平成29年3月議会報告(条例関係等)

2月28日(火)に開会した平成29年第1回三豊市議会定例会が24日間の会期を終え、3月23日(木)に人事案件の1件を除いた他の全議案を可決し閉会しました。

平成29年度予算関係は、閉会中に開催された予算委員会の報告でお伝えしたいますので、条例関係等の議案についてお伝えします。

 

「議案第23号 三豊市子どもの貧困対策検討委員会設置条例の制定について」 子どもの貧困対策に関する計画を策定し、施策の内容を検討するため

「議案第24号 三豊市空家等の適切な管理に関する条例の制定について」 空家等の適切な管理及び活用の促進を図るため

「議案第25号 組織機構改革に伴う関係条例の整備について」 平成29年4月1日からの組織改変のため

「議案第26号 三豊市情報公開条例の一部改正について」 行政文書の開示に係る手数料を無料とするため

「議案第27号 三豊市個人情報保護条例の一部改正について」 法律の改正に伴うため

「議案第28号 三豊市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について」 法律の改正に伴うため

「議案第29号 三豊市職員の育児休暇等に関する条例の一部改正について」 法律の改正に伴うため

「議案第30号 三豊市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について」 人事院勧告により医療職にも適用するため

「議案第31号 三豊市農村公園条例の一部改正について」 豊中町にある眉山公園を廃止することにより削除するため

「議案第32号 三豊市企業立地促進条例の一部改正について」 対象を試験研究施設に広げるため

「議案第33号 三豊市都市計画審議会条例の一部改正について」 委員構成から市議会議員を削除するため

「議案第34号 三豊市原下工業団地整備基金条例の廃止について」 基金取り崩しのため残高がなくなったため

「議案第35号 三豊市がんばる企業応援事業補助金審査委員会設置条例の廃止について」 補助金制度の役割を終えたので廃止するため

「議案第36号 香川県中部広域競艇事業組合規約の一部変更について」 事務所の名称を変更するため

「議案第37号~45号 香川県市町総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少に伴う財産処分について(三豊市)(辻財産区)(神田財産区)(河内財産区)(財田大野財産区)(大見財産区)(下高瀬財産区)(桑山財産区)(比地大財産区)」 三観衛生組合が脱退するため

「議案第46号 指定管理者の指定について(不動の滝カントリーパーク)」 指定管理者をNPO法人まちづくり推進隊豊中とし、指定の期間は平成29年4月1日~平成34年3月31日の5年間とする

「議案第47号 指定管理者の指定について(三豊市豊中町コミュニティセンター)」 同上

「議案第48号 指定管理者の指定について(三豊市立高瀬南部保育所)」 指定管理者を(株)小学館集英社プロダクションとし、指定の期間は平成29年4月1日~平成39年3月31日までの10年間とする

「議案第49号 指定管理者の指定について(三豊市山本町産地直売所)」 指定管理者を(有)山本ふれあい市とし、指定の期間は平成29年4月1日~平成31年3月31日までの2年間

 

以上、平成29年3月議会の報告を終わります。

議会開会中の民生常任委員会(報告事項)

平成29年第1回三豊市議会定例会(3月議会)開会中の民生常任委員会で報告された事項についてお伝えします。

 

【環境部】

⑴三豊市北部火葬場新築工事の進捗状況について   2月13日から地盤改良工事が始まった。全体の6割ほどで地中障害物があることが判明したため、事前調査をすることとしている。工期と費用に影響が出る可能性も考慮し、慎重に進めていく。

⑵地球温暖化対策事業 HEMS(ヘムス)設置補助制度について   エネルギー利用の最適化・効率化を推進するため、補助金制度を整える。10万円×30件を予算化している。

⑶緊急災害の協力体制基本協定書(案)について   大栄環(株)との協定書(案)が示された。

⑷三観衛生組合の解散について   3月31日付で解散する。

⑸浄化槽法第11条検査委託事業について   559件中157件(28%)の検査が行われた。

⑹三豊市生活排水処理事業の経営戦略について   新たな設備は行わず、現有施設を維持管理して継続していく方針だ。

⑺三豊市浄化槽設置整備事業補助金交付要綱の一部改正について   現行の補助区分の10~20人槽を、10人槽と10~20人槽の2区分の改める。また、地下浸透防止設備に対する補助金制度を新設する。

⑻コンポスト肥料の販売委託について   これまで販売に係る作業を分割して行っていたが、販売業務のすべてを一括委託することとする。

⑼集落排水事業及び市設置浄化槽の使用料金統一について   合併以来統一されていない使用料を、全域同一料金とする方向で進める。

 

【健康福祉部】

⑴山本地区就学前教育・保育施設整備について   こども園化と一部の保育所を民間委託をすることによって、保育士確保の改善がされることを示す資料が示された。

 

【市民部】

⑴不当利得返還等請求事件について   固定資産税に対し市民から返還を求める訴訟があったが、本人より取り下げ書が出されたことで終結した。

⑵マイナンバーカードの交付状況等について   着実に交付手続きを行っているが、まだ限られた申請数にとどまっているとの現状報告があった。

 

