもの成長には、目を見張るものがあります。
兄弟や姉妹、友達のまねをして、自分もできるようになろうと何度も何度も挑戦します。
子どもは、たくさんの仲間と一緒に 「できる」 よろこびを知るのです。
乳児には乳児期の、幼児には幼児期の、身につけるべき 「できる」 ことの適齢期があるのだろうと思います。
人として、これから成長しようとする子どもたちには、一生を生き抜くための基礎体力や運動能力、自ら学ぶ心を育むことが欠かせないでしょう。
その最も有効な方法が、集団遊びなのだといえます。
このことは、誰もが知っていることですが、どのようなかたちで行うのかで意見は多様です。
三豊市内公民館が主催する 【みとよKids スタジオ ~あそぶ!そだてる!こどものちから~】 が、毎月の第3土曜日に三豊市市民交流センターで行われています。
2月16日(土)にも、市内の幼児(保護者同伴)30名ほどが、1時間半の間活発に運動していました。
すべての子どもが 「できる」 ことのよろこびを、誇らしげに笑顔で表していました。
指導者は、公民館主事さんや市内幼稚園の先生有志の皆さんです。
跳び箱・トランポリン・なわとび・鉄棒・ボール・マット・踏み切り板などの運動用道具は、独自所有のものが無く、やむを得ず豊中幼稚園の好意の借り物で対応しています。
「楽しく体を動かし、遊びを通して協力することや決まりを守ることを学び、社会性・自立心を育みます」
私は、この指導目的とかたちに共感します。
おせっかいながら、指導者の皆さんの思いと行動力に敬意を払い、運動用具を寄付してくださる奉仕団体や民間企業を探したいと考えています。

学校図書館

「子どもたちが学校の授業で学ぶ知識には限界があります。しかし、子どもたちが自ら進んで読書をすることで学ぶ知識は無限です。」
2月13日(水)に、東かがわ市立大川中学校・大内小学校の学校図書館で、 “学び成長する” とはこのことだったのだと、当たり前のことに気付かされました。
小学生と中学生が一緒に利用できることを前提に設計・レイアウトされた、この最新の学校図書館をプロデュースしたのが、 『図書館づくりと子どもの本研究所』 代表の平湯(ひらゆ)文夫さんです。
「子どもと学校が変わる図書館づくり」 を、 【平湯モデル】 で実現しようと取り組んできました。
家具づくりと部屋づくりで、子どもたちにとって 「図書館に行きたくなる」 「図書館が使いやすくなる」 「本を読みたくなる」 ように、導いていくためです。
本棚や机、イス、床など、できる限り木を使い、あたたかく居心地の良い空間をつくります。
本棚の形状は、低く抑え圧迫感のない高さにし、上段から下段まですべての本が見えるように、8度の傾斜を持たせています。
極めつけは、図書館司書室を充分に確保し、働く人のやる気を引き出します。
三豊市では来年度より、25校ある小学校の内、児童数の多い2校から専任の学校図書館司書の配置が、実現されようとしています。
私は、これから進められる小学校の統廃合にあわせ、新設校に随時配置していくことを、推進していきたいと考えています。
また、新設校舎建設の企画段階から、学校図書館の役割の重要性を訴えて行きたいとも考えています。
東かがわ市立大川中学校・大内小学校の小中一貫校における学校図書館の最新事例が、こんな近くに見ることができるのことに感謝しています。

第6回 会派「議会報告会」 のお礼

今年一番の冷え込みとも感じる2月9日(土)の夜に、三豊市民クラブ会長の宝城議員の地元である三野町で開催した、三豊市民クラブの第6回 会派「議会報告会」に、多くの市民の皆さんにお集まりいただきました。
用意した60席ほどのイスでは足りずに、会の途中に三野町保健センターのすべてのイスを掻き集め80席余りに増やし、盛況の内に報告会を終えることができました。
開催地である三野町に関係した報告や意見・質問もあり、支所等の重複する公共施設の今後の扱いや、まちづくり推進隊の課題、火葬場整備、し尿・浄化槽汚泥処理先変更、三野津中学校体育館改築、太陽の家でのつどいの場所づくりなど、予定の一時間半を一杯に使い、意見交換ができました。
今回いただいた貴重なご指摘を活かし活動していきます。
ありがとうございました。

『三豊市民クラブ会報 6号』 ができました

2月9日(土) 午後6:30から、三野町保健センターで開催する、三豊市民クラブの第6回会派 「議会報告会」 にあわせて作成した、会報紙ができ上がりました。
毎回、 「議会報告会」 に来場していただいた市民の皆さんに、お配りしています。
報告会ごとに発行してきましたので、第6号となります。
3つの常任委員会と3つの特別委員会及び、三観広域行政組合、会派研修報告など、会員9名皆で手分けして原稿を書いています。
平成24年度後半の主な案件について、できるだけ簡潔にまとめました。
ご覧下さい。

