みとよKids スタジオ

子どもの成長には、目を見張るものがあります。
兄弟や姉妹、友達のまねをして、自分もできるようになろうと何度も何度も挑戦します。
子どもは、たくさんの仲間と一緒に 「できる」 よろこびを知るのです。
乳児には乳児期の、幼児には幼児期の、身につけるべき 「できる」 ことの適齢期があるのだろうと思います。
人として、これから成長しようとする子どもたちには、一生を生き抜くための基礎体力や運動能力、自ら学ぶ心を育むことが欠かせないでしょう。
その最も有効な方法が、集団遊びなのだといえます。
このことは、誰もが知っていることですが、どのようなかたちで行うのかで意見は多様です。
三豊市内公民館が主催する 【みとよKids スタジオ ~あそぶ!そだてる!こどものちから~】 が、毎月の第3土曜日に三豊市市民交流センターで行われています。
2月16日(土)にも、市内の幼児(保護者同伴)30名ほどが、1時間半の間活発に運動していました。
すべての子どもが 「できる」 ことのよろこびを、誇らしげに笑顔で表していました。
指導者は、公民館主事さんや市内幼稚園の先生有志の皆さんです。
跳び箱・トランポリン・なわとび・鉄棒・ボール・マット・踏み切り板などの運動用道具は、独自所有のものが無く、やむを得ず豊中幼稚園の好意の借り物で対応しています。
「楽しく体を動かし、遊びを通して協力することや決まりを守ることを学び、社会性・自立心を育みます」
私は、この指導目的とかたちに共感します。
おせっかいながら、指導者の皆さんの思いと行動力に敬意を払い、運動用具を寄付してくださる奉仕団体や民間企業を探したいと考えています。

学校図書館

「子どもたちが学校の授業で学ぶ知識には限界があります。しかし、子どもたちが自ら進んで読書をすることで学ぶ知識は無限です。」
2月13日(水)に、東かがわ市立大川中学校・大内小学校の学校図書館で、 “学び成長する” とはこのことだったのだと、当たり前のことに気付かされました。
小学生と中学生が一緒に利用できることを前提に設計・レイアウトされた、この最新の学校図書館をプロデュースしたのが、 『図書館づくりと子どもの本研究所』 代表の平湯(ひらゆ)文夫さんです。
「子どもと学校が変わる図書館づくり」 を、 【平湯モデル】 で実現しようと取り組んできました。
家具づくりと部屋づくりで、子どもたちにとって 「図書館に行きたくなる」 「図書館が使いやすくなる」 「本を読みたくなる」 ように、導いていくためです。
本棚や机、イス、床など、できる限り木を使い、あたたかく居心地の良い空間をつくります。
本棚の形状は、低く抑え圧迫感のない高さにし、上段から下段まですべての本が見えるように、8度の傾斜を持たせています。
極めつけは、図書館司書室を充分に確保し、働く人のやる気を引き出します。
三豊市では来年度より、25校ある小学校の内、児童数の多い2校から専任の学校図書館司書の配置が、実現されようとしています。
私は、これから進められる小学校の統廃合にあわせ、新設校に随時配置していくことを、推進していきたいと考えています。
また、新設校舎建設の企画段階から、学校図書館の役割の重要性を訴えて行きたいとも考えています。
東かがわ市立大川中学校・大内小学校の小中一貫校における学校図書館の最新事例が、こんな近くに見ることができるのことに感謝しています。

第6回 会派「議会報告会」 のお礼

今年一番の冷え込みとも感じる2月9日(土)の夜に、三豊市民クラブ会長の宝城議員の地元である三野町で開催した、三豊市民クラブの第6回 会派「議会報告会」に、多くの市民の皆さんにお集まりいただきました。
用意した60席ほどのイスでは足りずに、会の途中に三野町保健センターのすべてのイスを掻き集め80席余りに増やし、盛況の内に報告会を終えることができました。
開催地である三野町に関係した報告や意見・質問もあり、支所等の重複する公共施設の今後の扱いや、まちづくり推進隊の課題、火葬場整備、し尿・浄化槽汚泥処理先変更、三野津中学校体育館改築、太陽の家でのつどいの場所づくりなど、予定の一時間半を一杯に使い、意見交換ができました。
今回いただいた貴重なご指摘を活かし活動していきます。
ありがとうございました。

『三豊市民クラブ会報 6号』 ができました

2月9日(土) 午後6:30から、三野町保健センターで開催する、三豊市民クラブの第6回会派 「議会報告会」 にあわせて作成した、会報紙ができ上がりました。
毎回、 「議会報告会」 に来場していただいた市民の皆さんに、お配りしています。
報告会ごとに発行してきましたので、第6号となります。
3つの常任委員会と3つの特別委員会及び、三観広域行政組合、会派研修報告など、会員9名皆で手分けして原稿を書いています。
平成24年度後半の主な案件について、できるだけ簡潔にまとめました。
ご覧下さい。

