中学校歓送迎会の“くだらん”話

毎年のことではあるのですが、この時期が訪れました。
小中学校の教職員の皆さんの移動に伴う歓送迎会が続きます。
4月9日(木)には三豊市立豊中中学校の歓送迎会に、教育委員会教育委員長の西村忠臣先生と出席しました。
参加者の関係で、予定外の挨拶をすることとなりました。
何のネタの用意もありませんでした。
『 昨年同様ご案内いただきありがとうございます。
ところが、今年は豊中地区の市議会議員が5人もいるにもかかわらず、私一人の出席では「不出来(フデキ)」ですね。・・・(ネタ振りのために使わせていただいたまでで、他の市議さんには誤解の無いようにお願いします。)
「フデキ」といえば、私の中学時代の剣道部の1級先輩に、「秀樹(ヒデキ)」という人がいて、現在三豊市内で会社経営をしています。
たまたま、今日の昼間に 「ヒデキ」社長 と会っていました。
その会話の中で、自社製品である軟水器 [シャイニング ソフト]の販売促進用として、携帯ストラップを作ったとのことで、何個か頂きました。
その一つが、自虐的に名づけた、自称 「フデキ」のストラップなのです。
fudeki.jpg
たまたま、今私のポケットの中にそれがあります。
本当にたまたまですよ。
かわいいでしょ!???
中学生のときから不思議で変な人でしたが、やっぱり今も変わらず創造力豊かな人で、積極的に企業経営にチャレンジしています。
中学時代は、子どもから大人への成長過程の真っ只中にあります。
私にとって 「フデキ」 こと 「秀樹(ヒデキ)」社長 に出会えた中学時代は、強い印象となって記憶に刻まれていて、非常に貴重な時期となっています。
今では、市政のことや経済のことのほか、取り留めの無いことまで話のできる付き合いをさせていただいています。
私の二人の子どもにとって大切なこの時期を、県下有数の安定した教育環境の、この豊中中学校で過ごさせていただいたことは、ありがたいことであり感謝の気持ちでいっぱいです。
この間のかかわりの中心に、いつもいてくれたのが転出される先生方であったと感じています。
そんな皆さんが、豊中中学校から去ることは残念でなりませんが、新任校においても更にご活躍いただけることを願っています。
又、新しく転入される先生方におかれましても、これまでの当校の安定した落ち着いた教育環境を堅持していただき、子どもたちの成長のためにご尽力いただけますことを期待しています。
ありがとうございました。
そして、よろしくお願いします。 』
三豊市内の中学生の皆さん、先生方と一緒に勉強やクラブ活動に社会体験に取り組んでゆきましょう。
そうすれば 「不出来(フデキ)」 が 「不敵(フテキ)」 に、たくましく成長できることまちがいなしです。
くだらん駄洒落にお付き合いいただきご苦労様でした。
ご苦労ついでに、こんな “くだらん” と思えることが実は値打ちのあることなのだと、「秀樹(ヒデキ)」社長 と付き合っていて感じていることをお伝えして、“くだらん” 話を終わります。

平成21年第一回三豊市議会予算(歳出)・3

今回は、建設経済常任委員会所管関係の歳出予算についてお知らせします。
【建設経済部】
「農林水産課」
・国営総合農地防災事業負担金(事業完了分) 2億90,983千円
・中山間地域等直接支払事業(高瀬・山本・仁尾・財田) 1億5,766千円
・市単独補助土地改良事業 37,060千円
・単県土地改良維持業 1億11,037千円
・県営ため池・農道・農地防災・営農団地農道・排水対策事業など 2億30,000千円程
・農道維持管理費 17,062千円
・香川用水事業 38,898千円
・農地・水・環境保全事業 14,509千円
「商工観光課」
・商工振興事業(商工会補助) 37,893千円
・観光振興事業(観光協会・イベント・まつり補助) 48,226千円
・観光資源管理費 25,104千円
「建設課」
・道路橋梁維持費 2億66,165千円
・国庫補助(交付金)事業(市道改良工事) 1億68,276千円
・県費補助事業(市道改良工事) 1億51,795千円
・単独事業(市道改良工事) 3億5,620千円
・河川維持費 56,475千円
・公園事業 20,236千円
「住宅課」
・仁尾の上団地建替事業 12,017千円
・公営住宅管理事業 46,001千円
「港湾課」
・港湾及び漁港整備事業 1億30,000千円程
「フルーツ王国みとよ推進室」
・産直支援・料理コンテストなど 5,387千円
「農業委員会」
・農業委員会活動費・農家台帳管理費・農業者年金事務委託など 9,000千円程
3常任委員会の所管部局ごとに、3回にわたって報告してきました。
予算概要を下に主なものを書き出しましたが、詳細については十分な説明ができていません。
また、21年度に入っての組織変更に伴い、課の再編がおこなわれており、私の所属する教育民生常任委員会を中心に、今後の執行状況を確認し、お知らせしてゆきたいと考えています。
これで歳入並びに歳出予算の報告を終わります。