第6回 会派「議会報告会」のご案内

三豊市議会議員としての任期も一年足らずとなりました。
本当に月日の流れの早さに、改めて驚きを感じています。
前回の三豊市議会議員選挙で当選した議員有志によって結成された三豊市議会会派 「三豊市民クラブ」 では、2月と8月の年2回、これまでに5回の議会報告会を開催してきました。
豊中町を1回目として、高瀬町、財田町、詫間町、山本町の順で実施しています。
今回の第6回は、三野町での開催となります。
平成25年2月9日(土) 午後6:30~8:00
三豊市三野町保健センター
で行います。
三野町出身の、『みとよふるさと大使 要潤さん』 似のイケ面キャラに、ご案内の一助をお願いしています。
多数の市民の皆さんのご参加をお待ちしています。
議会報告会.jpg

閉会中の民生常任委員会・7

多くの課題を抱えて、平成24年度の三豊市議会民生常任委員会が私を委員長としてスタートしてから、早くも1年が来ようとしています。
委員会任期が残すところ20日ほどとなる2月4日(月)に、閉会中の民生常任委員会が開催されました。
協議題は、 「三豊市一般廃棄物(し尿・浄化槽汚泥)の処理施設変更について」 です。
三豊市のし尿と浄化槽汚泥の処理は、平成26年度から多度津町にある中讃広域瀬戸グリーンセンターで行うこととなっています。
その対応として、現在業務を行っている 『三豊環境保全事業協同組合』 に加入する事業者保有のバキュームカーが、さぬき浜街道を通り直接搬入する方法が検討されています。
瀬戸グリーンセンターから示された条件は、外観から収集運搬車と分かりにくくするために、アルミ・エコパネルで覆い、環境美化に配慮することとなってます。
三豊市の都合で既存施設を閉鎖することによる搬入先変更で、これまでの業務内容が大幅に変更されるということであるため、事業者に対する収集運搬車の整備経費の負担軽減をどの程度まで許容するのかとともに、業務にかかる手数料改定が主要課題となっています。
中讃広域瀬戸グリーンセンターへの搬入開始の日までに、安心で快適な業務体制が整うよう、 『三豊環境保全事業協同組合』 と交渉が進められていきます。
この日の委員会で了承した方針で事業協同組合と調整を図り、その結果が2月18日(月)に予定されている、本年度最後のこの委員会に報告される予定です。

『日本のこれから、日本人のこれから』

香川県市議会議長会議員研修会が、1月29日(火) 「国家の品格」 の著者で、数学者・作家・お茶の水女子大学名誉教授の藤原正彦先生を、講師にお迎えして開かれました。
いつの頃になるのでしょうか。
270万部のベストセラーとなった 「国家の品格」 を、読んだことがありました。
細かいところは忘れましたが、歴史の見方や日本人の特性など、強烈な刺激を受けたことを憶えています。
私の、物事に対する考え方や捉え方の基礎に、まちがいなくなっていると思っています。
『日本のこれから、日本人のこれから』 の演題で、1時間半ほどの瞬く間の時間でした。
政治家は国民の言うことをきいてはいけない。
歴史を見ても国民の言うことをきくと戦争になる。
国民の声を聞くのではなく、国民のハラは何かを見極めなくてはならない。
そのためには、 “圧倒的な教養” を身につけていなければならない。
その上で、対極的観点と長期的視点で決断する。
いざとなったら命を懸けるのだ。
今の日本の退潮は、この国が真のエリートを失ったことによる。
経済が壊れたとしても、国が壊されてはいけない。
そうならないためには、教育によって母国語(日本語)をマスターし、論理的思考を身につけさせることだ。
資源のない島国日本は、 “人” しかない。
日本は普通の一番ではだめで、断トツでなければ生き残っていけない国だ。
日本は普通の国であってはならない。
異常な国であるべきだ。
それが 【日本の国柄】(くにがら) だ。
【日本の国柄】 は、 “情緒” と “かたち” からなっている。
“情緒” は、美しい自然の中で育まれた美的感受性からなるものだ。
文学・芸術・数学・物理など、世界中で一流のものを生み続けてきた。
日本の教育は、これらをもっと教えていくべきだ。
“かたち” は、慈愛・勇気・正義・惻隠・卑怯を憎む心、そして、公のために命を捨てる心などで表される。
特に、惻隠は21世紀のキーワードになるだろう。
すべての言葉に質量を感じる、期待を超えた講演でした。
政治に携わる者は、 “圧倒的な教養” を身に付けなければならないことは、 「国家の品格」 で遠い昔から知っていることでした。
いつまでも、厳しく思い言葉です。