突然の ごみ処理問題調査特別委員会

3月定例会開会中であり、代表質問を明日に、一般質問初日を明後日に控えた今日、突然のごみ処理問題調査特別委員会が開催されました。
開催日程の連絡が入ったのは、2日前の3月5日(月)で、思わず耳を疑いました。
「あさっての3月7日、水曜日のことですか?」 と聞き返した私に、電話の向こうで 「そうです」 と、申し訳そうに控えめな女性の声。
返す言葉がなく、「はい、分かりました」 と答えていました。
「こんなめちゃぶりも有りなんや」 と、意味もなく納得していたのでした。
突然であっても、三豊市議会ごみ処理問題調査特別委員会に違いはありません。
協議題は、これまで開催された委員会の中で行われてきたトンネルコンポストの説明が、パワーポイントによる口頭だけであったことから、委員の中から形に残るペーパー資料の提出と、再度の説明が求められていたことに対するものでした。
民間事業者である企業にとって、企業秘密の部分もあり、形に残る情報をできるだけ表に出したくないとのことでしたが、協定書契約に向けての大詰めの段階に来て、議会内で情報の共有が必要でした。
前回のこの委員会報告(2月9日付けのこの場で報告済み)でお伝えした、次回委員会で提案予定であった協定書案は、骨子は概ねできているとのことですが、突然開催の今回には間に合いませんでした。
終わりに、ごみ処理問題調査特別委員会のあり方について協議が行われました。
エコマスターと三豊市の間で交わされる協定書締結をもって、この委員会を締めくくることで決定しました。
このことによって、ごみ処理問題調査特別委員会は、本年6月をもって2年間の任期が終了します。

3月定例会 一般質問通告

三豊市議会平成24年3月定例会が開会された翌日の3月2日(金)正午に、代表質問及び一般質問通告書の受付が締め切られました。
人の話を聴くだけのその他大勢になっていたのでは、退屈で疲れます。
何より、議員としての務めとして、一議会に一度は登壇して、わずかな時間でも出演者にならなければなりません。
今回は、2件について質問します。
1件目
【学校図書館について】
学校図書館法は、「学校教育において欠くことのできない基礎的な設備」で「児童または生徒及び教員の利用に供することによって、学校教育課程の展開に寄与する」の他、「心の居場所」となる学校図書館づくりにふれられている。
次の点について問う。
1.学校図書館司書及び指導員の配置状況について
2.平成23年度の『住民生活に光をそそぐ交付金事業』の学校図書に対する実績について
3.平成24年度の『住民生活に光をそそぐ交付金事業』と『学校図書館司書配置のための措置』に対する事業計画について
4.校舎新築・改築等における、利用しやすく親しみやすい学校図書館整備と、専任学校図書館司書または指導員の配置について
2件目
【水道事業の現状とこれから】
水道料金統一の課題と、今後の事業整備計画について。
次の点について問う。
1.工場用水料金の現状と、一般水道料金へのしわよせの解消方法について
2.水道料金統一の予定と、それに伴う経常収支の見通しについて
3.施設更新及び新設事業の計画について
4.県の広域化構想の概要について
いつものことなのですが、通告してからが勝負です。
自らを追い込まなければ勉強をしない怠け者の私にとっては、自らを鍛える絶好のチャンスです。

12月定例会 一般質問報告

年は変わり少々遅くなりましたが、平成23年12月定例会の私の一般質報告をします。
「子どもを産み育てるまちづくり」について
【質問】
9月定例会の一般質問に続いて、東日本大震災で感じた、本当に安心安全な場所とはどのようなところなのかを課題に質問する。
三豊市は、全国的に見ても自然環境に恵まれた場所であることを再認識した。
三豊市は、女性が安心して妊娠・出産・子育てできる環境にあるといえ、さらに、子育て支援制度も充実したものとなっている。
今議会に、子育て支援に充てられる限られた予算を、より効率的に展開する主旨で、出産祝い金の廃止条例が提案されている。
この機会に、このまちの豊かな自然と災害の少ない、安心安全なところという最大の特長を活かした、他のまちと明らかに違う、「子どもを産み育てるまちづくり」 ができないか。
女性が自らの命をかけた命を生むという行為に対して、出産の方法を自ら選択できないような今の出産環境が、命に対する意識の鈍感さ、軽薄さにつながっているのではないかと思う。
まちづくりの社会基盤となる、市立病院の産科・小児科の設置と、民間助産所開設に対する行政としての支援の考えを訊く。
【答弁】
産婦人科または産科を設置するならば、赤字を覚悟しなければならない。
それを許されなければできない。
限りある財源をどう振り分けるのかが、大きな局面に来ていると思っており、命が産まれる瞬間というのは、我々が大事にしなければところだと感じている。
現在、 『三豊市地域医療あり方検討委員会』 が、市長の諮問を受けて、地域医療における市内医療機関の役割と他市医療機関との連携のあり方、市の公立医療機関の担うべき役割の審議をしているところだ。
この議論や答申を受けて、今後市立病院の果たすべき役割を検討したいと考える。
助産所の開設は、開設後10日以内に県に提出しなければならないとされている。
また、平成19年からは、嘱託は産婦人科医師に限る連携医療機関を定めることが義務づけられている。
開設の相談があった場合は、それに向けて協力・対応する。
以上のような内容です。
昨年の12月7日と10日のこの場でも書きましたが、 「命」 を直視するまちづくりを目指したいと強く思っています。

