第1回 三豊 みかん うどん 健康マラソン

大渇水時の香川県民の水道水確保のための「香川用水調整池(宝山湖)」が、去る3月14日の竣工式を持って完成となりました。
これを記念して、3月22日(日)に 「第1回 三豊 みかん うどん 健康マラソン」が、同実行委員会の主催で、三豊市体育協会陸上部・三豊走友会・三豊市の共催及び、三豊市教育委員会・三豊市体育協会・独立行政法人水資源機構・四国新聞社の後援、そして、四国明治乳業(株)の協賛でおこなわれました。
私は、桑山小学校の上田前校長先生(現 豊浜小学校長)に誘われ、一昨年から始めた早朝ランニングの魅力に取り付かれ、気がつけば実行委員会の一員として、ほんのちょっぴりのお手伝い参加となりました。
早朝 6:00の集合で現地に着くと、さあ大変!
深夜の強風で前日にせっかく準備したテントが吹っ飛んでいて、設営を一からやり直すこととなっていたのでした。
実行委員会を中心に皆さんの協力で、瞬く間に大会会場に回復しました。
日ごろランニングで鍛えた人々の動きは、目を見張るものがあり改めて常からの積み重ねの大切さを感じたのでした。
エントリーしたランナーは、予想をはるかに超える 1,001名で、最年少は7歳から最高齢79歳と、まさに世代を超えた参加となっていて、“走る”ことによる健康増進への関心の高さに驚くこととなりました。
知人も参加していて、上田先生はじめ豊中中学校長の秋山先生や、ファミリーの部参加の親子ランナーなど、日ごろ見ることのできないそのままの人となりに接することができ、走る人、お世話する人、応援する人すべての人に豊かな一時を提供できたのではないかと思います。
来年は、私もエントリーしようかとも思ったりしていますが、生来の意志の弱さがどのように影響するのか、どうなることやら。
準備や運営に活躍いただいた辻委員長をはじめ実行委員会の皆さん、市職員、各種団体の方々のお力には、頭が下がります。
ご苦労様でした。
この大会が、来年以降も定着し長く続くことでますます活況となり、三豊市を代表する一大イベントに成長することを願っています。

私立学校の民事再生手続き

2月19日にこの場で報告した、瀬戸内学院の経営再建について、大きな動きがありました。
平成21年3月19日に、学校法人瀬戸内学院理事長 塚本和博氏より、東京地方裁判所に対し、民事再生手続開始の申し立てが出され受理されました。
なお、同日に開催された学校法人瀬戸内学院の理事会、評議員会では、塚本理事長を含む理事5名が辞任し、新たに理事7名が選任されました。
この理事会は、すでにマスコミ報道もあったように、後継経営母体として名乗りを上げた四国学院が経営を引き継ぐ、4月1日までの約10日間の暫定理事会であり、その理事長として三豊市副市長 清水邦夫氏が選任されました。
私立学校の経営に公である市が関わることは、本来の筋道ではないのだろうと思います。
しかしながら、後継経営母体として四国学院に引き受けていただくためには、県と市が一体となって再建に全力を尽くす証として、ぎりぎり副市長の理事長就任が必要であったということです。
負債総額は平成20年12月現在約23億円にのぼり、四国学院に言わせれば、「どうすればこんなに負債ができるのか」、と言わせるほどの信じられない額となっています。
3月22日(日)には、債権者説明会がおこなわれ、23日(月)から民事再生手続が開始されることとなるようです。
再建の可能性は充分にあります。
民事再生手続きに至った大きな要因として、次のような報告があります。
『学生の減少によって収入減が生じていることは明らかであるが、それは申立人に限ったことではなく、経営を著しく圧迫するような要因ではないと考える。したがって、債務返済の過大な負担とキャッシュ・フローの不足が解消されれば、健全経営をはかることは十分に可能であると思われる。』
3月23日と25日の二日間、在校生の保護者への説明会を開くとのことです。
しっかりとした教育理念に基づき、確かな経営を継続さえしていれば、教育機関としての学校は、決して消滅などするはずは無いのだと言うことなのだろうと思うのです。
三豊市のまちづくりのためにも、四国学院付属高校並びに専修学校が現実のものとなるよう、市議会一丸となって取り組んでゆこうとしています。

