一年間、ありがとうございました。

いよいよ2012年(平成24年)の幕が下りようとしています。
12月定例会最終日からこれまでの間にも、残されたわずかな時間を惜しむかのように、色んな出来事がありました。
22日(土)の夜には、本年度の三豊市行政施策の重要なものの一つである、地域内分権事業 『まちづくり推進隊豊中』 の発足式が行われました。
昨年度発足した詫間の後、本年度発足の財田、三野に次いで、4番目となります。
この日承認された藤田好広理事長と2名の副理事長、7名の理事、2名の監事によって、 『まちづくり推進隊豊中』 は活動を開始します。
26日(水)の午前には、閉会中の民生常任委員会が開催され、「家庭ごみ収集運搬業務の民間委託について」 の協議が行われました。
7町の内、高瀬町、豊中町、仁尾町の3町が市直営による収集運搬業務を行っていますが、来年度より他の4町同様、民間に業務委託することを決定しました。
同日の午後には、 【第3回 みとよ・ヤング・エコ・サミット】 が三豊市市民交流センターで開催されました。
市内のすべての小中高の35校が参加し、学校での環境問題に関する取り組みの発表と意見交換が行われました。
この1年間に実践してきた “グリーンカーテン” や “エコキャップ回収” “アルミ缶・牛乳パック回収” “地域清掃活動” 等の活動報告が、すべての学校から行われました。
回を重ねるごとに報告内容も充実しており、このまちの環境は 「私たちが守っていこう」 という意欲が伝わってきて、さらなる躍進の可能性を感じることができました。
2012年(平成24年)が押し詰まったわずかな日々の中にも、新たな幕開けの下地が着実に根付きつつあることを感じています。
一年間、ありがとうございました。
来年もよろしくお願い申し上げます。
良い年をお迎えください。

議員提出議案

平成24年12月定例会において、 『三豊市議会基本条例制定について』 を含む議員提出議案5件が、議会最終日に上程され可決されました。
それぞれの概要について、議員提出議案提案理由の一部抜粋でお伝えします。
『三豊市議会基本条例制定について』
議会は、二元代表制のもと市長及び執行機関と緊張ある関係を保ちながら、三豊市としての最良の意思決定を導く共通の使命が課せられており、地方公共団体の自立に対応できる議会へと自らを改革しなければならない。
基本条例は、議会運営の基本理念、基本原則を定め、議会、議員の活動原則を明確にし、市民参加の開かれた議会を目指す。
議会活動の積極的な情報の公開と共有、政策活動への市民参加の推進、議員間の自由な討議の展開、議員の自己研鑽と資質の向上、公平性と透明性の確保など、議会としての独自の議会運営のルールを遵守し、実践していく。
市民に信頼され市民とともに歩む議会を目指すため、議会の使命を明確にし、最高規範としての議会基本条例を制定する。
『三豊市証人等の実費弁償に関する条例の一部改正について』
地方自治法の一部改正に伴い、本会議の公聴会参加及び参考人が対象に加えられため。
『三豊市議会委員会条例の一部改正について』
地方自治法の一部改正に伴い、委員の選任方法、在任期間等について、法で定めていた事項が条例に委任されたため。
『三豊市政務活動費の交付に関する条例について』
地方自治法の改正に伴い、政務調査費の名称を 「政務活動費」 とするとともに、交付の目的を 「議会の議員の調査研究その他の活動に資するため」 に改め、使途を条例で定めなければならなくなったため、事項を規定するため。
『三豊市議会会議規則の一部改正について』
地方自治法の一部改正に伴い、本会議においても公聴会の開催、参考人の招致ができるようになったため。
三豊市議会の憲法ともいえる 『三豊市議会基本条例』 が制定されました。
三豊市の自主自立のために、議会が議会として機能するために、更なる修練を重ねていかなくてはなりません。

12月議会 条例の制定・改正・廃止

12月定例会で可決された議案の内、主な条例の制定と改正、廃止をお伝えします。
【議案第119号】 「三豊市プロポーザル審査委員会設置条例の制定について」
今後、プロポーザルによる公募の案件が増加することが見込めるため、制定する
【議案第120号】 「三豊市駐輪場条例の制定について」
これまで、使用が有料であった詫間駅駐輪場を無料とするため、他の無料の2ヵ所と併合して制定する。
【議案第130号】 「三豊市豊中コミュニティセンター条例の一部改正について」
この施設を指定管理委託できるように改正する。
【議案第131号】 「三豊市公園条例の一部改正について」
指定地域である豊中・詫間・仁尾の都市公園を、指定管理委託できるように改正する。
【議案第132号】 「三豊市税条例の一部改正について」
昭和25年からの、金利確保目的のため全納報奨金制度が、その目的の役割を終えたため、廃止するため改正する。
【議案第133号】 「三豊市放課後児童クラブ条例の一部改正について」
適正な受益者負担とするため、学校の長期休暇の保育料を倍額に改正する。
【議案第137号】 「三豊市山本町いこいの家条例の廃止について」
施設の有効活用のため、三豊広域福祉会へ建物を無償譲渡、土地を無償貸付するため改正する。
【議案第148号】 「三豊市職員の給与に関する条例の一部改正について」
県人事委員会勧告により、医師をのぞく55歳を超える管理職の給与を、1.5%減額するため改正する。
平成24年12月定例会の議案関係の報告は以上です。

