青少年育成支援ネットワーク研修講座 第5講座

平成25年度青少年育成支援ネットワーク研修講座 第5講座は、12月11日(水) 香川大学教育学部で、「地域支援のかたち━少子化・超高齢化の中で━」のテーマで開催され、3つの講話がありました。

1.『愛着の障がいと親への介入━親へのコミュニケーション教育の試み━』 四国こどもとおとなの医療センター 児童心療内科医長 牛田美幸さん

強迫神経症状が目立ち、不登校状態で家庭内暴力である患者(少女)の症例から、‟愛着”をいかに育むのかが問題解決の糸口であることが分かりました。‟愛着”は、心の安全基地(safe base)であり、これが確保されて初めて子どもは外界に目を向け、探索行動に向かうことができるのです。‟愛着”は、母親から始まることから、母親への介入の中で‟許し”の関わり方をカウンセリングすることで、患者の症状が改善していきました。

2.『島の医療を通じて』 丸亀市広島診療所 所長 白神悟志さん

少子化と超高齢化した さぬき広島(広島・小手島・手島)で、島民の診療に携わる中で「健康とは?」どのような状態のことなのかを考えてきました。役割が人を輝かせる。「場づくり」「人づくり」「役割づくり」がキーワードであり、高齢者の存在そのものがその周辺の人に役割をつくりだします。そこから気付いた目指す島の医療は、島の人々が安心して幸せに暮らせるコミュニティづくりなのです。

3.『地域支援のありかた━太田南地区コミュニティ協議会━』 太田南地区コミュニティセンター センター長 馬場恵美子さん

「地域住民のみんなが主役」を掲げ、コミュニティ協議会を設置しています。出会い、ふれあい、学びあいによって「地域も学校」と位置づけています。その中では、‟高齢者の生きがい創出” ‟地域の子育て” ‟地域のつながりを深める”活動が実践されています。

なんとかかんとか、第5講座までたどり着くことができました。最終講座である第6講座は年明けになっています。初心貫徹できるでしょうか・・・

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