小学校の卒業式

三豊市立桑山小学校の「平成20年度卒業証書授与式」が、3月18日(水)におこなわれました。
卒業生に対しての餞の言葉を、前日の夜遅くに考えていたのですが、今回の私の祝辞は最悪でした。
年明けからの度重なる突然の出来事で、寝不足と疲れがたまっていたのか、朝から体調不良で気分が優れず、頭がボーっとしていて言葉がすんなりと出てきませんでした。
こんなことって、これまで無かったことです。
自己嫌悪に陥るやら、もしかすると早くも“お迎え”なのかと落ち込むやら、卒業生の皆さんに申しわけなくって、情けないやらでいっぱいです。
卒業生の皆さんに伝えたかったことを、改めてここでまとめておきたいと思います。
【18名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
皆さんは6年前の満開の桜の中、この桑山小学校に入学され、これまで先生方の指導の下、勉強に運動にそして遊びや地域の人との体験活動を通して、実にたくましく成長されました。
この日を迎えられたことを心からお慶び申し上げます。
4月からは中学生になりますが、この小学校で学んだことを基礎にして、勉強やクラブ活動に励み、在校生の見本になるような中学生になってください。
先日、豊中中学校の卒業式があり、卒業するお兄さんやお姉さんにも同じことをお話したのですが、一つだけ私が皆さんにお伝えしたいことがあります。
“「量」が「質」に変わる。” ということです。
毎日、こつこつと自分の決めたことを続けることで、人は成長し必ず変わるということです。
例えば、水を沸かすと水蒸気に変わります。
水という液体が、水蒸気という気体に変わるためには、水を沸かすという熱のエネルギーがあって始めて変わります。
勉強だって、運動だって同じことです。
あきらめないでこつこつ毎日、自分のできることを決め、止めることなく続けることで、ある日突然にできるようになったりします。
“あきらめなければ、失敗で終わることなど無い” のです。
なぜなら、失敗の「量」のエネルギーが成功という「質」に変わるのです。
日常のどんな小さなことでもいいのです。
それを3年間続ければ驚くような自分に成長しているでしょう。
失敗を恐れず、あきらめずこつこつと続けて行きましょう。
保護者の皆さん、お子様のご卒業おめでとうございます。
心からお慶び申し上げます。
お子様の成長した姿を前に、さぞ感慨ひとしおだと思います。
ほんの些細なことであっても、やり続けること、決してあきらめないことは、人の成長には欠かせないことです。
それを支え見守ることのできる力のある、教育環境、家庭環境を作っていただけますことをお願いしたいと思います。
最後になりましたが、校長先生をはじめ諸先生方のこれまでの御労苦と、ご臨席の地域代表の皆様のお力添えに感謝するとともに、御健康御多幸、そして卒業生18名の皆さんの未来が拓かれます事をお祈りし、お祝いの言葉といたします。】
このようなことをお話しするつもりでした。
懺悔に耐えません。
卒業生の皆さん、本当にごめんなさい。
必ず何らかの形でこの思いを伝えたいと思っています。

香川用水「宝山湖」の完成

香川県の水の安定供給と緊急時対応のために進められていた、香川用水施設緊急改築事業の竣工式が、3月14日(土)に三豊市山本町農村環境改善センターでおこなわれました。
香川用水は昭和50年に利用が始まり、これまで農業用水を主なものとして、水道用水と工業用水を供給してきました。
平成6年の大渇水をきっかけとして、水道用水の非常時の備えが求められるようになりました。
そして、緊急的な改築が必要な水路改修とともに、水道用水調整池の建設が平成11年より着手されることとなったのです。
香川用水調整池である通称「宝山湖」は、300億円に近い事業費を投入し約10年の歳月を費やし、この日の竣工を迎えました。
貯水量300万㎥を有しており、それは、断水回避に必要な容量と、自然災害に被災した水路等の復旧に要する日数から算出されています。
香川県民に対し、大渇水時においても断水という悲劇を二度と繰り返さないという、究極の目的のためにこの日を迎えたのです。
農業用水が、農業用ため池にこれまで当たり前のように貯水されてきたと同様に、これからは、香川県民そして三豊市民の生活に利用するための、水道用水のため池として利用されることとなります。
このようなすばらしい役割を託された「宝山湖」が、三豊市山本町と財田町にまたがる地に完成したのです。
ため池の県香川を象徴する施設として香川用水調整池「宝山湖」が、香川県民並びに三豊市民に末永く、名実ともに “宝でもある水を山のように湛えたみずうみ” として、愛されることを願っています。

