9月定例会追加議案

三豊市議会9月定例会は、常任委員会付託された議案の審査が、17日・18日・19日の3日間行われました。翌日の20日(金)に、「指定管理者の指定について」の2議案が追加提案されました。

1件目は、『たくまシーマックス』(スポーツクラブ)の指定管理です。指定管理者は【特定非営利活動法人三豊市総合型地域文化・スポーツクラブ】で、代表者は 淺井亮一氏、委託期間は平成25年12月1日から平成31年3月31日までの5年4か月です。

2件目は、『三豊市文化会館(通称マリンウエーブ)』の指定管理です。こちらも1件目と同じ指定管理者並びに代表者と委託期間です。

今回指定管理者として提案された『NPO法人三豊市総合型地域文化・スポーツクラブ』は、スポーツクラブ運営のルネッサンス、カルチャークラブ運営のアナブキエンタープライズ、清掃業務のアナブキクリーンサービス、施設維持業務の合田工務店の4社で構成されています。『たくまシーマックス』はルネッサンスが、『マリンウエーブ』はアナブキエンタープライズがそれぞれ担当し運営します。

議会最終日に、他の議案とともに採決の予定です。

『たくままさし通信 第12号』 

早いもので、2期目の三豊市議会議員の任期も、残すところ4か月ほどとなりました。

5月9日付のこの場でお伝えしたように、「マニフェスト・サイクル」によってこれまでの活動の一部を振り返ってみましたが、議員・議会活動に取り組めば取り組むほどに、新たな気付きとともに、やらなければならないことが次から次へと浮かび上がってきています。新たなステージに向け、態勢を整えようと考えています。

『たくままさし通信 第12号』が完成しました。私の考えや思いの一部でも知っていただきたいと、この半年間余り ブログ『詫間政司の日記帳』 に書きためてきたものを活字(印刷物)にしました。A4・8ページです。これから市民の皆さんに、歩いて歩いて歩いて歩いて・・・お届けします。

20130918-1

 

9月定例会 予算関係以外の議案

前回に続いて、三豊市議会9月定例会に上程されている議案についてです。今回は、平成24年度決算認定及び、本年の度補正予算以外の、9議案につてお伝えします。

「三豊市特別職の職員で常勤のもの及び教育長の給与の臨時特例に関する条例の制定について」

市長、副市長及び教育長の給与を、平成25年10月1日~平成26年6月30日までの9か月間、市長は10%、副市長は9%、教育長は8%減額する。

「三豊市職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について」

特別職と同様に、職務の級ごとに削減率を定め減額する。

「三豊市税外収入金の督促手数料及び延滞金に関する条例の一部改正について」

介護保険や後期高齢者医療、市設置浄化槽管理費の督促手数料及び延滞金の徴収を促すため年率を下げる、

「三豊市土地開発基金条例の一部を改正する条例」

基金の額を12億53,350,269円から、11億16,235,703円に改める。

「三豊市予防接種等健康被害調査委員会設置条例の一部改正について」

三豊・観音寺市医師会が『一般社団法人』に名称変更のため。

「三豊市立学校条例の一部改正について」

学校統廃合に合わせ、箱浦幼・小、粟島小・中の設置を廃止する等、関係条例の改正を行う。

「三豊市所有船舶条例の廃止について」

今後、船舶の購入の予定がないため。

「公平委員会の事務の委託の廃止について」

合併以来県に事務委託していたが、市で設置するため。なお、市公平委員会の設置条例は、本年度末に制定の予定。

「財産の取得について」

南部学校給食センター建設用地である13,914.67㎡(約1.4ha)を、49,485,641円で取得のため。

付託された常任委員会で審査の後、9月26日(木)の最終日に委員長より審査結果報告され、採決の運びとなります。

9月定例会 補正予算

三豊市議会9月定例会は、10日(火)~12日(木)の3日間行われた一般質問が終わり、週がかわった17日(火)~19日(木)に、3つのそれぞれの常任委員会で、議会より付託された議案に対する審査が始まります。