平成24年12月議会が閉会しました

平成24年第4回三豊市議会定例会が12月21日(金)に、常任委員会に審議付託されていた一般会計並びに特別会計補正予算案含む30議案と、この日追加提案された人事案2件及び議員提出議案5件の、計37議案すべてを可決、承認して閉会しました。
なお、 『アスベスト被害の根絶と被害者の救済を求める意見書について』 を決定し、意見書を衆参議員議長並びに内閣総理大臣他に提出することとなりました。
一般会計補正予算は2億46,282千円で、補正後予算額は288億86,861千円となります。
主なものとして、
【産業政策課】
離島振興事業 5,000千円
商工振興事業 2,809千円
観光振興事業 ▲7,595千円 他
【田園都市推進課】
定住促進事業 33,000千円
【地域内分権推進課】
地域内分権推進事業 8,787千円 他
【税務課】
徴収事業 4,662千円
【健康課】
子ども医療費助成事業 12,117千円 他
【介護保険課】
介護保険事業特別会計繰出金 15,430千円 
【福祉課】
障害者自立支援事業 66,394千円
生活保護扶助費 32,191千円
老人保護措置事業8,368千円
障害者福祉一般 2,461千円 他
【子育て支援課】
予防接種事業 20,235千円
児童手当支給事業 11,205千円
児童扶養手当支給事業 2,813千円 他
【農業振興課】
中山間地域等直接支払事業 3,150千円
オリーブ生産拡大推進事業 2,885千円
耕作放棄地再生対策事業 2,645千円
青年就農給付金事業 ▲30,750千円 他
【土地改良課】
市単独土地改良事業 3,000千円
【建設課】
市道維持管理事業 21,000千円 他
【学校教育課】
幼稚園総務管理事業 3,622千円
小学校教育扶助事業 3,181千円
中学校総務管理事業 2,605千円 他
等となっています。
特別会計は、
「国民健康保険事業特別会計」
退職者診療報酬負担金増に伴う補正と、過年度精算返納金に伴う補正の61,048千円で、補正後予算額92億13,617千円となります。
「介護保険事業特別会計」
各種サービス給付費負担金増に伴う補正1億17,751千円で、補正後予算額67億97,439千円となります。
「介護サービス事業特別会計」
通所介護事業委託料増に伴う補正4,048千円で、補正後予算額98,442千円となります。
「集落排水事業特別会計」
施設修繕に伴う補正1,575千円で、補正後予算額1億61,053千円となります。
予算関係は以上です。
 

6回目の 「公共施設整備調査特別委員会」

本年度から本格的に策定作業が進められている 『公共施設再配置計画(仮称)』 の中間報告が、12月20日(木)開催の公共施設整備調査特別委員会で行われました。
本年9月に策定・公表されている 『公共施設再配置方針』 に示された “再配置の見直しの進め方” に基づいて、用途目的別に分類したすべての施設に対して、扱いを決定していくための計画書となります。
三豊市の平成22年度における公共施設(道路、下水道等のインフラを除く)の管理運営費は、約41億5千万円となっており、内約62%にあたる25億7千万円が人件費(臨時職員含む)となっています。
現在の予算規模280~290億円から、行財政改革目標の230億円とするための、重要な経費削減領域となります。
当初のスケジュールでは、来年1月中旬ごろまでに計画(案)を策定し、約1ヶ月間のパブリックコメントの後、修正を加え、今年度中に公表することとなる予定です。
合併して7年目となり、ようやく本格的、計画的な三豊市の公共施設の見直しが動き始めています。

衆議院選挙から一夜明けて

衆議院選挙投開票日から一夜明けた12月17日(月)の新聞各紙は、選挙結果の記事で全面が埋め尽くされており、第一面には 「自公320超 政権奪取」 の文字が、黒べた白抜き文字で大きく印刷されていました。
第46回衆議院選挙は、自民党と公明党をあわせ総定数の3分の2を超えたことによって、2回目の政権交代となりました。
前回の政権交代は、希望と期待の溢れた高揚感で満ちていました。
これに対して、今回のものは現実と安定を求めた結果と思われ、重大な争点の数々がありながら、それらがあたかも些細なこととして、儀式のように執り行われた冷淡さを感じます。
その中にあって、同じ政権交代でも、これほど異なる現象が現れることに、人間社会の根底に渦巻く情念を感じずにはおれません。
政治は、人であるならば誰もが決定権を持っています。
その人とは、少なくとも選挙で選ばれた人によるという、最低限の決まりごとがあるだけです。
民意が反映されるとは何を指すのか。
政治とは何か。
選挙とは何か。
という、原点に帰ることを強いられる国政選挙結果でした。

