平成28年度豊中中学校の卒業式が、平成29年3月10日(金)に挙行されました。はや10年以上も前にもなりますが、私の2人の子どもが豊中中学校在学時に、生徒指導教諭としてご指導いただいた高田校長先生の在職最後の卒業式でした。112名の卒業生に対し、お祝いの言葉を贈らせていただきました。
鳥がさえずり、花が香る兆しがうかがえる今日の良き日に、112名の皆さんが三豊市立豊中中学校をご卒業されることに対して、心からお慶びを申し上げます。おめでとうございます。
皆さんは、これまでの3年間先生方の指導の下、勉強にクラブ活動にと様々な体験を通して、実にたくましく成長されました。皆さんの中には、それぞれの立場によって、これからの進路は色々であろうと思いますが、本校での貴重な経験を活かし、しっかりと自分らしく生きていただきたいと思います。
そこで、皆さんに送りたい言葉があります。”決してあきらめない”ということです。まさにこれからという皆さんには、人生で判断を迫られたとき、思い悩む時があると思います。そんな時楽な方や自分に得する道を選ぶより、あえて苦しくとも人のためになる方をお勧めします。それが自らの成長へとつながっていくものと思います。与えられた役割ややるべき勉強や仕事に、その時その瞬間をひたむきに、どんな小さなことや些細なことから逃げずに取り組んでください。挑戦です。そして、自分を信じ”決してあきらめない”でください。
人間の究極の幸せは、4つあるといいます。「人に愛されること」「人にほめられること」「人の役に立つこと」 そして、「人から必要とされること」です。人は見ています。皆さんお一人お一人を必要としているのです。
結びになりますが、皆さんのこれからが健康に恵まれ、たくましく羽ばたき続け、花開きますことを願いますとともに、このようにすばらしい豊中中学校に導いてくださった、高田校長先生はじめ先生方、保護者の皆様への感謝の気持ちを込め、ご多幸をお祈りし、私からのお祝いの言葉といたします。
全員の歌声が力強く一つになり、感動的な卒業式でした。同い年の高田校長先生の最後の大仕事ご苦労様でした。先生方と保護者の皆さんと一緒に、豊中中学校を創り上げたのだと感じています。ありがとうございました。