12月定例会 一般質問通告

早くも平成23年の最後となる三豊市議会12月定例会が、12月1日(木)に開会されました。
初日には、すでに決算特別委員会で審議承認済みの、平成22年度の一般会計や特別会計及び公営企業会計の認定議案が、特別委員会の審議結果通り認定されました。
また、11月5日のこの場の 「三豊市民クラブ視察研修・1―②」 の終わりにお伝えしている、公設による粟島診療所開設のための条例の一部改正議案も、開設に係る手続きの時間を短縮したいため、委員会付託を省き、この日の審議可決となりました。
一般質問は、12月6日(火)から8日(木)までの3日間の予定で行われることとなっています。
私の今回の質問は、【“子どもを産み育てるまちづくり”について】の、1件です。
質問要旨
9月の一般質問同様、東日本大震災による津波被害や台風の豪雨被害で感じた、安心安全なまちとは、どのようなところなのかを課題に質問する。
三豊市は、豊かな自然と災害の少ない安心安全なところであるという点では、日本一ではないかと思う。
これこそが、三豊市の 「売り」 だ。
最大の優位性を活かした、 “子どもを産み育てるまちづくり” ができないか?
そこで、3点について質問する。
今議会において、出産祝い金の廃止条例が提案されているが、これによって子育て支援施策全体の後退になりはしないか。
そうならないのであれば、子育て支援に係る施策全体の事業ごとの予算を示し、そのわけを説明して欲しい。
3点目は、当市の子育て支援は、母親が安心して妊娠・出産できるようにと、その段階から関わるあkたちとなっているが、当市の置かれた産科医療機関と助産院・助産師の現状と、直近の複数年度の子どもの生まれた施設を示して欲しい。
以上のような内容です。
私は、2日目の7日(水)の最終の出番です。

9月定例会 一般質問報告・2

前回に続いて、9月定例会の一般質問報告をします。
今回は、2件目の 「児童館の活動について」 です。
【質問】
三豊市児童館条例に定める児童館は4館ある。
いずれも児童館と呼ばれているが、二つの部・課の所管に2館づつ分かれて運営されている。
同じ児童館という名称でありながら、館によって利用料や参加料に要・不要の差異があるのは、利用する子どもたちに要らぬ誤解与えているのではないか。
また、次世代育成行動計画に位置づけられた児童館は、一人の子どもの成長を誕生前から高校まで、一貫して見守る役割を担えるのではないかと考える。
施設の役割を再確認して、それぞれの施設の違いを市民にもっと分かりやすくするために、名称の変更をしてはどうか。
4つの児童館の現状と、今後の運営改善及び名称変更の考えを問う。
【答弁】
児童館は、児童福祉法第40条に基づく児童福祉厚生施設として、18歳未満のすべての子どもを対象に、健全な遊びを与えて、その健康を増進し、情操を豊かにすることを目的とした施設だ。
市民部人権課所管が2館、健康福祉部子育て支援課所管が2館となっている。
それぞれの館の役割によって、年間を通してそれぞれの活動を行っている。
利用料や参加料は、材料費の実費負担としている。
今年度料金統一を行うよう指導しているが、再度調査する。
名称の変更についての提案は、施設の成り立ちが異なるというものの、同じ児童福祉法の趣旨に基づいていることもあり、すぐの対応は難しいが、今後検討していきたい。
子どもたちが成長する過程で、様々な問題にぶち当たり躓き悩むことがあるでしょう。
そんな時、児童館が 「そこに行けば必ずいつものおばちゃんやお姉ちゃんがいて、話を聞いてくれる。」 場所になれればどんなに救われるだろうと思います。
一般質問報告を終わります。