豊中中学校卒業式に贈る言葉

3月13日(金)は、三豊市立豊中中学校の卒業式です。
昨年は、私の息子の卒業式があり、同席していたのですが、今年は三豊市議会議員の代表として祝辞を述べる機会を頂きました。
これからの、この地域を担う若者たちに対する餞(はなむけ)の言葉は、どんな言葉なのでしょうか。
人こそが地域を作るのだと誰もが言うのですが、ではどのようにその期待を若者たちに伝えているのか、私は聞いたことがありません。
この機会に、その思いが少しでも伝えられるようにしたいと考えています。
クドクナク、サッパリと、私のメッセージが届くような言葉にしたいと考えています。
三豊市議会を代表して、一言お祝いを申し上げます。
91名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
皆さんは、この豊中中学校に入学され、この3年間先生方の指導の下、勉強にクラブ活動に、そして様々な体験を通して、実にたくましく成長されました。
この日を迎えられたことを、心からお慶び申し上げます。
卒業生の皆さんの中には、それぞれの立場によってこれからの進路は色々あろうと思いますが、本校での貴重な教訓を生かし、しっかりと自分らしく歩んで頂きたいと願っています。
そこで一つだけ、私が皆さんにお伝えしたいことがあります。
それは、「量」が「質」に変わるということです。
例えば、水を沸かすと水蒸気に変わりますよね。
液体が気体に変わる瞬間のためには、水を沸かすというそれまでの熱の「量」が必要で、その結果水蒸気になり「質」が変わるのですね。
“液体が気体になる”という、「量」が「質」に転化するということなのです。
花もそうです。
種が蒔かれ、芽吹き、葉が茂り、蕾ができ、ある時ある瞬間花は開くのです。
勉強だって、クラブだってそうでしょう。
あきらめず、こつこつ毎日、やるべきことをやる、自分のできることを止めることなく続けることで、ある日突然にできる経験ってありますよね。
日々の積み重ねによって、『できる』のです。
“あきらめなければ、失敗など無い”のです。
なぜなら、失敗のエネルギーの「量」が成功という「質」に転化するのです。
何でもいいのです。
「私はこれをする、これを続ける」ことを、心ひそかに決めることなのです。
日常のどんな些細なことでもいいのです。
それが15年続けば、驚くような自分に「転化」(チェンジ)していることでしょう。
自分が変われば、回りが変わるのです。
終わりに、皆さんが健康で、たくましく羽ばたき続けることを期待し、ご多幸でありますことをお祈りし、私からのお祝いの言葉といたします。
私の思いは届くのでしょうか。
ご期待あれ。

議員連盟の結成を目指して

3月9日(月)に、三豊市議会平成21年第1回定例会の代表質問がおこなわれました。
これまでの3年間は、保守系会派である「七宝会」が大半を占めていましたが、新しく「三豊市民クラブ」が分派し、新たな展開が繰り広げられようとしています。
本来の議会のあるべき形になってきたように思います。
前にもこの場で報告しましたが、私はしばらくどこの会派にも属さずに単独で活動することにしています。
議会の責任と権能として、三豊市民の快適な生活のために、やらなくてはならないことは沢山あり、議会の果たすべき役割は大きなものがあるのだろうと思っています。
私が今議会の一般質問で通告している二件の内の一件に、「ゴミ焼却施設の自治体間広域共同利用について」があります。
この質問を考える時に、議会の役割について考えることとなりました。
先日、この場の“議会改革の大きな一歩”でも書き込みましたが、この国の地方自治体の議会議員は、首長(市長)と同様に市民から直接選挙で選ばれており、市民の意思を受けていることとなっていて、これが民意が二つできることとなるのです。
この意味において、市議会議員は市長の政策を非難攻撃するだけでなく、民意を受け自らの政策を持ち対峙しなければならない立場になっているのです。
三豊市のゴミ処理行政の将来を考えるとき、私たち市議会議員の果たす役割もおのずと見えてくるというものです。
三豊市が今進めているゴミ処理技術の検討も、市の主体性として必要なことなのだろうと考えています。
ただ、そこに大局的観点があり、市民にも理解と説明ができる段階と場面が必要なことも、当然のことだろうと思うのです。
新しいゴミ処理技術の検討も結構なことなのですが、それよりも問題なのは、必ず来るといわれる東南海・南海大地震が、今この瞬間にも発生するかもしれない恐れのある時に、災害発生後、速やかな復旧の第一歩である廃棄物処理の具体策がとられているのかとということです。
特に、緊急時における焼却最終処分は、供給のライフラインに対し、処理のライフラインであるともいえ、この確保は大変重要なこなのです。
緊急非常時の対応を考えることをきっかけとして、助け助けられることを基本とした、「ゴミ焼却施設の自治体間広域共同利用」の話し合いに踏み出すときではないでしょうか。
これを促すのは、直接選挙によって民意を受けた議会の大きな仕事であると考えています。
今回の一般質問は、「ゴミ焼却施設の自治体間広域共同利用 推進議員連盟」の結成まで言及できればと考えています。