投票日を前にして

衆議院選挙の投票日を前にして、地方議員の一人として今回の総選挙に対する感想を書き留めておきたいと思います。
原発やTPP、消費税、社会保障等、争点となる政治課題は重要なものばかりです。
どれも、一挙に解決できる生易しいものではなく、時間と俯瞰的視点の求められるものばかりです。
これらの根底にあるものは、すべてが経済に関係しているということです。
今回の選挙で私が考えるのは、地方経済の復活なくして、日本の再興はないということです。
そのためには、人口増加による経済成長時代のような公共投資ではない、人口減少時代だからこそ求められる公共投資が必要です。
新しいものを造るのではなく、既にあるものを補修しメンテナンスを行い、子や孫の世代まで永く利用される社会インフラとして、その価値を残していくことではないでしょうか。
戦後の半世紀は、経済成長で生まれた潤沢な資金によって、福祉が拡充されてきました。
それは、外へ上へと突き進む経済発展によって獲得されてきたものです。
しかし、今おかれたわが国においては、福祉を守るための経済が必要となっています。
福祉を守るためには、お金がいります。
原発やTPP、消費税、社会補償等のすべての問題の行き着く先は、日本経済すなわち地方経済の活性化を促すより他ないのだと、私は思っています。
全国に既にある社会インフラを大切に扱う 「もったいない」 を実現する、 『新しい公共投資』 が日本再興のきっかけとなると信じています。 

一般質問 終わる

衆議院選挙公示と同日の12月4日(金)に開会した三豊市議会12月定例会は、12月11日(火)をもって、3日間の一般質問が終わりました。
多くの議員が選挙応援で多忙の中、16名の質問はいつもの議会となんら変わることなく、熱を帯びたものでした。
私の一般質問報告は、議会終了後 「広報みとよ」 とこの場で、お知らせしたいと思います。
一般質問終了後、全員協議会が開かれ、今議会最終日の12月21日(金)に上程し議決予定で進められている、議員提出議案の最終説明が行われました。
議案は、 「三豊市議会基本条例の制定について」 「三豊市証人等の実費弁償に関する条例の一部改正について」 「三豊市議会委員会条例の一部改正について」 「三豊市議会政務活動費の交付に関する条例について」 「三豊市議会会議規則の一部改正について」 の5件です。
概要の説明は、一般質問の報告同様に後日お知らせします。

たくままさし通信 第11号

「たくままさし通信 第11号」 が完成しました。
前号の10号発行は、本年3月でした。
この時、発行にあたっての気持ちを3月14日付けのこの場で書いていたのですが、読み返してみるとまたまた同じことを繰り返してしまい、反省が活かされていません。
8ヶ月ぶりの発行となってしまいました。
この間、ブログ 「詫間政司の日記帳」 で書き溜めてきたものを、市民の皆さんに印刷物でお届けしたほうがよいと思うテーマを拾い上げました。
A4判・8ページで、できるだけ文字を大きくし、余白をもうけ、紙面にゆとりを持たせ、高齢者の方にも読みやすくしたつもりです。
また、客観的な理解ができるよう、他団体との比較ができるよう、表にかなりの紙面を割きました。
12月議会の閉会後、豊中地域を中心に、全戸ポスティングしようと考えています。

横峯先生を招いての座談会

早くお伝えしようと思っていたのに、あっという間に一週間以上が過ぎてしまい、おまけに月が替わり師走になってしまいました。
NPO法人青空クラブで、年度当初から計画していた 『ヨコミネ式』 教育法の横峯吉文先生を招いての、研修座談会が、11月25日(日)に実現しました。
横峯先生は、女子プロゴルファーの横峯さくらさんのおじさんです。
『ヨコミネ式』 教育法は、“All children are geniuses ━すべての子どもが天才である━” を理念に、幼児・児童が自律することを導いています。
2歳までは、過保護に親の愛情を存分に注ぎます。
3歳になったら、自律に向けてスタートです。
子どもが成長する過程で、嫌がることもなく身につけるべき適齢期があります。
その時期だからこそできることをやらせるのです。
0~6歳は、運動の時期(その子の身体能力はこの時期に決まる)。
~12歳は、頭の時期(勉強の嫌いな子は独りもいない。子どもは勉強が好き。なぜなら「できるから」)。
「いじめがあるのは、子どもたちが “ひま” だから」
の言葉には、私の頭がハンマーで殴られたような衝撃でした。
この世の中には、人の数ほどにあまたの教育法があります。
『ヨコミネ式』 教育法も、子どもを人に育てる方法の一つです。
NPO法人青空クラブでは、既成概念や偏見にとらわれず、多くの教育法を学び、個々の子どもに相応しい関わりが持てるよう研鑽を積んでいきます。
先ず。私たちの心と頭が想像力と柔軟性が豊でなければなりません。
横峯先生には超多忙の中、三豊市の小さな学童保育クラブまで来てくださり、感激で一杯です。
ありがとうございました。
取り組めるところから、進めていきたいと考えています。
すべては、子どもたちの将来のためです。