お盆休みで、お墓参りなどして少しは身の回りのことを見つめる時間を持とうとしていたところ、何やら今朝から部屋に入ってくる風が、昨日までと違うことに気がついたのです。
間違いなく、この国の特有なヌメットした湿気の多い空気とは違い、涼を感じる風です。
この夏は、とにかく暑いのは例年通りなのですが、異常なけじめの無い梅雨に始まり、つい先日は突如出現したような台風で、水不足なのか水余りなのかどうも判断のつきかねる妙な気象となっていました。
この国の季節は人の願いとは関係なく、移り変わり四季を重ねてきました。
夏から秋へ、そして冬となっても再び春が訪れ、また夏へと移ろう四季に、私たちは人生や社会の変化を重ね合わせ解釈してきました。
昨年秋のアメリカ発金融破たんによる世界的経済危機で、日本経済はもとより地方経済は、大打撃を今も受けています。
このような惨憺たる実情に対して、国も地方もあらん限りの経済危機・活性化対策を打っており、経済再生の道筋の中から、新たな産業やビジネスモデルが生まれる可能性を感じるようになっています。
異常気象で秋を忘れたかのような、突然の冬の来襲であったとしても、必ず春が訪れるごとく経済も大きなうねりのように循環しているのだと理解できます。
“「生」あるものは必ず「死」あり”
しかし、季節の移ろいのごとく “再び蘇る” のです。
この感覚は、四季の風土の中で生きてきた日本人特有のものなのかもしれませんが、私はそのように感じています。
このような思想は、必ず日本の最強の武器になるのだと思っています。
初盆で、父の墓前で経済再生の光を見つめています。
教育カウンセラー養成講座
8月8日(土)から10日(月)の3日間、高松テルサを会場として、特定非営利活動法人 日本教育カウンセラー協会主催による 『教育カウンセラー養成講座』 があり、世間の大雨騒動にもかかわらず、缶詰状態で受講してきました。
この間に、大雨洪水警報に対処していた皆さんには、感謝申し上げます。
私が参加したのは初級講座で、
8日の午前中の3時間は、名城大学教授 曽山和彦氏の「構成的グループエンカウンター」、午後の3時間は、元広島県立宮島工業高校教師で上級教育カウンセラーの朝倉一隆氏の、「絆と心を育てる生徒指導」。
9日は、青森明の星短期大学客員教授 國分久子氏の「問題行動の理解と対応」と、東京成徳大学副学長 國分康孝氏の「教師に必要なコミュニケーションスキル」。
最終日の10日は、愛知教育大学教授 坂柳恒夫氏の「キャリア・ガイダンス・カウンセリング初級編」と、東京学芸大学教授 河野義章氏の 「授業に生かすカウンセリング」。
このような講義内容での、延べ18時間の有意義な受講研修となりました。
教育カウンセラーとは、子どもたちの成長の過程で経験する、学習や進路などに関する問題を解決するためのもので、治療的カウンセリングとは異なります。
その異なる点は二つあります。
一つは、個人だけを対象とするのではなく、学級などの集団をも対象とすることです。
もう一点は、「治す」ことよりも「育てる」観点に立った支援を目指す点です。
この意味から、私にとっては、桑山放課後児童クラブのこれからの運営のためにも、子どもたちがこれから遭遇するであろう様々な問題に、大人としてどのように関わってゆくべきなのかを考えるよい機会となったと思っています。
人は、とにかく色んな人と関わり合わなければ人として生きてゆけない、という事実があります。
私たち大人に託されているのは、子どもたちが成長する過程で出くわす現実に立ち向かい、対処する力を養うことができるよう導くことだと思うのです。
私は、子どもたちにとって、人はいかに生きるのかという“生き方”や“人生設計”をめぐる教育が、今、最も必要な課題だと考えています。
子どもたちを導くための『教育カウンセラー』の価値の意味を確かに感じた3日間でした。
行財政改革調査特別委員会視察研修報告・3
視察研修の最終日は、東京都霞ヶ関の総務省自治行政局を訪問し、『市町村合併と地方行政改革』 にとういての研修をおこないました。
市町村合併の進捗状況は、平成11年3月31日に 3,232 あった地方自治体が、平成21年6月1日には 1,775 となっており、平成22年3月31日には 1,758 となる予定です。