平成21年第一回三豊市議会予算(歳出)・2

前回に引き続き歳出予算の、教育民生常任委員会関係予算についてお知らせします。
【市民部】
「市民課」
・戸籍住民基本台帳事業 19,143千円
「税務課」
・前納報奨金(固定資産分) 25,000千円
・法人市民税還付金 25,000千円
「環境衛生課」
・塵芥処理事業(三観広域行政組合負担金2億92、888千円含む) 5億01,808千円
・ゴミ処理技術検委員会支援業務委託 10,500千円
・火葬場管理事業 41,148千円
「水処理課」
・浄化槽整備事業(浄化槽設置促進事業35,000千円、単独処理浄化槽撤去費補助20,000千円、法定検査費用負担金事業24,300千円、浄化槽維持管理費補助25,000千円) 2億79,272千円
・集落排水事業特別会計繰出金 1億28,588千円
・浄化槽整備推進事業特別会計繰出金 1億10,168千円
・し尿処理事業 2億27,326千円
・瀬戸グリーンセンター更新工事に伴う積立金 10,000千円
「人権課」
・隣保館管理運営費(ふれあいプラザにお5,844千円、たかせ人権センター12,437千円、上高野文化センター7,678千円) 25,959千円
【健康福祉部】
「健康課」
・健康増進事業(国保被保険者を対象とした健診、がん検診を実施) 70,773千円
・後期高齢者等健診事業 23,469千円
・予防接種事業 49,046千円
・国民健康保険事業特別会計繰出金 2億89,212千円
・後期高齢者医療事業特別会計繰出金 11億29,281千円
・病院事業会計繰出金、負担金(西香川病院1億13,462千円、永康病院2億90,000千円、三豊総合病院96,305千円) 4億99,767千円
・医療費支給・助成事業(重度心身障害者等医療費2億71,670千円、乳幼児医療費1億58,321千円、母子家庭等医療費31,132千円) 4億61,123千円
「介護保険課」
・在宅要介護者家族介護手当支給事業 9,000千円
・生きがい活動支援通所事業 13,560千円
・介護保険事業特別会計繰出金8億86,700千円
「福祉課」
・社会福祉協議会補助金 1億8,059千円
・高齢者福祉タクシー事業 30,385千円
・生活保護扶助費 4億39,143千円
・敬老会事業 23,400千円、敬老祝金支給事業 6,915千円、老人クラブ補助事業 5,737千円
・老人保護措置事業(養護老人ホーム入所委託) 1億18,274千円
・地域生活支援事業(地域活動支援センター等41,212千円) 77,021千円
・障害者自立支援事業(介護・訓練等給付費4億62,768千円)
・シルバー人材センター運営補助金 9,000千円
「子育て支援課」
・次世代育成支援事業(地域行動計画策定、ファミリーサポートセンター事業) 13,298千円
・出産祝金支給事業 14,600千円
・児童手当支給事業 5億3,612千円、児童扶養手当支給事業 2億212千円
・母子保健事業 61,127千円
・保育所運営事業 4億83,895千円
・放課後児童クラブ運営事業 82,180千円
・予防接種事業 57,808千円
【教育委員会】
「教育総務課」
・詫間中学校屋内運動場建設事業 6億50,529千円
・三豊・観音寺市学校組合負担金(三豊中学校) 60,353千円
「学校教育課」
・外国語教育推進事業 20,962千円
・小学校関係 4億29,383千円
・中学校関係 1億49,395千円
・幼稚園関係 2億36,304千円
「生涯学習課」
・公民館管理運営事業 1億1,165千円
・宗吉瓦窯史跡公園管理事業 22,078千円
・生涯学習団体運営協議会支援事業 7,724千円
・詫間弓道場遠的場新築工事 38,115千円
・図書館管理運営事業 90,407千円
・少年育成センター事業 23,036千円
「学校給食センター」
・学校給食センター整備事業 16,429千円
・学校給食センター運営事業(高瀬・三野・豊中・詫間大浜・仁尾・財田) 1億76,878千円
・学校給食センター給食事業 2億49,242千円
以上、主な事業についてお知らせしました。
次回は、建設経済常任委員会関係予算について報告をします。