3月議会 一般質問通告

三豊市議会も新たに議長と副議長が決まり、本格的に三豊市議会平成21年第1回の定例会が、3月3日に始まりました。
早速、9日(月)には3会派による代表質問が、翌日の10日(火)からの2日間には一般質問が予定されています。
私にとって今回の一般質問は、どの会派にも所属せず一人で活動を始めた最初の試みです。
市民の皆さんの声を議会人として届け、実現するべく、これまでを振り返り反省すべきをし、活かしてゆかなければならないと考えています。
今回の通告は2件です。
【自治会場建設費の市単独補助事業について】
三豊市の認める基礎自治組織でもある自治会の、活動の中心の場である自治会場の施設機能の充実は、地域内分権を進める三豊市にとって、基本的政策の一つになると考える。
現状、市が執る補助事業に 「たからくじ助成金」 があるが、制度の性質上、平等感と自主自立の精神に反する方向にある。
自治会場建設に意欲があり自己負担の条件も満たした自治会が、自らの意思で計画的に建設を着手しやすいように、市単独の補助事業創設の考えを問う。
* 「たからくじ助成金」 の現状と問題点
* 申請順ではあるものの、当たり外れがあることによる不確実性の強い補助金制度が、市の政治方針に相応しい施策といえるのか。
【ゴミ焼却施設の自治体間広域共同利用について】
これまで何名かの同僚議員から同様の主旨の質問があり、その都度その時点での考えの答弁は聞いている。
再度この時点での考えを問う。
平成25年3月をもって、三豊市民の出す生活一般ゴミの焼却施設が閉鎖の予定となっている。
ゴミ処理技術検討委員会及び環境市民会議において、議論が重ねられているが、生ゴミを含む焼却ゴミを減量化、資源化しても焼却ゴミは皆無とはならないことは現実となっている。
クリーンセンター閉鎖後の、ゴミ焼却施設の自治体間広域共同利用の考えを問う。
以上の2件を通告しました。
少し前向きに考え、ちょっとの勇気ある行動が、快適な日常と非常時にも安心できる市民生活の確保につながるがるのだろうと思います。

議会改革への大きな一歩

延会となっていた臨時議会が、3月2日(月)に再開され、議長並びに副議長選出のための選挙がおこなわれました。
三豊市議会発足から4年目の議長に坂口晃一議員が、副議長に眞鍋昌年議員当選しました。
この日の選挙に至るまでに多数派工作ともいえる、驚くような激しい動きがありました。
議会は数こそ力とはしばしば言われますが、まさにそれを地で行くものでした。
開会直前に、私を合わせた11名が、最大会派である「七宝会」へ脱会届を提出し離脱しました。
その内10名は、新会派「三豊クラブ(仮称)」を結成しましたが、私は自らの信念に従い、それには加わらず単独で活動する道を選ぶこととしました。
私の強い願いを聞き入れてくださり、「七宝会」及び「三豊クラブ」両派の会長のご理解と、議会事務局の皆さんの協力によって、投票前に立候補者の所信表明をする機会を設けることができたのは、三豊市議会改革の大きな一歩になると信じています。
土壇場で、私の意見を真剣に聞いてくださった、同僚議員と議会事務局の皆さんには心から感謝しています。
開かれた議会の実現に、少しでも近づけるようこれからが真価を問われる活動の日々となります。