これによって、旧・現法下での今回の平成の大合併は一応の終結を迎えます。
今後の課題は、人口1万人未満の市町村も469存在しており、更なる推進が求められるにあわせ、合併市町村の規模・能力の充実、行財政基盤の一層の強化に対する着実な支援が欠かせません。
合併市町村の課題は、大きく分け5つあげられます。
1. 住民自治の振興・住民主体となった地域づくり
住民の自主的は活動の差によって、同じ自治体内で地域活動に差が生まれる懸念がある。
2. 組織・職員の融和とスキルの向上
旧市町村間の組織風土の違いから、組織としての融和に時間がかかり、行政遂行能力に合併効果が現れていない事例がある。
3. 住民負担の適正化
合併後の一定期間、旧市町村の住民負担料金体系を継続しており、負担水準の適正化に十分な議論での見直しが必要。
4. 公共施設の再編
重複する公共施設の廃止・転用による、施設の再編が不十分であり、補助金特化法の運用基準変更を積極的に推進する必要がある。
5. 都道府県から市町村への権限委譲
分権の受け皿の一つの方法として合併が推進されたが、地方の仕事が多くなりすぎたにもかかわらず、権限委譲がまだまだ不十分で、更に進める必要がある。
以上のような改善すべき点が考えられ、合併の成果は3~4年で量れるものではなく、10年位の時間がかかるのでしょう。
説明をしてくださった 総務省自治行政局合併推進課・併任 市町村課 新田一郎 理事官には、詳細な資料をいただき、また、地方の実態を正確に把握分析いただいており、安堵するとともに感謝の思いです。
特に、補助金特化法の運用については、国の出先機関や県が動かない場合は、「直接中央(私)に相談してください」との言葉は、彼が四国愛媛の出身であることも重なって、なんとも頼もしく、希望の光の見える研修となりました。
これで、3回続いた 「行財政改革調査特別委員会視察研修報告」を終わります。
行財政改革調査特別委員会視察研修報告・2
2日目の視察研修は、山梨県韮崎市での「議会改革について」です。
韮崎市は、山梨県の県庁所在地である甲府市から北西約12kmにある山岳盆地にあり、面積143.73平方キロメートル、人口32,000人余の自然豊かな環境にあり、昭和29年に市政施行から55周年を向かえています。
甲斐武田氏発祥の地であり、また、日本代表で海外のプロリーグでも活躍した中田英寿氏を輩出するなど、サッカーのまちとして有名です。
韮崎市議会では、平成11年の費用弁償廃止から平成21年の本年までの10年間に多くの改革を行ってきました。
その推進の仕組みは、先ず、正副議長と各会派代表者(現在8名)による 『議会運営等に関する研究会(小委員会)』 で優先項目を選出し協議決定します。
それを 『議会運営等に関する研究会(全員協議会)』 で協議決定する、という手順で行ってきました。
H17年には・・・会議録検索システムの導入
H18年には・・・議会映像の庁内配信、委員会の公開
H19年には・・・政治倫理規定の制定(議会の不祥事)
H20年には・・・議会映像のインターネット配信(ライブ並びに録画中継)、財務常任委員会の設置(予算決算を審査する常任委員会)、常任委員会の複数所属、自治法改正により諸議会を正規の議会活動に位置づけ
H21年には・・・申し合わせ(先例集)の改正(これまで一度も改正されていなかったものを全部見直し改正)、政務調査費の減額、議長交際費の公表、一般質問の一問一答方式の変更、休日・夜間・女性会議の開催(人件費・光熱費等の検討や他市の状況の研究をすることとなった)
現在(今後)の検討項目として
1. 議会定数の見直しとして、削減ありきではなくメリット、デメリットを検証するが、他市の状況から2人減の18人の方向
2. 議員の審議会(執行部附属機関)委員等の就任の見直し
3. 議会報告会(出前塾)の開催
4. 議決権の範囲の拡大
などがあげられています。
この日の研修でもっとも興味深いところは、「財務常任委員会の設置」です。
正副議長と議会選出監査委員を除く全議員が委員となり、予算決算及び補正予算審議を行うというものです。
関係所管ごとに開かれる常任委員会は、スムーズな審議の反面、財政状況全体が見えにくい問題があるといえます。