議会に上程されている条例関係議案については、議会閉会後にまとめてお伝えします。

 

 

三豊市議会予算委員会(平成29年度)

平成29年第1回三豊市議会定例会(3月議会)開会中の3月13日(月)~15日(水)の3日間、平成29年度予算案を審議する予算特別委員会が開催されました。そして、3月17日(金)には、横山市長の出席のもと、3日間の審査に対する質疑と採決が行われました。

【一般会計予算】  歳入歳出ともに、311億70,000千円

 

【特別会計予算】  8つの特別会計合計は、歳入歳出ともに191億39,000千円

1.国民健康保険事業特別会計:98億80,000千円  2.国民健康保険診療所事業特別会計:1億62,000千円  3.後期高齢者医療事業特別会計:9億57,000千円  4.介護保険事業特別会計:76億円  5.介護サービス事業特別会計:1億5,000千円  6.集落排水事業特別会計:1億76,000千円  7.浄化槽整備推進事業特別会計:2億38,000千円  8.港湾整備事業特別会計:21,000千円

 

【企業会計予算】  2つの企業会計合計は、42億89,850千円

1.水道事業会計:24億89,064千円  2.病院事業会計:18億786千円

 

総合計は、545億98,850千円となっています。

 

この日の予算特別委員会の採決では、全議案が原案可決されましたが、一般会計において、山本地区就学前施設建設事業費55,486,000円について、詫間政司(私)を提出者として他3名の賛成者により付帯決議が提出され、採決の結果可決されました。その内容は次の通りです。

「平成29年度三豊市一般会計予算に対する付帯決議   三豊市就学前教育・保育施設適正化配置計画が、平成29年から38年までの10年間の計画となっている。幼稚園については、小学校との隣接地構想もあり、また築経過年数が30年以上の園が19園中13園あること等を踏まえ、慎重に考えるべきである。また、保育所についても、山本以外で30年を経過している園が市内に2園あるが、計画はできていない。

これらを考慮すると、利用可能な施設や空き教室、空きスペースの有効活用を図る必要性を指摘している市の方針も踏まえ、将来を見据えて十分な議論が必要である。

よって、平成29年度三豊市一般会計予算に計上されている山本地区就学前施設建設事業費、55,486,000円については、議会基本条例第4章第7条に規定する政策等の水準を高めるために、決定過程の説明、特に第1項に規定する「政策等の立案の背景」の説明を執行部に求め、財政状況等を含め議会で十分な議論が必要であり、議会との合意形成ができたうえで、基本設計、実施設計をすべきである。

以上、決議する。」

 

3月23日(木)の議会最終日に採決の運びとなります。

 

平成28年度豊中中学校卒業式

平成28年度豊中中学校の卒業式が、平成29年3月10日(金)に挙行されました。はや10年以上も前にもなりますが、私の2人の子どもが豊中中学校在学時に、生徒指導教諭としてご指導いただいた高田校長先生の在職最後の卒業式でした。112名の卒業生に対し、お祝いの言葉を贈らせていただきました。

 

鳥がさえずり、花が香る兆しがうかがえる今日の良き日に、112名の皆さんが三豊市立豊中中学校をご卒業されることに対して、心からお慶びを申し上げます。おめでとうございます。

皆さんは、これまでの3年間先生方の指導の下、勉強にクラブ活動にと様々な体験を通して、実にたくましく成長されました。皆さんの中には、それぞれの立場によって、これからの進路は色々であろうと思いますが、本校での貴重な経験を活かし、しっかりと自分らしく生きていただきたいと思います。

そこで、皆さんに送りたい言葉があります。”決してあきらめない”ということです。まさにこれからという皆さんには、人生で判断を迫られたとき、思い悩む時があると思います。そんな時楽な方や自分に得する道を選ぶより、あえて苦しくとも人のためになる方をお勧めします。それが自らの成長へとつながっていくものと思います。与えられた役割ややるべき勉強や仕事に、その時その瞬間をひたむきに、どんな小さなことや些細なことから逃げずに取り組んでください。挑戦です。そして、自分を信じ”決してあきらめない”でください。

人間の究極の幸せは、4つあるといいます。「人に愛されること」「人にほめられること」「人の役に立つこと」 そして、「人から必要とされること」です。人は見ています。皆さんお一人お一人を必要としているのです。

結びになりますが、皆さんのこれからが健康に恵まれ、たくましく羽ばたき続け、花開きますことを願いますとともに、このようにすばらしい豊中中学校に導いてくださった、高田校長先生はじめ先生方、保護者の皆様への感謝の気持ちを込め、ご多幸をお祈りし、私からのお祝いの言葉といたします。

 

全員の歌声が力強く一つになり、感動的な卒業式でした。同い年の高田校長先生の最後の大仕事ご苦労様でした。先生方と保護者の皆さんと一緒に、豊中中学校を創り上げたのだと感じています。ありがとうございました。