比地大小学校 卒業式

毎年のことですが、この時期は予算議会である3月定例会の真っ最中であると同時に、保育所、幼稚園、小学校、中学校の修了式や卒業式、さらには地域の自治会や各種団体の総会などが入り交じり、予定を書き込む手帳が、小さな文字でぎっしりです。
地元選出の同僚議員と交互に伺っている、地元の三豊市立比地大小学校と桑山小学校の卒業証書授与式が3月19日(金)に行われ、今年は比地大小学校でお祝いの言葉を贈らせていただくこととなっています。
昨晩は遅くまで某種団体の会合があり、おきまりのコースで懇親会でにぎやかにやっていました。
あわてて、挨拶を考えているところです。
19名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
皆さんは、6年前の満開の桜の中、この比地大小学校に入学され、先生方の指導の下に暑い日も寒い日も、雨や風の時もくじけず、勉強に運動にそして地域の方々との体験活動を通して、実にたくましく成長されました。
この日を迎えられましたこと、心からお慶び申し上げたいと思います。
4月からは中学生になりますが、比地大小学校で学んだことを基礎として、勉強やクラブ活動に励み、在校生の見本になるような中学生になってください。
応援しています。
この喜ばしい場で、贈りたいお話があります。
“される人” から “する人” になると言うことです。
あるボランティア団体の代表のお話を聞く機会がありました。
「あるところに、ずっと寝たきりのおばあちゃんがいました。
いつも地域の皆さんにお世話になるばかりで申し訳ないと思っていました。
ある日お世話に来てくれる人から、早起きが苦手で仕事に遅刻ばかりする若者の話を聞いたのです。
お世話されてばかりの自分ですが、この若者のために私にもできることに気付いたのです。
寝たきりの自分にも電話がかけられることです。
そうです、『モーニングコール』をかけるお世話ができるのです。
寝たきりのおばあちゃんが、 “される人” から “する人” へ変身した瞬間でした。
人間の究極の幸せは4つあると言います。
一つは、 「人に愛されること」
二つは、 「人にほめられること」
三つは、 「人の役に立つこと」
そして四つ目は、 「人に必要とされること」
です。
大人へ一歩近づく皆さんには、地域をつくる一員として “される人” から “する人” へ一歩進んで、「人の役に立つ」 「人に必要とされる」人に成長していただきたいと期待しています。
保護者の皆さん、お子さまのご卒業おめでとうございます。
心からお慶び申し上げます。
お子さまの成長した姿を前にして、さぞ感慨ひとしおだと思います。
中学生になればこれまでにない大きな課題や問題があるかも知れませんが、これまでと変わらず、お子さまを暖かく見守ることのできる教育・家庭環境を守っていただきたいと思っています。
私も、これまで以上に取り組んで参ります。
最後になりますが、校長先生をはじめ諸先生方のこれまでの御労苦と、ご臨席の地域代表の皆さまのお力添えに感謝するとともに、皆様方のご健康ご多幸を念じ、そして、卒業生19名の皆さんの未来が大きく開かれますことをお祈りして、お祝いの言葉といたします。
いつものことですが、挨拶は本当に難しいモノですね。
卒業する皆さんとともに、私も再出発の気持ちです。