これに対して、韮崎市における「財務常任委員会」のような全員が所属する、財政状況に関する常任委員会が設置されれば、議会だけでなく財務担当以外の職員にも、自分のまちの財政内容が分かりやすくなると考えられます。
各常任委員会の補正予算歳出に関わる予算審議との住み分けの問題はありますが、少なくとも補正予算の歳入は、財政状況全体を見る中での詳細な審議が可能となると考えられます。
韮崎市における議会改革は、基本的なことやその気になればできることを、着実に積み重ねてきた地に足の着いたものであり、まちの歴史の重さを感じた研修でした。
行財政改革調査特別委員会視察研修報告・1
行財政改革特別委員会で7月27日(月)~29日(水)の3日間、東京都と山梨県方面へ視察研修に行ったことの報告をします。
1日目は東京都狛江市で 『情報公開』 及び 『議会改革』 を、2日目は山梨県韮崎市の 『議会改革』 、そして最終日は霞ヶ関の総務省で 『市町村合併と地方行財政改革』 の研修を行いました。
東京都狛江市は、世田谷区に接し多摩川沿いにあり、新宿にも私鉄で20分ほどの距離にある、人口76,000人ほどの住宅都市です。
面積は6.39平方キロメートルで、これまで何度かの合併論議がありましたが、一度も合併をしたことがなく、全国で3番目に狭い市です。
『情報公開』 と 『議会改革』 の取り組みは、前市長の不正による辞任で、平成8年に現市長が革新市長として就任したことから始まります。
① 『情報公開』 は、「市民協働のまちづくり」の前提となるもので、しかも、それは「市民参加」の土台の上に実現すべきもの、という考えの基本条件となります。
狛江市では「狛江市の市民参加と市民協働の推進に関する基本条例」を、平成15年に制定し、その前文として
“狛江のまちに「新しい風」を! そのような思いをこめて、私たちはこの条例を定めます。
「新しい風」は、市民と自治体の信頼に基づくパートナーシップから生まれます。・・・・・・・・”
と明記されています。
そして、
“「パートナーシップ」とは情報や経験、創造性を持つ市民と、財源・権限を持つ行政とがお互いに対等な関係を持ち、それぞれの持ち味である情報や財源等を共有し、それぞれの特性を活かしながら、ともに考え協力して同じ目的を目指し取り組むことをいう。”
と、解説しています。
このことは、情報共有の重要性の認識が強く語られていることをさしています。
“議会における会議録の作成と公表は、市民からの請求がなくともいつでも閲覧可能な状態を整備することが義務付けられる。”
ともなっています。
議会においては、平成12年に定めた「狛江市審議会等の作成に関する要領」の中で、『情報公開』 を会議の性格によって会議そのものが公表の方法を決定することとしており、議会の独立性に考慮しつつも、積極的な 『情報公開』 に努めてきました。
平成16年から「狛江市の市民参加と市民協働の推進に関する基本条例」により、各種委員会、審議会を公開して、「市民参加」による「市民協働」のまちづくりへとつなげています。
② 『議会改革』は、平成12年から平成21年5月の約9年間かけて、第3次まで行われてきており、現在第4次に取り掛かっています。
いづれの取り組みも、「議会改革小委員会」を設け審議し、議会運営委員会委員長が報告する形をとっています。
第1次は、平成12年からの2年間に32回の小委員会を開催し、主なものに本議会中心主義を委員会中心主義に移行したことがあげられます。
第2次は、平成17年から1年間に14回開催し、主なものに政務調査費に関する条例の改正があり、その扱いを会派代表者に委ねるとの提案となり、平成18年に可決されました。
第3次は、平成20年の半年間で13回開催され、主なものとして市長の専決処分の事項で、金額の改正を議員追加提案で行いました。
その他、多くの項目での改革審議が行われた実績が報告されました。
狛江市における 『情報公開』 と 『議会改革』 は、着実に市民協働のまちへと「新しい風」となって、追い風でそよいでいることを実感した研修でした。
経済対策の臨時議会
臨時議会が7月30日(木)に開かれ、上程された4議案すべてが全会一致で可決されました。
その議案の内容は次の通りです。
【議案第87号】
