会派清風会視察研修 報告・2

2件目の報告は、長崎県大村市での「こども未来館 〈おむらんど〉 について」です。

 

大村市は長崎県の真ん中にある大村湾に面し、長い歴史に裏打ちされた史跡が多く存在している。世界初の海上空港の長崎空港や、長崎自動車道のIC、新幹線の新大村駅の三大高速交通拠点を有し、交通アクセスに恵まれている。このような利便性の高い環境とともに、子育て施策の充実したとても住みやすい街として、地方都市ではまれな人口増加する自治体として、その評価は高い。

子育て支援センター 「こども未来館〈おむらんど〉」は、大村駅へとつながるアーケード街にあり、大村駅前商店街をエリアとする、中心市街地活性化基本計画区域内に立地している。この地にあった地方銀行の支店統合により、その跡地に市民交流プラザ(1F~4F)と市営住宅(5F~12F)の構想が発表され、5年の工事期間を経て平成26年にオープンし、10年になる。

こども未来館の設置は、長崎市や佐世保市は宅地が高いため、比較的土地代も手ごろで、交通アクセスも良いことから、大村市に定住する若者が増加してきたこともあり、子育て支援センターの核施設として「こども未来館〈おむらんど〉」の必要性と役割が大きくなったことによる。

〈おむらんど〉は3Fの一部と4Fにあり、0歳~就学前の子どもと保護者が一緒に過ごす場だ(小学生とその保護者も利用可)。利用は予約制で、未就学児とその保護者は無料。小学生は100円。小学生のみの保護者は100円の有料。利用条件は、市内外共通としている。

運営形態は市直営で、正規職員2名、会計年度任用職員他9名の交代制(11名のうち5人が保育士、1名が子育て支援員)。維持管理費は2,500万円余/年。利用者数は約38,000人/年で、市内・外の利用比率は6:4の割合で、徐々に市外からの利用が増えている。その中には、長崎空港のフライト待ちの間、子どもをリラックスさせるために予約する保護者も増えてきたとのことだ。

 

視察中にも、元気に遊ぶ子どもたちとにこやかに見守る保護者の姿がありました。環境整備の重要さを今更ながら痛感した研修でした。