自主防災組織

先般開催された、三豊市自治会長会でも“自主防災組織と防災資機材整備費用補助”の説明があり、今世紀初頭に必ず発生するとまで言われる、南海・東南海大地震への対応が求められています。
1995年1月17日早朝に発生した阪神・淡路大地震は、45万6千戸を超える家屋倒壊と6千4百人余りの死者行方不明者の被災を及ぼしました。
神戸市街地では公共消防や救助隊は現場到着に時間を要し、早急な機能を果たすことができなかったと言われています。
これに対し、淡路島北淡町では地元消防団や地域住民の協力で、迅速な消火・救助活動が行われ、最少の被害と犠牲者にくい止めることができたと報告されています。
<阪神大地震で生き埋めや閉じこめられた人の救助を誰が行ったか>
救助隊などの公助は    1.7%
友人・隣人などの共助は 30.7%
自力・家族の自助は    66.8%
このようなことから、自らの命・地域は自らの力で守ことの必要性が強く言われてきました。
私の住む桑山地区岡本帰来自治会の有志で作る「帰来昭和会」でも、実効性のある『自主防災組織』の設立に向け、今年度事業として防火訓練や組織作りの検討を進める計画です。
自分たちの住むこの地域のどこに、どれだけの消火栓があるのかの把握から始まり、消火栓を使った消火訓練や避難場所の確認など、基本的なことからの取り組みから始めようとしています。
1回目の活動として、6月8日(日)に消火栓を実際に使っての消火訓練を予定しています。
報告の数字合わせのための名ばかりの『自主防災組織』ではなく、災害発生時に「本当に取り組んでいて良かった」と言える、日々の生活の中にある組織と活動にしなくてはならないと思っています。