デジタル防災行政無線施設(固定系)整備工事
一般競争入札の結果、(株)富士通ゼネラル四国支店が7億8千万円足らずで落札し、工期は平成24年2月29日まで。
【議案第88号】
詫間中学校屋内運動場建築及び太陽光発電工事
一般競争入札の結果、小竹興業(株)が4億9千万円余で落札し、工期は平成22年3月23日まで。
【議案第89号】
平成21年度三豊市一般会計補正予算
今回の補正予算は、1,831,568千円で補正後の予算額は27,885,379千円となります。
*歳入予算の内訳は、地域活性化・経済危機対策臨時交付金を主なものとする、国庫支出金12億5千万円弱が多くを占めています。
他、繰入金として、財政調整基金を5億8千万円弱計上しています。(21年度末見込み 48億円余)
*歳出の各課別内訳は、
・総務課
消防車両17,772千円、連絡配水管敷設工事67,000千円、渇水対策事業130,718千円などで、2億1千5百万円強
・人事課
職員採用試験委託料で2,100千円
・管財課
高瀬農村環境改善センター改修事業182,260千円、低公害車公用車更新事業10,773千円などで、1億9千3百万円余
・政策課
宝山湖いきいき健康にぎわい事業(防犯灯、看板設置)30,041千円、知的財産戦略的コンサルティング事業10,200千円で、4千万円余
・地域振興課
コミュニティバス購入事業5,216千円
・健康課
健康増進事業(女性特有のがん対策事業)10,762千円
・子育て支援課
放課後児童クラブ施設耐震診断事業3,608千円、保育所地上デジタル化対応事業2,000千円、母子自立支援事業7,077千円などで、1千5百万円余
・農業振興課
農道維持管理事業123,400千円、林道維持管理事業23,520千円などで、1億7千6百万円余
・商工観光課
朝日山森林公園遊具点検整備事業2,800千円、三野児童公園遊具整備事業他で、4百万円強
・建設課
市道維持管理事業530,513千円、市管理河川維持管理事業37,540千円他で、5億7千万円強
・港湾水産課
仁尾港クレーン設備整備事業で121,000千円
・教育総務課
AED施設事業6,321千円、小学校施設耐震化推進事業282,174千円、幼稚園施設耐震化推進事業25,349千円で、3億1千5百万円足らず
・学校教育課
学校情報通信技術環境整備事業(幼・小・中)で148,626千円
・生涯学習課
高瀬町公民館勝間分館トイレ改修事業5,485千円、生涯学習施設地上デジタル化対応事業2,600千円他で、1千3百万円余
【議案第90号】
平成21年度三豊市水道事業会計補正予算
補正額は193,400千円で、補正後の予算額は2,523,694千円となります。
一般会計からの繰入金を主たる財源として、水源確保などの渇水対策事業がすべてとなっています。
世界的な経済危機にあって、国からの予算措置としての地域活性化・経済危機対策臨時交付金、安心安全な学校づくり交付金、学校情報通信技術環境整備事業補助金などを、今考えられる予算配分としています。
比地大地区子ども会七夕祭りと花火
今朝は、梅雨時とは思えない激しい雨音で目が覚めてしまいました。
昨夜の、帰来昭和会の納涼大会で、遅くまで飲んで騒いで後片付けをしていて、疲れているはずなのに思いのほか爽やかな朝でした。
7月26日(日)は、毎年の行事となっていて地域の風物詩とも言える、「比地大地区子ども会七夕祭り」と、「比地大地区打ち上げ花火」が開催される予定となって、子どものようにそれが嬉しかったのでしょうか。
ところがこの雨です。
そのときは、七夕祭りは体育館で行う予定と聞いていたのですが、打ち上げ花火はできるのかどうか心配でした。
子ども会行事の七夕祭りは、今年で41回を数えており、これほどの長期間にわたり継続しているなんて、他ではまねのできない地域力の証であり、すばらしいことです。
夕方からの開会で、比地大小学校の子どもたちが、自治会子ども会ごとに練習をつんだスタンツを行っていました。
どの子ども会も、アイデアを出し合った連帯感のある元気な発表ができていました。
そのおかげでしょうか、打ち上げ花火のころには絶好の花火日和(夜はこうは言わないか?)、天候となっていて、子どもたちのエネルギーのすごいこと!!
