一般質問報告・1

三豊市議会6月定例会閉会の後、平成25年6月29日(土)~7月2日(火)の4日間の日程で、北海道へ視察研修に行っていました。帰宅した翌日の3日(水)は、この間に溜まっていた用件を片づけるために時間を要していました。4日(木)になって、ようやく市民の皆さんへ報告をする態勢を取り戻しつつあります。

6月定例会で私が行った一般質問の報告をします。今回は、2件行った内の1件目「悪臭規制と臭気発生源対策について」をします。

【質問】

悪臭規制地域の指定は、県下8市の内で三豊市だけがされておらず、臭気対策の遅れがある。悪臭防止法における悪臭規制地域及び規制基準の設定の権限は、平成24年4月1日より市にあり、都市計画マスタープランをもとに本年度に都市計画の検討が行われるに合わせ、検討していくと聞いている。現状と今後の予定を問う。また、臭気対策の具体的施策として、規制区域や規制基準を設けて管理指導することは、行政の大切な役割だ。臭いは元を絶たなければ根本的な解決にはならない。本年度から稼働している民間事業者による『南部ごみ積み替え運搬施設』の脱臭装置(バイオフィルター)は、地元技術の連携で製品化されており、驚くような効果を上げている。バイオマス産業都市構想の指定を受けた三豊市として、住環境向上とバイオマスにかかる産業振興施策を兼ね備えた、地域の技術を集約した臭気発生源対策に対する、脱臭設備整備補助制度の創設の考えについて問う。

【答弁】

本年度、三豊市環境審議会へ悪臭防止法指定地域設定の諮問を行い、現在審議中だ。規制基準の設定など専門的事項の検討が必要であり、時間を要している。7月中に第2回の審議会を開催する予定だ。悪臭対策の実態は、畜産関係の事案が多い。行政施策には、〔法律による規制〕〔課税〕〔補助金制度の創設〕の3方法がある。先ず、指定地域を具体化し、事業者に対する啓蒙活動に努める方向で、さまざまな産業との共存と自然や住環境確保の観点から、事業者の自主的対策への期待が大きい。悪臭は、臭気を発する施設の中で対策を完結することが究極だ。バイオフィルターは初期投資が安価で維持経費も安い装置で、市の進む方向に合致している。バイオマス産業都市の指定を受け、微生物も含めた自然を問題解決の一つの手段にし、産業として取り組む。新しい田園都市構想のまちづくりに進みだすタイミングも、施策の提案には必要だ。地域の技術を集約した臭気発生源対策に対する、脱臭設備整備補助制度の創設は、時期を図り議会にも説明し十分検討する。

2件目の報告は次回に行います。

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