平成21年第一回三豊市議会予算(歳出)・1

今回は21年度予算のうち、総務常任委員会関係の部課ごとの、主なものについてお知らせします。
【総務部】
「秘書課」
・市長交際費 2,300千円
「総務課」
・文書館耐震診断、補強設計委託 5,895千円
・三観広域行政組合負担金(一般) 1億93,333千円
                 (消防) 8億71,108千円
・消防団活動防火服整備 21,193千円
・消防屯所用地購入、造成事業 13,000千円
「人事課」
・退職手当組合負担金 6億62,957千円
「職員課」
・福利厚生事業(職員健康診断等) 16,770千円
「管財課」
・電話設備内線化工事 17,000千円
・電子入札導入事業 26,600千円
・庁舎(本庁・支所)管理事業 1億21,723千円
【政策部】
「企画課」
・豊中庁舎跡地整備事業 31,605千円
・企業誘致事業 23,819千円
・ふるさと融資事業(イズミへの貸付金) 2億50,000千円
・宝山湖いきいき健康にぎわい事業 9,706千円
・バイオマスタウン構想推進事業 7,641千円
・中小企業振興対策事業 1,000千円
「財政課」
・三豊中学校交付税配分 26,232千円
・公共施設整備基金積立金(土地造成剰余金ととがみ園売却収入) 5億8,086千円
・公債費 元金25億75,154千円 利子5億1,519千円 計30億76,673千円
「情報政策課」
・情報通信機器維持管理事業 53,020千円
・広報誌発行事業 12,090千円
「地域振興室」
・マリンウエーブ施設運営事業 39,361千円
・コミュニティバス運行事業 1億51,328千円
・離島振興事業 55,761千円
・まちづくり事業(コミュニティ助成事業・仁尾地域振興プラン他) 36,785千円
・仁尾港係留施設整備事業 90,400千円
次回は、教育民生常任委員会関係の報告をします。

平成21年第一回三豊市議会予算(歳入)

先週には、約1ヶ月を要した3月議会が、平成21年度予算を審議可決して閉会しました。
今週には、その間やり残したことを片付けられると考えていたのですが、まだこの議会の審議結果を報告できていないことに気づいたのです。
今議会に提案された議案は、すべて原案通り可決され、平成21年4月1日より新年度予算として、執行の運びとなります。
三豊市の平成21年度予算規模は、一般会計259億3,000万円となっています。
11ある特別会計総額は、165億6,800万円となっています。
また、二つの企業会計は、水道事業会計が21億8,000万円、病院事業会計17億2,300万円となっています。
前年対比として大きく変わったのは病院事業会計で、西香川病院が指定管理契約の変更に伴い、利用料金制となるため、制度の上では47%ほどの大幅減額となっていますが、経営にはまったく変化はありません。
一般会計の歳入の財源は自主財源が37.8%の97億8,000万円弱で、依存財源は62.2%の161億5,000万円強となっています。
自主財源の主なものは、市税の75億8,000万円で、市民税法人分とたばこ税で3億7,000万円ほどの減となっていますが、個人分と固定資産税で2億円ほどの増を見込むなどしており、前年度に対して1億6,800万円の減に収まっています。
諸収入として、11億8,000万円があり、土地造成事業特別会計譲与金の2億6,000万円余と三観広域とがみ園売却収入の2億4,500万円余などで、前年度に対して5億2,600万円強の大幅増額となっており前年対比80.5%増となっています。
他の自主財源として、財産収入、寄付金、繰入金、繰越金、分担金負担金、使用料手数料があります。
依存財源の主なものは、地方交付税の97億5,000万円(内 特別交付税 7億5,000万円を含む)で、前年に対し20年度決算見込みから3億円の増額としています。
地方譲与税3億5,000万円余、交付金は9億5,000万円余となっていて、いづれも前年対比10~15%の減となっています。
国庫支出金は、12億2,000万円で道路関係で減となるものの、安心安全な学校づくり交付金で増額となっており、前年との額面の大きな変動はありません。
県支出金は、14億5,000万円強で選挙費として3,500万円が増額されています。
市債は、24億円余で昨年より5億8,400万円の増額となっており、前年対比31.7%増となっていますが、臨時財政対策債の利用と詫間中学校体育館建築事業が新たな起債目的となっています。
今回の報告は歳入に関するものですが、次回は歳出についてお伝えします。