今年で21回目となる打ち上げ花火は、これまでにないような驚きのパフォーマンスだったように私には感じられました。
不景気の影響でよその花火大会の中止のために、大分おまけしていただけたのでしょうか。
いやいやそんなことを言っては失礼というものですね。
きっと、比地大地区の皆さんの情熱に応えた、花火師さんたちの心意気なのです。
子どもたちの力一杯のスタンツと、夏の風物詩の代表格である「花火」のパフォーマンスのエネルギーに、感動して終えた夏の日の一日でした。
地域資源としての地元企業・13
観音寺市から海沿いの道を進むと仁尾町に入り、すぐに父母ヶ浜を背景にした、南欧風の白い建物が目に飛び込んできます。
それが、今回お伺いした (有)プリマーレはやしや です。
本年度から三豊市商工会の会長に就任されたお父様の、後継経営者となる常務の林達二さん(34歳)にお話をお聞きしました。
達二さんは、宮城県の有名な結婚式場での2年間の修業の後、帰郷して現在に至り9年になるます。
『プリマーレはやしや』がこの地にあるのは、達二さんのおばあさんが仁尾町街で宴会場として営んでいた『はやしや』を、昭和50年頃に現社長であるお父さんが、これからの時代に相応しい結婚式場としても営業できる会館として、新装開業したものです。
“プリマーレ”とは、イタリア語で“最高の海”という意味があり、まさに、この命名に相応しいロケーションにあり、この地を新たな事業展開の拠点に選んだお父さんの、思いの結晶のようです。
現在の三豊観音寺地域の婚礼市場は、宇多津・高松方面に流れていることや、顧客対象者の5割が、従来のような華やかな披露宴を行わないなどが重なり低迷しています。
しかし、このような苦境にあっても、地元の同業者と共に新しい華燭の典の仕掛けを模索するために、勉強会に積極的に参加すると共に、「この仁尾のまちが好き」を営業展開の基本として、この仁尾のまちならではの特性を活かしたサービスの開発に知恵を絞っています。
そして、今流出している顧客を取り戻すことと合わせて、これまでとは逆に高松やその他地域から顧客を引き込もうと目標を定めています。
「お客様に喜んでいただくサービスは、スタッフの幸せあって始めて提供できる」を信条に、若いスタッフの皆さんと、その一員である奥さんと共に“心の経営”の実践に勉強の日々です。
帰り際に、同行している久保田さん(観音寺市の久保田写真館店主)の向けるカメラに納まった、達二さんと奥さん、そしてスタッフの皆さんの表情のさりげない自然さに、新たな『プリマーレはやしや』の可能性が垣間見えたように感じたのでした。
さまざまな企業や経営者が常に追い求めている、形の見えにくい「サービス」という形とは何なのかを考えさせられた訪問でした。
人生の節目となる、その人に相応しい『プリマーレはやしや』ならではの“ハレの舞台”のサービス”を確立することを期待しています。
奥さんが出してくださったアイスコーヒー、本当においしかったです。
忙しいところ時間を割いていただいた皆さん、ありがとうございました。
6月議会の一般質問報告・3
3回シリーズでお届けしている「6月議会の一般質問報告」の最終回です。
3件目は 『太陽光発電システム導入の補助金制度について』 の報告です。
【質問】
地球環境及びエネルギー資源問題に端を発し、自然エネルギーや新エネルギーへの取り組みが世界的に推進されています。
太陽光発電システムは、太陽電池メーカー各社が大幅増産のための設備投資を行っており、国としても純国産のエネルギー源であり、日本の経済成長の新エンジンと期待しているといいます。
