小学校の卒業式

三豊市立桑山小学校の「平成20年度卒業証書授与式」が、3月18日(水)におこなわれました。
卒業生に対しての餞の言葉を、前日の夜遅くに考えていたのですが、今回の私の祝辞は最悪でした。
年明けからの度重なる突然の出来事で、寝不足と疲れがたまっていたのか、朝から体調不良で気分が優れず、頭がボーっとしていて言葉がすんなりと出てきませんでした。
こんなことって、これまで無かったことです。
自己嫌悪に陥るやら、もしかすると早くも“お迎え”なのかと落ち込むやら、卒業生の皆さんに申しわけなくって、情けないやらでいっぱいです。
卒業生の皆さんに伝えたかったことを、改めてここでまとめておきたいと思います。
【18名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
皆さんは6年前の満開の桜の中、この桑山小学校に入学され、これまで先生方の指導の下、勉強に運動にそして遊びや地域の人との体験活動を通して、実にたくましく成長されました。
この日を迎えられたことを心からお慶び申し上げます。
4月からは中学生になりますが、この小学校で学んだことを基礎にして、勉強やクラブ活動に励み、在校生の見本になるような中学生になってください。
先日、豊中中学校の卒業式があり、卒業するお兄さんやお姉さんにも同じことをお話したのですが、一つだけ私が皆さんにお伝えしたいことがあります。
“「量」が「質」に変わる。” ということです。
毎日、こつこつと自分の決めたことを続けることで、人は成長し必ず変わるということです。
例えば、水を沸かすと水蒸気に変わります。
水という液体が、水蒸気という気体に変わるためには、水を沸かすという熱のエネルギーがあって始めて変わります。
勉強だって、運動だって同じことです。
あきらめないでこつこつ毎日、自分のできることを決め、止めることなく続けることで、ある日突然にできるようになったりします。
“あきらめなければ、失敗で終わることなど無い” のです。
なぜなら、失敗の「量」のエネルギーが成功という「質」に変わるのです。
日常のどんな小さなことでもいいのです。
それを3年間続ければ驚くような自分に成長しているでしょう。
失敗を恐れず、あきらめずこつこつと続けて行きましょう。
保護者の皆さん、お子様のご卒業おめでとうございます。
心からお慶び申し上げます。
お子様の成長した姿を前に、さぞ感慨ひとしおだと思います。
ほんの些細なことであっても、やり続けること、決してあきらめないことは、人の成長には欠かせないことです。
それを支え見守ることのできる力のある、教育環境、家庭環境を作っていただけますことをお願いしたいと思います。
最後になりましたが、校長先生をはじめ諸先生方のこれまでの御労苦と、ご臨席の地域代表の皆様のお力添えに感謝するとともに、御健康御多幸、そして卒業生18名の皆さんの未来が拓かれます事をお祈りし、お祝いの言葉といたします。】
このようなことをお話しするつもりでした。
懺悔に耐えません。
卒業生の皆さん、本当にごめんなさい。
必ず何らかの形でこの思いを伝えたいと思っています。