第24回桑山芸能発表会

3月29日(日)に、桑山小学校体育館で 「第24回桑山芸能発表会」が盛大に開催されました。
激動の自治体合併を乗り越え、これほど長い間継続されていることは、それそのことにすごさを感じ、敬服に値します。
今年もご案内をいただき、挨拶をさせていただきました。
今年の春は、一月ほど前から5月の連休を思わせるような暖かい日が続いていて、「早春」という言葉を忘れかけていたのですが、この一週間はこの時期の相応しい凛とした気候となりました。
桜の季節を目前にしたこのすばらしい春の日に、例年の通り「桑山芸能発表会」が盛大に開催されますこと、心よりお慶び申し上げます。
今回は、“大野原腹踊り”の特別出演があるとのことで、より一層の笑いと歓声の大きな発表会となると思います。
私も楽しませていただきます。
今年になり早々に私の父が亡くなり、地域の多くの皆さんから心温まるお心遣いをいただきありがとうございました。
一人の人間の生き方を通して、気づいたことがあります。
伝えるものには、形のあるものと無いものがあるということです。
父名義の貯金通帳は何冊かあったのですが、どれもまとまった金額が残されていませんでした。
そのおかげで、私たち兄弟は今までどおり仲良くやっています。
だって、兄弟げんかをやろうにも分けるものが無いのですから。
形のあるものはもめる種を残すことにおいて、無いことのありがたさに気づいたのです。
もう一方の形のないものは、その人が亡くなってから見えてくるものがあるということです。
私の知らないところにあった、その人の生き方や考え方、そして、ものの見方など心や精神、魂のようなものが見えてきて、私の心に生き続けているのように思えるのです。
その意味において、芸能も同じだといえると思うのです。
形としての芸は授ける人のものであり、その人だけのものですが、その心と精神や魂を受け継ぐことによって授ける人は生き続け、受け継ぐ人の形ができてくるのだろうと思います。
芸の技とともに、形には見えない芸の心と精神、魂をしっかり伝えていっていただきたいと願っています。
岩本桑山公民館長並びに牧文化部長と関係者の皆さんの尽力に敬意を表します。
ご苦労様でした。
来年も期待しています。

政治倫理条例の制定

平成21年第1回三豊市議会定例会が3月26日(木)の最終日を向かえ、「三豊市議会議員政治倫理条例」が、議会運営委員会より議員提案され、出席議員の全会一致で可決されました。
最大会派である「七宝会」の分裂によって、三豊市議会の会派構成が大きく変わり、紆余曲折の末の結果となりました。
昨年の同僚議員による消費税法違反有罪判決に対して、7つの選挙区制で選出された議員の寄り合い所帯のこの市議会では、色んな意見と考えの議論が交錯して、民意を反映した確固たる対応をとることができてませんでした。
このことによって、市民の皆さんからはご意見やご叱責を頂いており、それ以来私はどうすれば市民の皆さんに、信頼と理解をしていただける状態を創ることができるのか、を考え続けてきました。
その一定の答えは、私たち三豊市議会議員自らが襟をただし、二度と同じ過ちを繰り返さないことであり、もし、疑惑をもたれたときはその行為に対して、いかに対処するのかを、議会の責任において明文化することであるということです。
それが、『政治倫理条例の制定』 でした。
私は、条例とは国の定める法律とは性格を異にして、定めようとするその自治体の事情にあった内容と、定めることを求められる時期に制定されるべきものであると思っています。
この議会で可決された「三豊市議会議員政治倫理条例」は、七宝会並びに三豊市民クラブと共産党の3会派代表と、そして、私も加わり調整し合意したものです。
それゆえ、最良のものとなったかについては私自身不確かであり、市民の皆さんの意見と評価を頂くより他ないと思っています。
唯一つ、この条例で私が最後までこだわったのは、三豊市議会が市民に対してどのような姿勢を示すのかということで、市民の皆さんへの “説明会の開催” を盛り込むことでした。
罰則や処分の規程を、これでもかと定めるのも一つのあり方なのでしょうが、私はその前に、議員自らによる、市民に対する説明責任を果たすべきことが重要だと考えています。
市民への説明責任を果たすことは、倫理条例に限ったことではなく、議員に課せられた当然の責務であるということです。
その説明と報告を判断材料として、選挙によって民意が反映されれば良いのではないか、と考えています。
年度最後のこの3月議会で、議員提案による 「三豊市議会議員政治倫理条例」 が可決されたことは、会派分裂と同様に、新年度に向けて開かれた議会への、議会改革の更なる一歩となるでしょう。
政治倫理条例は、本来、無くて当たり前です。
自ら定めたこの条例に、お世話になるようなことの無いような三豊市議会であることは、これもまた当たり前のことなのです。

