高値の野菜

「暑さ寒さも彼岸まで」 とは昔からよく言われてきた言葉ですが、今年は3月下旬からの冷え込みと雨の多さ、そして、4月には珍しい雪と風で、なにやらよそよそしい春の訪れとなっています。
そのせいなのでしょうか、レタスやキャベツなどの毎日の食卓に欠かせない野菜たちが、例年の2倍以上の高値となっていて、 高級野菜? となっています。
三豊市の特産品のブロッコリーも高値で取り引きされているようですが、残念ながら、私の畑では昨年から作付けをお休みしているために、羨ましい限りです。
先日の日本経済新聞の “消費の現場” の記事が目にとまりました。
「“高嶺の花” ならぬ “高値の野菜” は、観賞用にもどうぞーーー。」
との文章で始まり、東京のデパートに彩り豊かな野菜を組み混ぜて、ブーケにした売り場が登場したというものでした。
ニンジンやアスパラガス、ラディッシュ、ブロッコリーなどを花やハーブと取り会わせて、2,500~3,800円位のミニブーケとして販売しているのです。
『ベジタブルブーケ』 であり、まさに 『ベジタブルギフト』 なのです。
日常の中では、いつでもどこにでもある野菜たちが、思わぬ高値で人と人をつなぐギフト商材として、見て美しく、食べておいしくい、新しい価値を生んでいるのです。
面白いでしょう?
楽しいじゃないですか!
大きな市場として定着するはずもなく、一過性であることは承知の上ですが、ちょっとして発想の転換が、社会に明るさと可能性を問いかけることができるのだと嬉しくなります。
生きる活力とは、こんな思いつきのようなちょっとしたことなのかも知れません。