第6回 会派「議会報告会」のご案内

三豊市議会議員としての任期も一年足らずとなりました。
本当に月日の流れの早さに、改めて驚きを感じています。
前回の三豊市議会議員選挙で当選した議員有志によって結成された三豊市議会会派 「三豊市民クラブ」 では、2月と8月の年2回、これまでに5回の議会報告会を開催してきました。
豊中町を1回目として、高瀬町、財田町、詫間町、山本町の順で実施しています。
今回の第6回は、三野町での開催となります。
平成25年2月9日(土) 午後6:30~8:00
三豊市三野町保健センター
で行います。
三野町出身の、『みとよふるさと大使 要潤さん』 似のイケ面キャラに、ご案内の一助をお願いしています。
多数の市民の皆さんのご参加をお待ちしています。
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閉会中の民生常任委員会・7

多くの課題を抱えて、平成24年度の三豊市議会民生常任委員会が私を委員長としてスタートしてから、早くも1年が来ようとしています。
委員会任期が残すところ20日ほどとなる2月4日(月)に、閉会中の民生常任委員会が開催されました。
協議題は、 「三豊市一般廃棄物(し尿・浄化槽汚泥)の処理施設変更について」 です。
三豊市のし尿と浄化槽汚泥の処理は、平成26年度から多度津町にある中讃広域瀬戸グリーンセンターで行うこととなっています。
その対応として、現在業務を行っている 『三豊環境保全事業協同組合』 に加入する事業者保有のバキュームカーが、さぬき浜街道を通り直接搬入する方法が検討されています。
瀬戸グリーンセンターから示された条件は、外観から収集運搬車と分かりにくくするために、アルミ・エコパネルで覆い、環境美化に配慮することとなってます。
三豊市の都合で既存施設を閉鎖することによる搬入先変更で、これまでの業務内容が大幅に変更されるということであるため、事業者に対する収集運搬車の整備経費の負担軽減をどの程度まで許容するのかとともに、業務にかかる手数料改定が主要課題となっています。
中讃広域瀬戸グリーンセンターへの搬入開始の日までに、安心で快適な業務体制が整うよう、 『三豊環境保全事業協同組合』 と交渉が進められていきます。
この日の委員会で了承した方針で事業協同組合と調整を図り、その結果が2月18日(月)に予定されている、本年度最後のこの委員会に報告される予定です。

『日本のこれから、日本人のこれから』

香川県市議会議長会議員研修会が、1月29日(火) 「国家の品格」 の著者で、数学者・作家・お茶の水女子大学名誉教授の藤原正彦先生を、講師にお迎えして開かれました。
いつの頃になるのでしょうか。
270万部のベストセラーとなった 「国家の品格」 を、読んだことがありました。
細かいところは忘れましたが、歴史の見方や日本人の特性など、強烈な刺激を受けたことを憶えています。
私の、物事に対する考え方や捉え方の基礎に、まちがいなくなっていると思っています。
『日本のこれから、日本人のこれから』 の演題で、1時間半ほどの瞬く間の時間でした。
政治家は国民の言うことをきいてはいけない。
歴史を見ても国民の言うことをきくと戦争になる。
国民の声を聞くのではなく、国民のハラは何かを見極めなくてはならない。
そのためには、 “圧倒的な教養” を身につけていなければならない。
その上で、対極的観点と長期的視点で決断する。
いざとなったら命を懸けるのだ。
今の日本の退潮は、この国が真のエリートを失ったことによる。
経済が壊れたとしても、国が壊されてはいけない。
そうならないためには、教育によって母国語(日本語)をマスターし、論理的思考を身につけさせることだ。
資源のない島国日本は、 “人” しかない。
日本は普通の一番ではだめで、断トツでなければ生き残っていけない国だ。
日本は普通の国であってはならない。
異常な国であるべきだ。
それが 【日本の国柄】(くにがら) だ。
【日本の国柄】 は、 “情緒” と “かたち” からなっている。
“情緒” は、美しい自然の中で育まれた美的感受性からなるものだ。
文学・芸術・数学・物理など、世界中で一流のものを生み続けてきた。
日本の教育は、これらをもっと教えていくべきだ。
“かたち” は、慈愛・勇気・正義・惻隠・卑怯を憎む心、そして、公のために命を捨てる心などで表される。
特に、惻隠は21世紀のキーワードになるだろう。
すべての言葉に質量を感じる、期待を超えた講演でした。
政治に携わる者は、 “圧倒的な教養” を身に付けなければならないことは、 「国家の品格」 で遠い昔から知っていることでした。
いつまでも、厳しく思い言葉です。