一般会計補正予算は6億55,346千円の増額で、これによって、予算総額は補正前予算額289億36,637千円から295億91,983千円となります。

【歳入】

・地方交付税 6億1,689千円 (普通交付税確定のため)

・分担金及び負担金 11,390千円 (単県土地改良事業分担金8,808千円、農地・農業用施設災害復旧1,912千円他)

・県支出金 71,031千円 (単県土地改良事業県費補助金50,400千円、農業振興費県補助金9,527千円、農業水利施設保全合理化事業補助金4,875千円、災害復旧事業県補助金2,137千円、介護保険費県補助金3,789千円他)

・寄付金 10,100千円

・繰入金 ▲7億89,234千円 (財政調整基金繰入金▲7億87,008千円、土地開発基金▲2,226千円)

・繰越金 7億48,661千円 (決算確定のため)

・諸収入 1,450千円 (文化財冊子売却、マイバッグ販売他)

【歳出】

・総務課 2,596千円 (三観広域電算システム改修負担金1,167千円、自主防災補助金他)

・人事課 ▲31,919千円

・管財課 5,039千円 (普通財産改修工事等3,362千円、本庁舎周辺整備事業・建築確認申請手数料723千円他)

・施設管理課 111千円 (コミュニティセンター指定管理審査委員報酬等)

・企画財政課 3億75,000千円 (財政調整基金積立)

・産業政策課 2,953千円 (ハプチョン国際交流補助金1,066千円、瀬戸内芸術祭観光振興2,088千円他)

・田園都市推進課 80,483千円 (定住促進補助金80,000千円他)

・環境衛生課 3,407千円 (財田町最終処分場廃止申請用測量1,757千円、マイバッグ作成1,650千円他)

・バイオマスタウン推進課 291千円 (特別旅費)

・介護保険課 ▲3,536千円 (地域介護・福祉空間整備3,789千円他)

・子育て支援課 2,298千円 (高瀬中央保育所増築工事設計等)

・農業振興課 10,062千円 (単独県費補助事業8,992千円、有害鳥獣対策1,070千円)

・土地改良課 1億1,278千円 (単県土地改良事業8,4,408千円、農地・農業用施設災害復旧事業4,350千)

・建設課 97,900千円 (15路線市道維持管理事業67,600千円、市管理河川維持事業25,900千円他)

・学校教育課 3,067千円 (小中学校管理事業等)

・学校給食課 2,278千円 (学校給食センター管理事業等)

・生涯学習課 2,411千円 (緑が丘総合運動公園管理事業1,512千円、「太平洋戦争と三豊」増刷599千円他)

今回補正予算のある8つの特別会計のうち7つは、交付金や繰越金確定、人事異動に伴う人件費に関するもの等で、港湾整備事業特別会計は、繰越金の確定と修繕費の増額によるものです。

次回は、補正予算以外の議案についてお伝えします。

 

おめめどう 奥平さんのお話

夏休みが終わった最初の日曜日である9月8日に開催された、四国こどもとおとなの医療センターによる「香川子どものこころ診療ネットワーク事業の研修に、NPO法人青空クラブ指導員2名とともに参加しました。

「広汎性発達障害児への視覚支援の実際」の演題で、(株)おめめどう 奥平綾子さんから、わが子の成長の過程で悩み、気付き、経験し、実際に取り組んできたお話を聞くことができました。奥平さんには、今、21歳になる自閉症の子どもがいます。3歳6か月でそれと診断され、子育てに追われてきました。その中で、視覚支援が効果的であることに行き着いたのです。

障害児に対する『障害』の説明は、決して「かわいそう」とか言わず、「あなたは あなたでいい」と言い続けることです。そうすることで、『障害』は「遅れ」ではなく「ちがい」と受け止めるようになるのです。実生活での対応は、大きく3つあります。

