平成29年6月議会一般質問報告・1

平成29年第2回三豊市議会における、私の一般質問の報告をします。今議会では、「地域資源を活用したアンチコンパクトシティ実現について」と「新学習指導要領に対する取り組みについて」、「豊中幼稚園の送迎環境充実について」の3件を質問しました。

1件目の「地域資源を活用したアンチコンパクトシティ実現について」の報告をします。

【質問】

市は、アンチコンパクトシティを表明し、地域内分権として市民力による独自のまちづくり制度を推進している。一方、少子高齢・人口減少の中、市民力によるマンパワーの限界が予測され、市民の誰もが安全安心に生活できる環境を整える仕掛けを編み出していかなくてはならない。

全地球測位システムの核となる準天頂衛星「みちびき」が、2018年春に本格運用が始まる。地域資源ともいえる香川高専詫間キャンパスには、地域と連携し技術開発に取り組む『みらい技術教育センター』がある。アンチコンパクトシティ実現のため、コミュニティバスのデマンド化や、高齢者の見守りシステムなどの共同研究開発の考えを問う。

【答弁】

アンチコンパクトシティの原点は、集中ではなく分散であり、依存ではなく自立だ。今後、マンパワーに限界が予測される。その対応として、コンパクトシティではなく常に足元から考え、足元からつくり上げて、自立しつつ連携することが重要だと考える。

提案の香川高専詫間キャンパスとの連携は、地域連帯の可能性がある。同校との共同技術開発は、総務省、NTTドコモとともに、「みちびき」によるGPS機能を利用した高感度呼吸センサーと加速度センサーを用いて、行動モニタリングによる高齢者見守りシステムや、志々島での健康状態を感知し送信する実証実験をもって、共同研究する予定だ。

香川高専詫間キャンパスとは連携協力会議を設けており、十分に連携協力し進める。