「迷惑ブログ?」になりませんように

第139回芥川賞に、中国人の揚逸さんが書いた「時が滲む朝」が決まり、選考委員の高樹のぶ子さんから選考経過の説明がされていました。
中国人である揚逸さんの、十分な文章力があるとは言い難い日本語で書いたこの作品が受賞したのは、作者自身に伝えたいことが確かにあることに対する評価だと言えます。
しかも、良い文章とは書きたいこと言いたいことがあるかないかによって、決定づけられるのだと言っているのです。
この選考の決め手を聞いたとき、気の利いた文章力すらない私に、少なくとも伝えたい確かなものがあるのかを問い直さなければならないと考えさせられたのです。
折しも、ここ数日の新聞に芥川賞関連記事として、「伝えたいこと」「言うべきこと」「書きたいこと」の有無の重要さと、さらに、「迷惑ブログ急増」の記事が連続して伝えられていたのでした。
ブログ「詫間政司の日記帳」を書き始めて2年以上過ぎましたが、顔を覆いたくなる心境です。
ブログは便利で、その気にさえなれば手軽に情報発信できます。
「伝えたいこと」「言うべきこと」「書きたいこと」が、書き手そのものに判然としていないものは、「迷惑ブログ?」に限りなく近いのではと、反省しきりです。
更なるバージョンアップを目指します。

“「迷惑ブログ?」になりませんように” への1件の返信

  1. 「迷惑ブログ」かどうかは、読み手が判断します。「迷惑ブログ」であれば、誰も訪問しなくなるでしょう。
    だから「伝えたいこと」「言うべきこと」「書きたいこと」があるのならば、どんどん書けばよいのです。もちろん、自らの自省を前提として発信すれば良いのです。
    言行一致は当然だと思います。
    ありがとうございます。
    これからもしっかりと考えを伝えてゆきたいと思っています。
    訪問したくなるような内容に充実してゆきます。
               たくま まさし

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