地域産業と福祉

三豊市の障害者(児)の保護者でつくる 「手をつなぐ親の会」 から、昨年の11月頃に、観音寺市にある香川県西部養護学校を、これから卒業する予定の子どもたちの行き場が無いことについての相談を受けていました。
今ある施設や小規模作業所だけでは、その受け入れが不可能で、新たな障害者の受け入れ先・仕事場が必要なのだということです。
私自身が、市議選であたふたしていたため、選挙後に本格的に対応しようと約束していました。
若い障害者が自ら働き収入を得て、生きがいを実感でき、しかも、地域の産業と連携することでお互にメリットがあり、共存できるような仕組みづくりを支援したいと考えていました。
私の考えを理解し協力してくれる、地元の若き経営者に心当たりがありました。
彼は、学生時代に福祉の勉強をしていて、社会福祉士の資格を持ち、障害者を雇用できる事業形態をつくる夢とビジョンをを持っていました。
2月10日(水) 「手をつなぐ親の会」 の皆さんとともに、三好市池田町にある彼の関わる農業法人に見学に行きました。
無農薬野菜の栽培で、少ない投資と経常経費で食料・農業問題の解消にも効果があり、障害者雇用だけでなく、幅広い市民の仕事場を確保する意味でも大きな可能性を感じるものでした。
野菜栽培をするための、パミス層土を使った水耕栽培プラントによる農業施設です。
後日、この施設建設を進めるための打ち合わせを、 「手をつなぐ親の会」 の皆さんと行う予定にしています。
障害者雇用に止まらず、三豊市の地域産業として、農業を新たな事業形態として取り組み直すきっかけに必ずなると感じています。