特定非営利活動法人(NPO)設立趣旨書(案)

桑山放課後児童クラブは、名実ともに市の学童保育事業受託事業所に相応しい組織体制とするために、本年度、特定非営利活動法人(NPO法人)格を取得することを目指しています。
7月17日(土)に、その設立準備会を開くこととしています。
その時に資料として提案する複雑な申請書類(案)の作成には、私は、指導員の先生に任せっきりでほとんど関わることができていませんでしたが、少なくとも、この法人の設立趣旨くらいは、運営委員会長である私自身が書かなくては値打ちがありません。
十分に設立の趣旨が伝わるかは分かりませんが、文章にしてみました。
設立趣旨書(案)
趣旨
【 男女共同参画社会推進による生活スタイルの変化や、経済環境の悪化による子育て世代の経済的不安定さによって、一人親や共働き家庭が急増してきました。
このような社会背景の中、学童保育は働きながら子育てをする保護者にとって、無くてはならない施設として発生しました。
学童保育の発祥の原点は、保護者の就労支援のための制度として始められましたが、年間を通して学校よりも生活時間が長いことなど、子どもたちが喜んで生活できる 「第2の家庭」 となることが求められるようになってきたのです。
働きながら子育てをする保護者にとって、子どもを安心して預けることができる場所があって始めて、安心して働くことができるのです。
一方、核家族化や少子化によって、子どもが家庭や地域で異年齢の子どもたちと集団で生活や体験活動をする機会に恵まれないことで損なわれる、社会性の醸成が必要であると指摘されてきました。
学童保育は、子どもたちが多くの仲間や指導員との関わり合いの中で、人と人とがつながることの実感を体験する場所となり、人として成長する居場所となることを期待されるようになっています。
以上のような環境下において、子育て中の共働き家庭、出産や介護など、放課後家庭に保護者がいない子どもを預かるとともに、就学前児童の時間外保育などを実施することで、地域全体で支え合い育てあうための居場所の学童保育をさらに充実しなければならないと考えています。
すでにある運営組織が格となり、特定非営利活動法人となることで行政との連携をより強固のものとして、子どもの健全な成長と保護者が安心して仕事ができる、共に支え合う風通しの良い地域づくりに寄与することを目指します。 】
ご指摘やご意見は、柔軟に素直に受け入れて、よりよいかたちに創りあげたいと思っています。