第12回三豊市森林浴ヨーガ

4月20日(日)は、朝から少々霞がかかったような薄曇りでしたが、お昼近くになると春盛りとこれ以上ない天候となりました。
この陽気の中、高瀬町朝日山森林公園で、たかせヨーガの会主催による「第12回三豊市森林浴ヨーガ」が、市内外の愛好家の参加によって開催されました。
たかせヨーガの会代表の小山博明さんとは、不思議なおつき合いとなっています。
いつ、どこで、どのように知り合いになったのか、今となっては記憶の辿りようがないのですが、考え方や生き方に共感するところが多く、人柄に引きつけられご案内いただく催しに参加させていただいています。
この会は、ヨーガを毎日の生活に取り入れて、健康に関わる食や文化・環境などを考えることで、地域貢献できる生き方を目指そうとしています。
有志による詩吟に始まり、続いて元高瀬町教育長の小野建一先生の『「いただきます」 「ごちそうさま」の心』の講演がありました。
小野先生のお話はとても面白いと噂は聞いていたのですが、本当でした。
1.森林浴によるフィトン・チッドは、ストレス対策や健康増進に役立つ。
確かな季節の巡りの中で、植物たちの生命の輝きに出会い、人間は植物によって生かされていることへの感謝の気持ちを持つ。
2.“美”を求める心と“感謝”の心について。
“美しいもの”は“美しい”と感じる心に映し出されて初めて“美しいもの”となり、美しいものの源は木々の緑や花であり、芳しい香りである。
「ああきれい!」 「いい香り!」と思うことで、情緒が安定し、素直な感謝の気持ちが芽生える。
心が落ち着くと、学ぶ意欲がわいてくる。
これが家庭教育の要だ。
これが子育てだ。
「学校を作るのなら景色の美しいところを選びなさい」という岡潔先生の言葉や、三豊市庁舎の切られたケヤキの無惨な姿に傷心していることなど、心に響いてきました。
残念ながら後に予定があり、ここまでお話を聞いてこの場を失礼しました。
最後まで聞けなくて心残りでなりませんが、きっとどこかでお会いできると感じています。
色々とお話をお聞きしたいものです。
聞けなかったお話をレジメから想像すると、
3.心の教育の基本にあるものとして、この世界には食べ物なんて存在せず、すべて命だ。
目の前に置かれた命に対して、食べる前に心を静めて感謝せよ。
「いただきます」 「ごちそうさま」の心とは、「命」への陳謝であり感謝である。
4.健康な食事の基本として、「身土不二」という言葉がある。その土地・気候と身体が一体であるということだ。「一里四方のものを食べていれば安全」と昔から言い伝えられている。
小野先生、間違っていたらごめんなさい。
森林浴ヨーガが小山代表を中心に、市民参加のイベントに発展することを期待し、私自身もお手伝いできるよう学びを深めてゆかなくてはならないと思っています。