第1回 三豊 みかん うどん 健康マラソン

大渇水時の香川県民の水道水確保のための「香川用水調整池(宝山湖)」が、去る3月14日の竣工式を持って完成となりました。
これを記念して、3月22日(日)に 「第1回 三豊 みかん うどん 健康マラソン」が、同実行委員会の主催で、三豊市体育協会陸上部・三豊走友会・三豊市の共催及び、三豊市教育委員会・三豊市体育協会・独立行政法人水資源機構・四国新聞社の後援、そして、四国明治乳業(株)の協賛でおこなわれました。
私は、桑山小学校の上田前校長先生(現 豊浜小学校長)に誘われ、一昨年から始めた早朝ランニングの魅力に取り付かれ、気がつけば実行委員会の一員として、ほんのちょっぴりのお手伝い参加となりました。
早朝 6:00の集合で現地に着くと、さあ大変!
深夜の強風で前日にせっかく準備したテントが吹っ飛んでいて、設営を一からやり直すこととなっていたのでした。
実行委員会を中心に皆さんの協力で、瞬く間に大会会場に回復しました。
日ごろランニングで鍛えた人々の動きは、目を見張るものがあり改めて常からの積み重ねの大切さを感じたのでした。
エントリーしたランナーは、予想をはるかに超える 1,001名で、最年少は7歳から最高齢79歳と、まさに世代を超えた参加となっていて、“走る”ことによる健康増進への関心の高さに驚くこととなりました。
知人も参加していて、上田先生はじめ豊中中学校長の秋山先生や、ファミリーの部参加の親子ランナーなど、日ごろ見ることのできないそのままの人となりに接することができ、走る人、お世話する人、応援する人すべての人に豊かな一時を提供できたのではないかと思います。
来年は、私もエントリーしようかとも思ったりしていますが、生来の意志の弱さがどのように影響するのか、どうなることやら。
準備や運営に活躍いただいた辻委員長をはじめ実行委員会の皆さん、市職員、各種団体の方々のお力には、頭が下がります。
ご苦労様でした。
この大会が、来年以降も定着し長く続くことでますます活況となり、三豊市を代表する一大イベントに成長することを願っています。