1つ目は、スケジュール『みとおし』を持って暮らすことです。 ●診断されるとすぐ、視覚支援を開始(わかる情報を集める) ●4歳以降、それ(わかる情報)を、並べて、みとおしがある生活をしていく ●スケジュールは、見通しを持つだけでなく、若干の緊張感を持つためのもの

2つ目は、『選択活動』によって、人生の主人公になることです。 ●選んだものに対して、自分のものという意識が生まれ、自他の区別に発展 ●選んだことで、やりがいに繋がる ●自分が選んだことは、結果を知り責任を受け入れる  などの三つの力が育っていく。「選択」は自己決定の大本。よって、【自己選択】 【自己決定】 【自己責任】・・・の連鎖を断ち切らないことだ。

3つ目は、1つ目と2つ目を引き出すために、『見えるコミュニケーション』で、お互いに伝え合い、分かりあおうすることです。そこには、言葉を絵にした道具(おめめどうグッズ)が支援に役立ちます。

奥平さんのお話は、これまでわが子と関わってきた試行錯誤の生活の中からつかみ取った、人と人との関わりの基本的な姿勢を言っています。その実践の中で、目で見てわかる生活の場面の色んなグッズを活用した、ありのままを語っています。一人ひとりちがった子どもたちに対する、見える指導とは何かを考えさせられました。これからのNPO法人青空クラブの学童保育における指導に、新たな視点を気付かせていただいた研修でした。

9月定例会が開会

水不足が心配されていた毎日から、一挙に解放されました。異常とも思える豪雨で、三豊市内でもいくつかの災害が発生しているようですが、わずかのところで雨脚は弱まり、大災害の発生は免れたようです。一夜明けた9月5日(木)は、雨もすっかり上がり、秋を思わせる天候となりました。

三豊市議会9月定例会が、5日~26日までの22日間の会期を決定し、開会しました。上程された議案は、31議案です。

平成24年度三豊市一般会計及び特別会計等の歳入歳出決算認定が13議案。平成25年度三豊市一般会計及び特別会計補正予算が9議案。「三豊市特別職の職員で常勤のもの及び教育長の給与の臨時特例に関する条例の制定について」をはじめ、条例制定及び改正、廃止、財産取得等が9議案となっています。

平成24年度の決算認定の審査は、議員24人で構成する決算特別委員会を設置し、議会閉会中に開会することとなりました。

なお、一般質問は、10日(火)~12日(木)の3日間予定されています。私は11日(水)の午後に行います。

9月定例会 一般質問通告

三豊市議会の9月定例会は、9月5日(木)開会することとなっています。10日(火)から12日(木)までの3日間、一般質問が予定されています。

2日(月)10:00が一般質問通告の締め切りでした。今回の私の質問は2件です。

「乳幼児期の子育て・教育について」

『三つ子の魂百まで』の言葉があるように、乳幼児期の子育て・教育は、人の成長に大いに影響があるといわれている。自己管理能力や学校の成績は、幼少期の我慢強さから、自己抑制する能力による忍耐力と関連があるとの研究結果がある。性質・健康・知力等、生きる原点をなす乳幼児期の子育て・教育について問う。

「学校図書館充実と司書配置計画について」

学校図書館司書は、平成25年度より、市内の比較的大きな2つの既存小学校に配置されており、「いつも人がいて、いつも開いている」ことで非常に喜ばれているときく。今後の方向性として、統合新設小学校に順次配置すると、前回の質問に対する答弁があった。現在2つの小学校建設計画が進んでいるが、学校図書館充実と司書配置計画について問う。 ①学校図書館間のデータベース化 ②統合新設校開校の、少なくとも一年前からの既存校兼務配置 ③学校図書館設計時点から、学校図書館司書の意見取入れ

この日、三豊市選挙管理委員会が開催され、来年改選の市長と議会議員選挙の日程が、平成26年1月19日(日)告示で26日(日)投票と、決定されました。残された在任期間、一般質問はもちろんのこと、悔いのない議会にしたいと思っています。

 