また、経済成長戦略の柱としても、太陽光発電システムに対する期待も大きくなっています。
民間住宅、家庭用太陽光発電システム導入に対する国の補助金制度の復活で、再び脚光が当てられており、市民の関心も強く、市の補助金制度創設の要望が多く寄せられています。
民間住宅、家庭用太陽光発電システム導入の、市の補助金制度創設の考えを問います。
【答弁】
政府の低炭素社会づくり行動計画では、日本の太陽光発電世界一の座を再び獲得することを目指し、太陽光発電導入量を2020年に10倍、2030年には40倍とすることを目標にしています。
三豊市でも、本年度からバイオマスタウン構想によるまちづくりに取り組むこととしており、竹資源を中心として、さまざまな市内のバイオマス資源を利活用した事業化を目指しています。
太陽光はバイオマスではありませんが、自然から得られるクリーンエネルギーであり、市のまちづくりの方向性とも合致するため、バイオマスタウン構想とあわせて検討したいと考えています。
太陽光発電の普及は、政策として検討する時期は来ていると考えています。
三豊市独自の補助制度の創設は、前向きに検討し、平成22年度(来年度)当初には遅くとも開始できるよう、準備を進めてゆきます。
以上で3回にわたった報告を終わります。
6月議会の一般質問報告・2
前回に引き続き、6月議会の一般質問の2件目の報告です。
『放課後児童クラブ(学童保育クラブ)の現状と方針について』 をお届けします。
【質問】
保護者が共働きや一人親家庭の子どもたちの放課後の安心、安全な生活環境確保のために設立された放課後児童クラブは、保護者にとっても子どもたちにとっても欠くことのできない施設です。
市が本年4月1日から市内全域に設けた放課後児童クラブには、公設公営と公設民営があります。
市の目指す運営形態の方針は公設民営とありますが、ほとんどが公設公営のスタートとなっています。
設置運営者としての市の認識する現状の問題点、
特に、指導員の人材確保、保育・教育の明確な方針、設置運営者としての市の経営体制、について問います。
【答弁】
これまでの旧町間での運営上の差異や不均衡を改正し、統一を図るとともに、保護者の負担を軽減する改定を行いました。
20ヶ所で実施しており、登録児童数も平成20年度461人であったのが、現在624人と、大幅に増加しています。
現在80人ほどの指導員がおりますが、長期休暇を控え指導員不足が懸念されています。
指導員は有資格者や経験者が望ましいいのですが、広く人材確保に努めます。
良質な保育を提供するために、指導員を対象とした研修会の開催や、クラブ間の交流に取り組み、保育資質の向上に努めます。
また、指導水準の均一化と指導員の不安解消を図るため、指導マニュアルの作成と循環指導員の配置を検討します。
現在公設公営、公設民営の2形態で運営していますが、行革推進プランでは、将来的に公設民営化が打ち出されています。
今後は、地域の実情、保護者のニーズや利便性を考慮し、公共施設だけではなく、民間施設も有効に活用して、健全な放課後児童クラブの運営に努めます。
経営体制の強化については、運営形態がいかなる形であっても、市が事業主体であることには代わりません。
“子育てするなら三豊が一番” に相応しい放課後児童クラブ事業とするために、クラブに積極的に訪問して強力に指導を行ってゆくとともに、民間の力もかりて三豊市の子育てをトータルに支援してゆきます。