臨時議会 延会す

三豊市議会の21年度人事を決める臨時議会が、2月27日(金)に開会されましたが、人事案提案の手続きについて、最大会派(30人中26人を擁する)である七宝会内で意見が分裂し延会となり、引き続き3月2日(月)に再開することとなりました。
三豊市が7町合併して誕生してから4回目の人事となります。
過去の3回の人事の原則は、地域性を重要視したものとなっていました。
最後の年となる4年目の人事基準は、過去のものとは根本的に異なり地域性を取っ払ったものとなっていました。
それならば、過去の3回とは一線を画す、まったく新しい三豊市議会の選出基準によって人事が実践されるべきだと私は考えています。
その基本的考え方は次の通りです。
【市民による直接選挙によって選出され、市民の付託に応えるために、この場に身をおく “一人の三豊市議会議員” として考えを述べたいと思います。
我が国日本の地方自治体は、地方自治法 第17条 にも明文化されているように、
『選挙では、普通地方公共団体の議員及び長は、選挙人が投票によりこれを選挙する』
と、市長及び市議会議員を直接選挙によって選出することを定めているのです。
これにより、日本の地方自治制度は、市長と議会が並び立つ世界的にもまれな、二元代表制となっています。
三豊市議会議員は、市長と同様に市民から直接選ばれ、市民の付託を受けている立場にあり、その意味において、三豊市議会は市民のものであって、その議会を構成する議員の長である議長並びに副議長は、市民のものであるのはしごく当然のことであります。
ならば、その選出過程が市民に公開され、市民の納得が得られる選出手続きが示されなければならないのは、自明の理でもあります。
市長の情報公開を求めるだけでなく、議会も議員自らが情報公開しなければならないのも当然のことであります。
重ねて言うまでも無く、議長並びに副議長という職は議員だけのものでは決してなく、市長と同様に三豊市民の選んだ三豊市議会議員の長であり、市民の「代表代理者」であり、言葉に尽くせないほどの要職なのです。
よって、三豊市議会議長並びに副議長を選任するに当たり、その任に当たろうとする意欲ある者が自ら立候補し、市民のものである三豊市議会をどのように導き、三豊市民に対しどのような施政をおこなおうとするのかの、所信並びに公約を述べてから選任されるべきものであると私は思っています。】
私は、誰が議長になろうが副議長になろうが、それは結果でしかないと考えています。
しかしながら、市民を無視した人事の強行採決に対して反対の意思を表明し、延会の動議に対して賛成ました。
結末は次回に報告となります。

地域資源としての地元企業・10

今回の企業訪問は、昭和63年に印刷関連デザイン制作を主業務とする事業所を、観音寺市の自宅で創業し20年余りになる、「TAKUMA」代表の詫間博さんにお願いすることとなりました。
ある会で古くからお付き合いを頂いていたのですが、しばらくご無沙汰をしていて、ふいに “新事業所”開設のご案内を頂いたのです。
何やら面白そうなことを始めたようで、興味本位と怖さ見たさで “事情聴衆” に伺うこととしました。
事業所の場所は、三豊市豊中町下高野の七宝山の裾野に位置し、七宝山トンネルに程近いところにあります。
従来から大手印刷会社の印刷関連デザインの仕事に携わっていたことにより、印刷がらみの宣伝広告用販売促進ツール加工の仕事の受注機会に恵まれました。
四国中央市にある紙加工大手企業の販売促進のための、サンプリング用試供品委託製造です。
訪問したその日は、今話題の 「超立体マスク」 の試供品製造にパート従業員の皆さんが、忙しなく作業をおこなっていました。
デザインという形の見えにくい創造性の高い仕事に携わる中で、デザインが大きな力を意味する宣伝広告の販売促進ツール委託製造業に移行するなど、いかにもしたたかで、創造的で、ファンタスティックです。
100年に一度の世界大不況といわれる今、こんなに身近なところに、したたかに生きる経営者が存在することに、本気で生きれば切り開かれる道もあることの実践を目の当たりにしたのです。
シルバー人材センターからも作業員を多く雇い入れているようで、高齢化社会においける面白い営業形態になる期待が持てます。
高齢者福祉との連携にも、可能性があると感じた訪問でした。