9月定例会 一般質問報告・1

9月定例会が閉会して2週間が経ち10月に入り、秋祭りの最盛期を迎えようとしています。
この間、韓国ハプチョン郡の “大蔵経千年世界文化祝典” に参加した後、地域の体育祭や運動会、敬老会と、秋の恒例の催しが一杯でした。
ちょっと一息ついたところで、この議会で私が行った一般質問の報告をします。
今回は、2件のうちの 「集落内市道整備について」 を行います。
【質問】
少子高齢化社会となり、人口減少時代が到来している。
これまで人口増加とともに人の住む生活の場は劇的に拡大、移転し、半世紀前には居住地にすらならなかった地域が、立派な住宅地となり発展してきた。
一方、以前から拡大の時代から縮小の時代へ変化することに対して、政治及び行政の政策立案のあり方が問われてきた。
人口減少時代にあって、大地震やそれによる津波、強烈な台風による豪雨の水害など、自然災害への危機意識が日常化し現実味を帯びてきた今、安心で安全な生活の場とはどのようなところなのかを見極めるときがきている。
代々、人が生活の場としていた集落は、古来からの度重なる自然災害からも守られた場である。
今は、緊急時の場合だけではなく、本来ならば住みやすく優良な土地が、進入路が狭いことで住みにくい場所になっている。
ここが進入しやすい場所となることで、廃屋や空家対策になり、さらに、若者が定住するきっかけとなると考える。
このような効果を市民にしっかりと伝え、市民と行政の合意に寄った集落内市道整備の気運をつくることが政策ではないかと考える。
それによって、現代に相応しい安心で安全な生活の場として再構築することが、災害に強い賑わいのあるまちづくりになるといえる。
そのための方策の一つが、集落内への進入路、生活道の確保と拡幅の促進だ。
集落内市道整備に対する現状の施策と、今後の政策化の考えについて問う。
【答弁】
集落内市道整備は、自治会等からの要望により対応、調整、整備を図っている。
要望があった場合には、必要性など、現地調査を行い、道路計画を幅員4メートル以上で市がつくり、用地は寄付をしていただき、用地取得が完了すれば、市が工事をしている。
時代によって道路事情は変化するが、集落が時代に対応できていないというのが今の実情だ。
生活するのに一番いいはずの集落から、若者が出ていくという状況が市全体で発生している。
それによって廃屋や放置家屋が増えることで、地域はすさみ、さらに若者の流出を生んでいるという、負の循環になっていると感じている。
時代の切り替えができるようにしなければならない。
例えば、日本中にないような法律を我々が考え、放置家屋新税を創設するなど、相当大胆な施策で臨む必要があると考える。
現実をどう捉えていくのか、場をあらためて議会とも抜本的な考えを話し合いたいと思っている。
1件目の報告は以上です。
次回は、2件目の 「児童館の活動について」 の報告をします。

子どもにとって 「食べる」 こととは

3ヶ月前の三豊市議会6月定例会で、 『新学校給食センター建設と “弁当の日” の関係について』 の一般質問を行いました。
三豊市で検討が進められている新しい学校給食施設を、自校方式(各学校ごとに調理)とするのか、センター方式(まとめて調理し各校へ配達)するのか、様々な意見と議論が交わされてきました。
なぜ私がそのような質問をしたのかは、次の理由によります。
私は、給食をつくり提供する設備や形態による方式の選択の以前に、 「食べる」 という生き物が生きるということの根源ともいえる行為を、子どもの教育の中でどのように捉え考えるのかが最重要であると考えたからです。
当然、今もその考えは、決して揺るぐものではありません。
学校給食で栄養のバランスがとれ、調理員さんの顔の見える温かくておいしい給食が提供されることはすばらしいことです。
その一方、学校給食だけが、子どもにとって 「食べる」 ことのすべてではありませんし、学校給食は子どもにとって 「食べる」 ことの一部だといえることです。
むしろ、学校給食が無かったとしても、家庭で栄養のバランスや心の通う温かい食事ができればまったく問題は無く、それこそが最善であるのだといえます。
その意味でいえば、学校給食施設の形態の問題よりも、子どもにとって 「食べる」 こととは、 “生きることそのものである” ことを伝え気づかせることができるのであれば、いかなる方式であったとしてもその役割は果たすことになるのだと考えられます。
この具体的な方法が、 “弁当の日” なのです。
子どもが自分自身で手作り弁当を作る体験を通して、様々な出来事を経験し、 「食べる」 ことで感動することこそが、 “生きることとは” を自分のこととして考えることにつながっていくのだと思うのです。
9月11日(日)、今、私が一番お会いしたかった人である “弁当の日” の提唱者の竹下和男の講演会が、藤田宗丈さんを代表にする 『ミトヨオヤジの会 三豊塾(さんぽうじゅく)』 主催で行われたのです。
初めてお会いして、直接お話をお聞きしました。
一つ一つの経験した出来事を語る言葉が、心にビンビンと響いてきました。
一般質問の原稿づくりのために買った、 先生の著書である 「“弁当の日” がやってきた」 に続いて、 「台所に立つ子どもたち」 を買い、サインをしていただき、握手までしていただきました。
「食べる」 ことを深く考えることで、三豊市の子どもたちは必ず健やかに成長すると信じています。
『ミトヨオヤジの会 三豊塾』 の皆さんご苦労様でして。
そして、すばらしい出会いの機会を与えていただきありがとうございました。
今後とも着実な活動を期待しています。 

