鳥取自立塾

遅くなりましたが、8月4日・5日の2日間行ってまいりました、鳥取自立塾の報告をします。
今年で3回目となった今回の講師は、主催県の片山知事をはじめ、前全国知事会会長・前岐阜県知事であった梶原拓氏や、首長として千葉県の福島我孫子市長、佐賀県の横尾多久市長、北海道の中島恵庭市長、滋賀県の山田守山市長など、独自の地域づくりに果敢に挑んでいる方々でした。また、地域や行政の現場から、認知症介護施設の吉野立氏、鳥取県立図書館長の野川聡氏の講座も設けられ地域に立った取り組みの講演がされました。
それぞれ7つの分科会に別れ講演が行われ、私は、横尾市長の分科会に参加しました。
テーマは、「地域資源を活かした創造するまちづくり~”温故創新”で未来を拓く~」でした。7つの町が寄り合ってできたばかりの三豊市には、私も含め市民自らが自分たちのまちにあるすばらしいものを知り、活かすことから始めなくてはならないと考えているからです。
横尾俊彦。現在50歳。松下政経塾の第1期生。佐賀県などでムラおこし仕掛け役の活動をする。平成9年、佐賀県多久市長当選(現在3期目)。
多久市には、現存する最も壮麗な「孔子廟」があります。儒教の祖である孔子を祀るために、1708年に多久四代領主多久茂文によって創建されたそうです。足元にあった資源を活かし「孔子の里」づくりを始めたのです。矢を未来に飛ばすには、弓を後ろに(歴史)に引かないと飛ばない、という考えのもと「ふるきを たずね あたらしきを つくる」という視点と発想で、先人たちの志を学ぶことでした。今では幼稚園児・保育園児が論語カルタで遊んでいます。記憶力では大人は足元にも及びません。「住みたい美しいまち 多久」のビジョンに向け子どもの教育で大きな威力を発揮しています。
他に比類ない地域資源を見事にまちづくりに活かし、「市長はCEO」という認識のもと、日々、地域の自立と再生に向け行財政改革に取り組まれています。
情熱と信念の伝わる引き込まれるようなお話でした。
地方分権といわれながら、当の私たちが足元を見ず地域資源を知らず、自立すら中央から学ばなければならない状態では、自立など出来ようはずがないのは確かな事です。
そんなことを思わせていただいた感動の二日間でした。
今、三豊市の大きな事業として取り組まれている「宗吉瓦窯跡」は、やり方によっては面白くなるのではないでしょうか。焼き物屋としては気になっているところです。

“鳥取自立塾” への2件の返信

  1. 地域資源を活かしたまちづくりというのはすばらしいことと思いますが、いまの三豊市では7町がそれぞれわが地域中心に考えているのが現状ではないでしょうか。三豊市が他市町に負けないように発展するためには、どこかを核にしてまちづくりに取り組まねば、七頭立ての馬車がどこへも進むことができないように、次第に地盤沈下するのが目に見えています。
    三豊市の地域資源を活かした、総合計画を市民の力で創りませんか?7町ごとの祭りやイベントなどの、7町それぞれの枠を超えた三豊市民にとっての意味と位置づけを模索しましょう。
    遊休資産の有効活用も、市民生活の問題として話し合ったり考えたりする場を持たねばならないと思います。空き施設やスペース・部屋など、余計な予算を使わずに民間の力を活用するのも地域資源を活かすことになると思います。
    寿工芸跡地に庁舎を建てる建てないなどといった狭い考え方では、一歩たりとも進歩は無いと思っています。
                     たくま まさし

  2. 詫間先生お元気ですか。燃える夏はすみ
    やがてあきがきますね.
    寿工芸のあとち現在三豊市労働組合の事務所にしているが、市と労働組合がわとどんな貸借契約をむすばれているんやろな。
    少しは涼しくなって欲しいものです。内は、燃える夏で、あきがこないようにします。
    確認しています。先般来、議会の中でも早急の確認の話が出ています。
                          たくま まさし

コメントは受け付けていません。