平成28年6月議会一般質問報告・3

平成28年6月議会の、一般質問3件目である「預かり保育の充実について」の報告をします。

「預かり保育の充実について」

【質問】 三豊市は、これまで子育て日本一のまちを目標に、近隣自治体よりも積極的に施策を打ってきました。しかし、待機児童対策が国家的課題となった今となっては、自治体間競争の中保育士確保競争の渦に飲み込まれている。この状況を改善するための、攻めの政策を提案する質問とする。

幼稚園は、学校教育法で定められる学校の一つで文部科学省が所管し、3歳児から5歳児が就学するまでの幼児を教育する(半日)ための施設だ。一方、保護者は終日の保育希望が強く、市立幼稚園においても預かり保育が実施されている。ところが、合併以来、市立幼稚園の預かり保育制度の運用が平準化されていない。

幼稚園の預かり保育が、保育のみに止まらない就学に向けての学習となるような質の向上により、保育所の保育士確保にゆとりができることによる子育て支援と、幼児教育の両面からの政策効果を視野に入れた預かり保育制度の充実の考えを問う。

【答弁】 三豊市就学前教育・保育検討委員会が策定した、就学前教育・保育に関する報告書では、全幼稚園で3歳児の預かり保育を行うことが望ましいと報告されている。しかし、3歳児は初めて集団生活を経験する園児も多く、長時間にわたる預かり保育は子どもへの心身の負担が大きくなる恐れがあり、その実施には十分な配慮が必要であると示されている。乳幼児の時期には親子で触れ合うことが子どもの心身の発達に大変重要であるということを認識しながら、預かり保育の在り方について、慎重に検討していく必要があると考える。

今年度、就学前の保育の在り方について、地域にあった保育とはどういったものかを検討することとなっている。提案についても、議論の中で出てくる一つの選択肢であろうと思う。

幼稚園の預かり保育は、保育者に資格を求めていない。地域の子育てや幼児教育支援に関わる各種団体に、教育委員会と積極的に連携してもらうよう働きかけて、昔のように子どもたちが家庭や地域の中で育つような環境になるよう努める。

 

以上で、平成28年6月議会における、私の一般質問報告を終わります。

 

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