一般質問報告・2

前回に続いて三豊市議会9月定例会の、私の一般質問報告をします。今回は、2件目の「学校図書館充実と司書配置について」です。

【質問】

学校図書館法では、学校図書館を学校教育において欠くことのできない基礎的な設備で、児童または生徒及び教員の利用を供することによって、学校教育課程に寄与するとしている。学校図書館の機能として、児童生徒の利用だけでなく、教員のサポートや、いつも開いている図書館、必ず人がいる図書館を実現し、心の居場所となる学校図書館づくりが求められている。

学校図書館司書については、平成24年3月定例会の一般質問で、前向きな答弁があり、本年度から2小学校、1中学校に配置されている。専任の司書がいることで、期待された効果が上がりつつある。この良い流れを市内全体に広げていってほしい。

これまでの図書室という段階では、校舎の端にありかび臭いような感覚で追いやられたイメージがある。しかし、学校図書館法の求める機能に沿うには、学校の中心に置くべきだと考える。学校図書館司書は、今後進められる統合新設小学校に順次配置する方向にあると聞く。現在2地区で計画が進んでいるが、学校図書館の充実と司書配置計画について、3点質問する。

1.学校図書館間のデータベース化

2.学校図書館司書の統合新設校開校の1年前からの既存校兼務配置

3.学校図書館設計時点からの学校図書館司書の意見取入れ

【答弁(教育長)】

学習指導要領が新しくなり、子どものさまざまな力をつけるために図書館の充実が、非常に大きくうたわれている。学校図書館司書が配置されることで、今までできなかったことができ、充実していくと実感している。したがって、学校図書館の充実は、さらに研修を深め機能向上に努めていく。

1.については、データベース化しているのは、小学校25校中の10校で、中学校6校中の2校でできている。その他はまだ紙ベースだ。学校図書館司書を配置したたときに有効に活用できるために、データベース化を進める必要がある。現在、公立図書館同士のデータベース化は完了しているが、学校とのラインをつくることも大事だ。先ず、学校の中のデータ化が早くできるように、今後も努力し続けていく。

2.については、新設校に学校図書館司書を配置していくという、教育委員会としての方向性をもっている。統合準備会で検討していただきながら、教育委員会ともども進めていく。

3.本年度より配置した3名の司書の意見を取り入れながら進めていく。学校の中における位置や設計は、市長からも教育委員会に対して、これからの学校の在り方について、十分に考えるようにと強く話をいただいている。学校によっては、図書館が重要なので一番正面に置く案もある。地域の皆さんと一緒に、設計並びに内容について検討していく。

 

以上で、私の一般質問報告を終わります。

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