「豊かな体験活動」支援委員会

10月3日(金)、三豊市立三豊市比地大小学校の“「豊かな体験活動」支援委員会”が、地域の支援委員の皆さんの参加で行われました。
6月5日(ブログに書き込み)・7月2日に続いての開催で、年3回の予定で実施されています。
今回は、県教育委員会西部教育事務所から竹森所長他6名、市教育委員会から建林教育委員、臼杵教育長他4名の出席があり、この事業の取り組みや、授業の組み立てなどについての助言・指導がありました。
比地大小学校での「豊かな体験活動」は、命をテーマにしており、自然と体に視点を置いた『生命としての命』と社会と心にかかわる『生き方としての命』について、学年に相応しい単元設定で授業が組み立てられています。
同時に行われた保護者の授業参観にも9割に近い参加があり、比地大地域ならでわの地域あげての学校支援体制を実感しました。
[1年生]
『生命としての命』に取り組み、目標を、「花や野菜の栽培、生き物の世話などを通してそれらに命があることを知り、大切にしょうとする。」においています。
生き物の心臓の音を聞くことで、一つしかない命を大切にしなければいけない心情を高め、感じたことを言葉で表現する力を育てる。
[2年生]
『生き方としての命』に取り組み、目標を、「周りの人たちとの交流を通して、自分は生きていくためにお世話になっていることに気づく。」においています。
何気なく見ている施設に意味があることや、地域ボランティアの人々にも目を向け、命を守るために様々な人々が係わっていることを実感として分からせる。
[3年生]
『生命としての命』に取り組み、目標を、「自分の体の成長や人間・植物の命のつながりを知り、命を守ってゆこうとする。」においています。
植物を育てる体験を通して、「森が魚を育てたり、洪水を防いだりする」など、生命が地球環境や生活に大切な役割を持っていることを知らせる。
[4年生]
『生き方としての命』に取り組み、目標を、「人や文化の交流を通して、ふるさとの自然や文化を大切にしていこうとする。」においています。
「世界一美しいぼくの村」という戦争を背景にした作品から、家族・郷土への愛を考えることで、戦争や環境問題に関心を持ち、豊かな感受性を育て行動力につなげる。
[5年生]
『生命としての命』に取り組み、目標を、「動植物の誕生や死、体のつくりやはたらきなどを調べ、その巧みさを感じるとともにつながりを知り、命を大切にしようとする。」においています。
助産師を招き、出産の生の話を聞くことで“生きている”実感を持たせ、誕生のすばらしさと命に対する考え方を学び、自分の生き方を考えるきっかけとする。
[6年生]
『生き方としての命』に取り組み、目標を、「様々な立場の人たちとの交流を通して、自分にできることを進んで行うとともに、夢や希望を持って生きようとする。」においています。
近代日本が世界に歩みだし発展成長する社会の中で、陰として差別問題が生まれてきた。学んできた歴史を踏まえ、差別を無くそうと活動する地域の人から話を聞くことで、お互いを大切にする思い(協力)や誇り、知恵(学習)が大切であることに気づかせ、行動できるよう導く。
「豊かな体験活動」のどれをとっても、地域の人々の協力なくしては成り立ちません。
保護者の協力に加え比地大地域の皆さんの、小学校に対する熱い想いが強力な支援体制になっているのだと、いつものように感じたのでした。
小林校長先生、古川教頭先生他先生方本当にご苦労様でした。
“「豊かな体験活動」支援委員会”は、私の楽しみの一つにもなっています。
今年度で終わりなのかな?・・・・・・・