学校図書館

「子どもたちが学校の授業で学ぶ知識には限界があります。しかし、子どもたちが自ら進んで読書をすることで学ぶ知識は無限です。」
2月13日(水)に、東かがわ市立大川中学校・大内小学校の学校図書館で、 “学び成長する” とはこのことだったのだと、当たり前のことに気付かされました。
小学生と中学生が一緒に利用できることを前提に設計・レイアウトされた、この最新の学校図書館をプロデュースしたのが、 『図書館づくりと子どもの本研究所』 代表の平湯(ひらゆ)文夫さんです。
「子どもと学校が変わる図書館づくり」 を、 【平湯モデル】 で実現しようと取り組んできました。
家具づくりと部屋づくりで、子どもたちにとって 「図書館に行きたくなる」 「図書館が使いやすくなる」 「本を読みたくなる」 ように、導いていくためです。
本棚や机、イス、床など、できる限り木を使い、あたたかく居心地の良い空間をつくります。
本棚の形状は、低く抑え圧迫感のない高さにし、上段から下段まですべての本が見えるように、8度の傾斜を持たせています。
極めつけは、図書館司書室を充分に確保し、働く人のやる気を引き出します。
三豊市では来年度より、25校ある小学校の内、児童数の多い2校から専任の学校図書館司書の配置が、実現されようとしています。
私は、これから進められる小学校の統廃合にあわせ、新設校に随時配置していくことを、推進していきたいと考えています。
また、新設校舎建設の企画段階から、学校図書館の役割の重要性を訴えて行きたいとも考えています。
東かがわ市立大川中学校・大内小学校の小中一貫校における学校図書館の最新事例が、こんな近くに見ることができるのことに感謝しています。