「水族館を核としたにぎわい創造事業」実施方針の公表

市民の皆さんの間では、一般的に水族館建設計画と呼ばれていますが、三豊市が実施しようとしている正式な事業名は、『詫間港周辺地区にぎわい創造事業』といいます。

平成28年も押し詰まった12月26日(月)に、三豊市はこの事業の実施方針を公表しました。その内容は次の通りです。

 

三豊市は、『詫間港周辺地区にぎわい創造事業』について、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(PFI法)に基づく事業として実施することを予定している。本事業に関し、PFI法に基づく特定事業の選定及び特定事業を実施する民間事業者の選定を行うにあたって、PFI法第5条第1項の規定により実施方針を定めたので、同条第3項に基づき、次の通り公表する。

●事業名   詫間港周辺地区にぎわい創造事業

●事業に共される公共施設等の種類   観光施設

●公共施設等の管理者等   三豊市長 横山忠始

●事業目的   本事業では、詫間町臨港地区にある造船所跡地にて、「水族館を核としたにぎわい創造事業」を民間事業者に独立採算にて事業展開することで観光交流人口の拡大と獲得に繋げ、そのにぎわい効果を政策課題解決並びに地域活性化へ波及させることを目指す。本事業の実施にあたっては、市は、PFI法に基づく事業として実施することを検討しており、民間の資金、創意工夫及び技術的・経営的能力等を活用することにより、事業期間全体を通して、社会経済情勢の変化にも柔軟に対応し、地域への効果を発揮する中で安定的かつ継続的に本施設が運営されることを期待する。

●事業概要と構成   [水族館機能]水族館施設を有する機能のことで、延べ床面積約5,000㎡以上とする  [にぎわい創造機能]水族館施設以外のにぎわい創造に資する機能のことで、『観光施設としての飲食物販施設』(多くの人々が訪れ、水族館機能との連携を図ることにより、水族館を核としたにぎわいの創出に資する物販販売施設及び飲食施設)と『宿泊施設』(ホテル又は旅館)からなる

●事業方式   PFI事業者が設計、建設を行った後、市に所有権を移転し、事業期間中、本施設の運営・維持管理を行うBOT(Build‐Transfer‐Operate)方式により実施する

●事業期間   事業契約の締結日から平成51年8月末日までとする

●事業者の収入等   本事業から得られる収入により回収する事業者による独立採算事業で、市は、事業者に対して本事業の実施に要する費用を支払わないものとする

●事業スケジュール(予定)   平成29年9月:事業契約の締結、平成29年9月~平成31年8月:設計・建設期間(約2年)、平成31年9月~平成51年8月:維持管理・運営期間(約20年)

この内容に対する民間事業者の募集及び選定の方法とスケジュールは、以下の通りです。

民間事業者を広く公募し、PFI事業者としての透明性及び公平性の確保に配慮したうえで民間事業者を選定します。これにあたっては、公募型プロポーザル方式を採用する予定です。そのスケジュールは、平成29年1月18日:実施方針に関する説明会、4月:参加表明書の受付、6月:提案書の提出期限、7月:応募者によるプレゼンテーション、8月:優先交渉権者の選定及び公表、9月:事業契約の締結 となっています。

 

最初の注目は、1月18日(水)の説明会に民間事業者が何社参加するのかということです。そして、続いては4月の参加表明の受付時に、本当に民間事業者からの参加表明があるのかによって、この事業の実現性に対する結論が出されることとなります。

もしも、参加表明する民間事業者がなければ、水族館を核としたにぎわい創造事業の全てが終了し、振り出しに戻ることとなります。

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