一般質問報告・1

三豊市議会の平成25年9月定例会で、私が行った一般質問の報告をします。今回は、2件行った質問の内の1件目をします。

「乳幼児期の子育て・教育について」

【質問】

私は、市民の皆さんが健康で生きがいのある生活を送ることのできるまちをつくることが政治の最高の目的だと考えている。健康ならば、医療や介護などの社会保障費が軽減される。生きがいのある生活を送ることは、仕事や社会貢献活動によって社会に利益をもたらすからだ。

こんなことを考えているとき、「幼児教育 健康に影響」という新聞のコラムを見つけた。医師の視点から記述したもので、日本人の健康寿命を支えてきた要素は、教育水準の高さであることは間違いなく、幼児教育で誘惑に負けない力を育むことによって、大人になって健康的な生活を送る確率が高くなるという。

古くからこの国には『三つ子の魂百まで』の言葉があるように、乳幼児期の子育て・教育・躾は、人の成長に大いに影響があることは誰もが知っていることだ。自己管理能力や学校の成績は、幼児期の我慢強さからくる自己抑制する能力による忍耐力と関連があるとの研究結果がある。忍耐力を育むには、先ず、良い姿勢であるよう躾けるという考えがある。良い姿勢であることで、疲れにくく、結果として辛抱強く取り組むことができるという。学力も健康も幼児期から教育的取り組みをするべきであり、乳幼児期の子育て・教育・躾によって、子どもたちにいかに忍耐力を身に着けさせるのかが、人を育てる政策の要になると考える。

性質や健康、知力などの生きる原点の乳幼児期の子育て。教育の考えについて問う。

【答弁】

乳幼児期の保育・教育は、人間としての生き方を大きく左右する重要な時期であり、就学前の子どもの育ち方に全ての関係者が関心を持ち、家庭での養育から就学前の保育・教育へと子どもの育ちを支援していかなければならない。心身ともに健やかに成長するための保育教育を推進しており、保幼連携、保幼小中までの一貫した連続性ある教育、保護者・地域との連携、という3つの柱をもって教育方針を策定している。現在、幼稚園、保育所で教育要領と保育指針に基づき、躾などの実践をしているところだ。

忍耐力を育むことについては、1つのことにこだわって取り組むことからいえば、『継続性』に繋がっていき、子どもたちの大きな力になっていくと思う。今回の意見を参考に「子ども・子育て支援事業計画」を策定していく。教育委員会にとっても、幼児教育は非常に大切にしなくてはならないと考えており、意見を参考に進めていく。

 

次回は、2件目の「学校図書館充実と司書配置計画について」の報告をします。

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