私立学校の民事再生手続き

2月19日にこの場で報告した、瀬戸内学院の経営再建について、大きな動きがありました。
平成21年3月19日に、学校法人瀬戸内学院理事長 塚本和博氏より、東京地方裁判所に対し、民事再生手続開始の申し立てが出され受理されました。
なお、同日に開催された学校法人瀬戸内学院の理事会、評議員会では、塚本理事長を含む理事5名が辞任し、新たに理事7名が選任されました。
この理事会は、すでにマスコミ報道もあったように、後継経営母体として名乗りを上げた四国学院が経営を引き継ぐ、4月1日までの約10日間の暫定理事会であり、その理事長として三豊市副市長 清水邦夫氏が選任されました。
私立学校の経営に公である市が関わることは、本来の筋道ではないのだろうと思います。
しかしながら、後継経営母体として四国学院に引き受けていただくためには、県と市が一体となって再建に全力を尽くす証として、ぎりぎり副市長の理事長就任が必要であったということです。
負債総額は平成20年12月現在約23億円にのぼり、四国学院に言わせれば、「どうすればこんなに負債ができるのか」、と言わせるほどの信じられない額となっています。
3月22日(日)には、債権者説明会がおこなわれ、23日(月)から民事再生手続が開始されることとなるようです。
再建の可能性は充分にあります。
民事再生手続きに至った大きな要因として、次のような報告があります。
『学生の減少によって収入減が生じていることは明らかであるが、それは申立人に限ったことではなく、経営を著しく圧迫するような要因ではないと考える。したがって、債務返済の過大な負担とキャッシュ・フローの不足が解消されれば、健全経営をはかることは十分に可能であると思われる。』
3月23日と25日の二日間、在校生の保護者への説明会を開くとのことです。
しっかりとした教育理念に基づき、確かな経営を継続さえしていれば、教育機関としての学校は、決して消滅などするはずは無いのだと言うことなのだろうと思うのです。
三豊市のまちづくりのためにも、四国学院付属高校並びに専修学校が現実のものとなるよう、市議会一丸となって取り組んでゆこうとしています。

小学校の卒業式

三豊市立桑山小学校の「平成20年度卒業証書授与式」が、3月18日(水)におこなわれました。
卒業生に対しての餞の言葉を、前日の夜遅くに考えていたのですが、今回の私の祝辞は最悪でした。
年明けからの度重なる突然の出来事で、寝不足と疲れがたまっていたのか、朝から体調不良で気分が優れず、頭がボーっとしていて言葉がすんなりと出てきませんでした。
こんなことって、これまで無かったことです。
自己嫌悪に陥るやら、もしかすると早くも“お迎え”なのかと落ち込むやら、卒業生の皆さんに申しわけなくって、情けないやらでいっぱいです。
卒業生の皆さんに伝えたかったことを、改めてここでまとめておきたいと思います。
【18名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
皆さんは6年前の満開の桜の中、この桑山小学校に入学され、これまで先生方の指導の下、勉強に運動にそして遊びや地域の人との体験活動を通して、実にたくましく成長されました。
この日を迎えられたことを心からお慶び申し上げます。
4月からは中学生になりますが、この小学校で学んだことを基礎にして、勉強やクラブ活動に励み、在校生の見本になるような中学生になってください。
先日、豊中中学校の卒業式があり、卒業するお兄さんやお姉さんにも同じことをお話したのですが、一つだけ私が皆さんにお伝えしたいことがあります。
“「量」が「質」に変わる。” ということです。
毎日、こつこつと自分の決めたことを続けることで、人は成長し必ず変わるということです。
例えば、水を沸かすと水蒸気に変わります。
水という液体が、水蒸気という気体に変わるためには、水を沸かすという熱のエネルギーがあって始めて変わります。
勉強だって、運動だって同じことです。
あきらめないでこつこつ毎日、自分のできることを決め、止めることなく続けることで、ある日突然にできるようになったりします。
“あきらめなければ、失敗で終わることなど無い” のです。
なぜなら、失敗の「量」のエネルギーが成功という「質」に変わるのです。
日常のどんな小さなことでもいいのです。
それを3年間続ければ驚くような自分に成長しているでしょう。
失敗を恐れず、あきらめずこつこつと続けて行きましょう。
保護者の皆さん、お子様のご卒業おめでとうございます。
心からお慶び申し上げます。
お子様の成長した姿を前に、さぞ感慨ひとしおだと思います。
ほんの些細なことであっても、やり続けること、決してあきらめないことは、人の成長には欠かせないことです。
それを支え見守ることのできる力のある、教育環境、家庭環境を作っていただけますことをお願いしたいと思います。
最後になりましたが、校長先生をはじめ諸先生方のこれまでの御労苦と、ご臨席の地域代表の皆様のお力添えに感謝するとともに、御健康御多幸、そして卒業生18名の皆さんの未来が拓かれます事をお祈りし、お祝いの言葉といたします。】
このようなことをお話しするつもりでした。
懺悔に耐えません。
卒業生の皆さん、本当にごめんなさい。
必ず何らかの形でこの思いを伝えたいと思っています。