青少年育成支援ネットワーク研修講座

香川県と青少年育成香川県民会議が主催する『青少年育成支援ネットワーク研修講座』が、8月30日(金)に県三豊合同庁舎で開催されました。

この講座は、【青少年育成支援コーディネーター】の養成講座を兼ねており、今回を1回目として全6回行われ、そのうち5回を受講した者にその認定が下りるとのことです。私は、コーディネーターの認定はさておき、地域の青少年育成は日本社会の根幹をなす重要課題であると認識しており、さまざまな領域、分野の指導者や活動家の皆さんが、情報の共有ができることは、大きな意味があると考えています。それは、青少年を育成する人たちが、各々の殻を破り、ともに共通の課題に取り組むことに尽きます。今回の講座は、青少年健全育成アドバイザーであり三豊市子ども会育成連絡協議会会長である私にとって、初心に帰り一から学び直す機会ととらえています。

第1回の講師である、香川大学大学院教育学科研究科 竹森元彦教授は、以前に市子ども会で講師にお招きした、まんのう町にある『かぐや姫プレイパーク』を開設する竹森先生の御子息であるとのことで、何かの縁を感じています。三豊市内に自然を活用したプレイパーク建設の夢を、改めて思い出すこととなりました。元彦先生のフィンランドでの研修報告にあった、家族再生のための『家族ネルラボ』は、このような発想がなぜ日本にないのかが不思議なほど、子どもたちの成長にとって、自然で当たり前にあるべき施設です。詳細については、私自身がもっと勉強してからお知らせすることとします。

知らないこと、やらねばならなことが、無限にあることを思い知らされました。できる限り、全講座受講できるよう、時間のやりくりをしなければと思っています。

千成瓢箪で一儲け(その後)

ブドウ栽培をやめ放置されている棚を利用して、地元の人が千成瓢箪を栽培していることは、6月19日のこの場でお伝えしていました。あれから2か月が過ぎ、収穫の時期となり、団塊の世代の栽培者は、銀杏木の木陰で作業をしていました。

収穫した千成瓢箪は、水に浸した後、腐りかけた表皮を金(かね)たわしでこすり落とし、網の上で天日干します。表皮の腐敗臭は強烈で、悪臭防止法の適用を受けるかと思うほどです。この作業が最も苦痛のようで、「お金にするのは楽じゃない!」と、当たり前のことを自らに言い聞かせるように、そして、口癖のように口走っていました。

今年で3回目となる栽培ですが、猛暑と渇水の影響と連作も災したのか、計画通りとはいかなかったようです。捕らぬ狸の皮算用張りに、謙虚にも2,000個(6月19日の時点では、確か3,000個と豪語していたと思いますが・・・?)を目標にウン十万円の儲けを目論んでいたようですが、500個程度になりそうです。それでも懲りずに「お金になったら一杯やろうぜ!」と、6月19日と同じ口癖のような温かいお誘いをいただきました。利用できるものは何でも活用し、したたかに【楽しく生きる】精神は、地域活性化の源なのです。

ただ雨が降ったというだけで・・・

本当に久しぶりのまとまった雨のような気がします。力強い雨音を聞いたのが遠い昔のことのようで、懐かしさを覚えます。

日本各地では「経験したことのないような大雨」で災害を被り、犠牲者もあり多くの人が避難生活をしているようで心は痛みますが、私たちのカラカラのまちには、待ちに待った救いの雨です。気温もグンと下がり、これまでの猛暑の日々からは別世界のようです。久しぶりに今夜は、エアコン無用で過ごせそうです。明日から再び残暑がぶり返すことは覚悟の上で、ひと時の涼風を満喫したいと思います。

四国の水がめである早明浦ダムの貯水量は、まだまだ安心できるほど増えそうになく、水不足解消にはほど遠いようですが、ただ雨が降ったというだけで、ただただ嬉しくなった、私のこの気持ちを伝えたかったのです。自宅の前の菜園場の溝に、雨水が流れていました。