新火葬場(南部)のプロポーザル

昨年12月から実施していた 「三豊市南部火葬場建設事業」 の実施設計者を公募するプロポーザルに、1月10日の締切日までに3者から応募がありました。
(株)N総建大阪事務所
(株)I本建築事務所大阪支所
(株)Y下設計関西支社
です。
これを受け1月16日(水)、第一回プロポーザル審査委員会が開催され、第一次審査が行われました。
三豊市プロポーザル審査委員会(三豊市南部火葬場建設事業)は、学識者である東京電気大学名誉教授の八木澤先生を委員長とし、市民代表4名、行政5名の、全10名で構成されています。
応募資料審査の結果、3者とも第二次審査へ進めることを決定しました。
2月6日(水)に予定する第二次審査においてヒヤリングを実施し、最優秀1者、次点1者を決定することとなっています。

「日本一有名なお兄ちゃん」 の講演ライブ

3回連続で講演会の報告です。
昨年は 『玄牝』(げんぴん) の映画上映会であった、三豊市青少年健全育成事業の記念事業として、本年は講演会ライブが行われました。
三豊市青少年健全育成市民会議 絵画・標語優秀作品および善行表彰の表彰式の後の開催となりました。
講師は、お笑いコンビ 【ダウンタウン】 の松本人志の実兄であることから 「日本一有名なお兄ちゃん」 として知られる、社会貢献的エンターティナー  松本隆博さんでした。
ユーモアとペーソスあふれる語りと、実体験を題材とした自作の歌で、聴衆はその場に釘付けとなりました。
「家族の絆、親への感謝」 の演題で、これなくしては今の自分がないことを自らの生い立ちをなぞるように語ってくれました。
今ここに自分があるのは、母親からの 「おまえはやればできる子」 の言葉で支えられてきたからです。
育ちの過程で大きく影響を受けた出来事を歌に著して披露してくれたのが、 「かぞく」 「すきやき」 「親友」(親の友と書いてしんゆう) そして 「アーティスト」 の4曲です。
いづれも、演題どおりの 「家族の絆、親への感謝」 を認めたものでした。
誰もが生きる中で “笑顔” “素直” “感謝” が欠くことのできないことであることを伝えてくれました。
「家族に感謝しないとまともな人間にならない」 や 「自分がやったと思えるものがあればいい」(達成感) など、きれいごとに聞こえる言葉が、その言葉のさす意味の通り伝わってきたと思います。
まさに、社会貢献的エンターティナーでした。
近い将来、テレビを見ている人が、実弟である松本人志さんを見て 「彼は松本隆博さんの弟らしいよ」 という時が来ると確信できます。
年間200回を越える講演ライブをこなす松本隆博さんには、健康でいつまでも元気で活躍していただき、日本の若者に 「アーティスト」 の歌詞のように、 「自分の人生を自分らしく生きろ」 を、伝え続けていただくことを期待しています。
三豊市に来ていただき、心から感謝しています。

信頼される大人

前回の宮治勇輔さんの講演会より書き込みが遅くなりましたが、もう一つの講演会の報告をしたいと思います。
丸亀市の教育長である中野レイ子さんのお話を、1月20日(日)に開催された、香川県子ども会指導者・育成者研究大会で聞く機会をいただきました。
地方自治体の教育長は、元校長先生や教育行政機関関係者などの、学校教育の現場で長く実績を重ねてこられた方がなるものだと、勝手に思い込んでいましたが、中野教育長の経歴は異質です。
法務省所管矯正施設(少年院や鑑別所等)に36年勤務し、犯罪に関わった子どもたちの矯正と成長に向き合ってきました。
退職後、2012年(平成24年)から丸亀市教育委員会教育長に就任しています。
子どもが変わっていくためには、大人の私たちに何が求められるのかというお話でした。
少年院や鑑別所は、自分が今いるのは 「何で?」 を考えさせるところです。
罪を犯した子どもたちに共通したことは、 大人に対する 『不信感』 です。
それを、子どもたちに関わる大人たちが、自分の個性や癖、長所、短所の全人格を動員して、払拭させてあげなくてはなりなせん。
『不信感』 を拭い去ってあげられる大人とは、信頼される大人であり、少なくとも自身がそうなりたいと努力している大人であることです。
私は、子どもたちにもしここ(少年院や鑑別所等)にこなかったらどう思うか?など、これまでを振り返らせることで、本当の自分は何をしたかったのか、どんな生き方をしたかったのかを考えさせてきました。
その中で気付いた自分の気持ちを自分の言葉で表現できるようにしたいと関わってきました。
不信感の裏側には、 「自分なんて邪魔なんではないか」 という気持ちがあります。
自分の行動が人々に影響を与えることで、自分の存在に気付くことが人の成長へのスタートとなります。
一人ひとりの成長の度合いはまちまちです。
私たち大人は、子どもたちを信頼し正面から丁寧に向き合う信頼される大人になりましょう。
どんな方なのか、お話を聞きたかった人でした。
「子どもたちの健やかな成長を願って ~寄り添うやさしさと 立ち向かう強さと~」 
の演題通りの、母性と父性を感じる信頼感のあるお話でした。