三豊市のPR映像

三豊市の今年度事業として、市の知名度向上プロジェクト事業の一つに、PR映像制作放映委託事業があります。
市長が全国へ出向いたとき、ほとんど三豊市のことを知る人がいないことに衝撃を受け、なんとしても知名度の向上を計らなくてはならないと感じたのだそうです。
地場産品販売をはじめ、企業誘致や定住策の事業展開も、どれをとっても先ず、三豊市というまちがあることを知ってもらわないと一歩も前進できません。
とにかく、三豊市の露出度をいかに高めるのかが、プロジェクトの目的です。
今日、一般質問の2日目でしたが、同僚議員の質問の中にPR映像制作放映に関する話があり、8月22日(月)に開いた閉会中の、総務教育常任委員会で報告のあった協議についてお伝えしていなかったことに、はたと気づいたのでした。
遅ればせながら、 『三豊市PR映像制作放映委託事業』 の現状をお伝えします。
1.制作業務
6社が入札に参加し、市内業者である (株)エイデン が14,700千円で落札しました。
三豊市をPRするための、15分程度の映像を1種、5分程度の映像を20種
2.PR映像放映(テレビ)
香川・岡山にある5社のテレビ局が入札に参加し、 西日本放送(株) が4,725千円で落札しました。
日曜日の午前11時40分~45分で、契約期間の平成23年8月1日~平成24年3月31日に、5分もの20種を1回ずつ20回放送します。(9月11日を第1回として、10月2日から毎週放映)
3.PR映像放映(ケーブルテレビ)
2社が入札に参加し、 三豊ケーブルテレビ(株) が3,360千円で落札しました。
契約期間の平成23年8月1日~平成24年3月31日に、三豊ケーブルテレビをキー局とし、四国4県と岡山県の10局で、各局120回以上放送します。(各局5分もの20種を6回以上放映)
9月11日の日曜日、昼前の11時40分をお忘れなくご覧下さい。
完成したものから随時放映していくとのことで、私たちもまだ見ていません。

9月定例会 一般質問通告

9月定例会の一般質問は、9月6日(火)から3日間の日程で行われることは、前回お伝えしました。
私の一般質問通告は2件です。
1件目
「集落内市道整備について」
人口減少時代にあって、大地震や津波・豪雨による水害などの自然災害が現実味を帯びた今、安全で安心な生活の場とはどこなのかを見極めるときが来た。
代々、人が生活の場とする集落は、古来からの度重なる自然災害からも守られた場であるといえる。
ここを、現代に相応しい安全安心な生活の場として再構築するためには、進入路(生活道)の確保と拡幅が必要だ。
集落内市道整備の政策化について問う。
2件目
「児童館の活動について」
設置条例で定める児童館は、市内に4館ある。
いずれも児童館の名称でありながら、2つの部課の所管に分かれているが、どのような活動を行っているのかを問う。
また、市民(子どもたち)が活動に参加するときの利用料や参加料は、どのように決められているのかを問う。
今、質問原稿の推敲中です。

少し早めの9月定例会開会

例年よりも少し早めですが、9月1日(木) 9:30から平成23年第3回三豊市議会定例会(9月定例会)が、20日までの20日間の会期で開会されました。
今月下旬には、国際友好交流都市である韓国のハプチョン郡で開催される、世界遺産 海印寺(ヘインサ) の 大蔵経千年世界文化祝典 に、三豊市物産館出展と開会式への出席の予定が控えているためです。
9月定例会の予定として、
一般質問は20名から通告があり、9月6日(火)6名、7日(水)7名、8日(木)7名の、3日間行われます。
私は、2日目の午前中になります。
3つの常任委員会は、総務教育常任委員会が12日(月)、建設経済常任委員会が開会当日の1日(木)と13日(火)、民生常任委員会が14日(水)の予定で、付託議案について審議を行います。
一般会計の9月補正予算(案)は、歳入歳出いずれも補正前予算額276億85,147千円に対して、補正額12億31,813千円で、補正後予算額は289億16,960千円となっています。
いつものことですが、これから一般質問の原稿創りに悩まされます。