障害者自立支援法と障害者スポーツ

本年4月より、障害者自立支援法が施行されています。私たちの住む三豊市においても、10月からの制度運用に向けて県との調整検討がされています。
この法律は、どんな種類の障害者も同じ制度で、地域の中で自立した生活を送ることを目指してつくられたものです。
これまでは、身体、知的、精神のそれぞれの障害の種類や、大人と子ども(年齢)によって受けられるサービスの内容が、それぞれの法律で決められていましたが、障害者自立支援法によって、障害の隔てなく共通のサービスが地域で受けられるようになるのだそうです。その一つが地域生活支援事業です。
それによって、障害者が地域へ出てゆくことを後押しし、また地域は普通に彼ら彼女らを受け入れる環境をつくってゆこうというものです。
障害者が地域の中で自立して生活を送るための様々な福祉サービスの種類が検討されています。
障害者が地域住民とともに活き活きと明るく生活するためには、本当にどんなかかわり方が良いのでしょうか。
このような手探りの中で、「障害者スポーツ」が注目され普及が進められています。
今日、かがわ総合リハビリテーション福祉センター 体育館で、「第5回フライングディスクなみかぜ大会」があり、見学に行ってきました。昨年の第4回大会までは障害者だけの参加でしたが、今大会からは健常者と障害者のペア競技を取り入れ地域との交流を深めることを目的にしていると言うことで、誰もが元気で楽しく競技に熱中していました。
「障害者スポーツ」は、障害者の社会参加に大きな可能性を秘めているとの印象を強くしました。更に、障害者だけのものにとどまることなく地域の誰彼隔てなく参加できる「アダプテッドスポーツ」に進化させてゆければとも思いました。
思いがけず、豊中町の馬渕さんに会いました。障害者の国体に当たる全国大会で、フライングディスクで優勝したのだそうです。目標を定め挑戦し続ける方法として、社会と係わりを持つ手立てとしてスポーツはやっぱり適しているのでしょう。「障害スポーツ」から「アダプテッドスポーツ」へ。
ぜひとも、地域生活支援事業の一つに、障害者が普通にそこにいてスポーツをしているような福祉サービスが実現できればと思っています。