平成28年12月定例会一般質問報告・2

前回に続いて、平成28年12月定例会の一般質問2件目「待機児童対策としての保育施設利用者支援について」の報告をします。

【質問】

保育施設には、認可保育所と認可外保育所の区別があるが、それは制度上のことであり利用者にとっては、日々の保育が満足のいくものであることが一番重要だ。三豊市の保育所事業は認可と認可外が同じ土俵で保育ニーズに応えているのが現状で、言葉を換えれば認可外なくしては市の保育事業は成立しないともいえる。国の制度改正で利用者負担に差が生じている。「子育てするなら三豊が一番」を目指す三豊市として、早期改善するべきだと考える。次の点について質問する。

1点目、第3子の保育料は認可の場合は第1子が就学しても無料となるが、認可外の場合は第2子の扱いとなるため、無料とならないことの不平等の改善

2点目、認可外保育施設運営補助金の増額による、安定した保育環境の確保

3点目、認可外保育施設が一定基準を満たしたものを三豊市認証保育所と評価づけることによる、利用者の安心感の確保

【答弁】

認可保育所も認可外保育所も、三豊市の子どもを安心安全に育ててくれており、認可外保育所についても非常にありがたく感謝しており、その点を前提にして答弁したいと思う。

1点目の、認可外施設での第3子無料化は、昨年度(平成27年)末に国が第3子の原則無料化の方針を打ち出したが、認可保育所を対象としたもので、認可外施設はそれから外れており、認可外施設利用者への支援には対応できていない。次年度(平成29年)に向け、保育所、幼稚園の保育料、教育費の軽減を検討しており、これまでの予算を整理、廃止、合理化することで、その原資を生み出し制度設計中であり、その中で対応していきたいと考えている。

2点目は、昨年度(平成27年)より市内の乳幼児1人に対し、月額1,000円の補助金を交付しているが、昨今の保育士不足の状況下にあって、地域のさまざまな保育ニーズに対応してくれており、さらなる保育環境の確保のために、これについても制度設計の中で現在検討しているところだ。

3点目は、自治体独自の認証を与えることで、利用者は認可外保育施設であっても安心感が生まれることは考えられる。ただ、認証保育所になっても制度上は認可外施設のままであり、公的支援が入るものではない。今後は、それぞれの事業者と施設整備についても、国の支援が入る認可施設への移行も含め、協議していきたいと考えている。

 

年を越しての報告となりましたが、以上で平成28年12月定例会一般質問報告を終わります。

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