どんな人を「育てる」のか

昨年末に、観音寺市出作町の三豊教育会館内に事務所をおく、香川県教職員組合三豊支部から、「三豊市の教育行政についての公開質問状」が届いていました。
回答の期日は平成21年12月31日(木)でした。
29日(火)の夜、回答用紙に書き込んで、同封の封筒で30日(水)に投函しました。
その質問の内容と、私の回答は次の通りです。
1、 学校の統廃合についてお聞きします。(余白にご意見をどうぞ)
ア 地域住民や父母、教職員の意思を尊重すべきだ。
イ 行政主導で進めるべきだ。
ウ わからない。
*いずれにも丸はしません。
子どもたちにどのような「大人」・「日本人」になって欲しいのか? を、大人たちが議論熟考し、子どもたちの将来を第一に考え、地域住民や父母、教職員の意思を尊重し、最善を導き出します。
2、 学校は、地域のみんなで子どもを育てる場になっています。私たちは学校の数は今のままにして、ゆきとどいた教育をおこなうべきだと考えています。このことについてのお考えをお聞かせください。(余白にご意見をどうぞ)
ア 小規模校も存続すべきだ。
イ 小規模校は統廃合すべきだ。
ウ わからない。
*いずれにも丸はしません。
小規模校とは何か? 地域との関係においてゆきとどいた教育とは何か? を前提にして、子どもたちにとって最善の規模を市民と議論し、必要ならば統廃合も検討します。
3、 香川県で2009年度35人以下学級が行われているのは、中学校7校、小学校6年生で6校にとどまっています。全国的には小学校低学年(1、2年生)でも実施されています。
世界的には30人以下学級が常識です。国の責任で、すべての小・中学校で30人学級を実現することについてのお考えをお聞かせください。(余白にご意見をどうぞ)
ア 国の責任ですべきだ。
イ 今のままの40人学級でよい。
ウ わからない。
*いずれにも丸はしません。
30人学級よりももっと少人数の20~25人でもよいと考えています。
ただし、どう学年2クラス以上は欲しいと思います。
4、 学校の施設・設備を改善し、地震に耐えられる校舎にすることについてのお考えをお聞かせください。(余白にご意見をどうぞ)
ア すぐにすべきだ。
イ 今のままの状態でよい。
ウ わからない。
*いずれにも丸はしません。
三豊市では、すでに計画的に全施設耐震化に着手しています。
さらなる教育施設・設備の改善により、教育環境の充実が必要です。
5、 義務教育費国庫負担制度、私学助成国庫補助制度を堅持充実するよう市が国に働きかけることについてのお考えをお聞かせください。(余白にご意見をどうぞ)
ア すぐにすべきだ。
イ 今のままでよい。
ウ わからない。
* ウ に丸をしました。
研究します。
新年になり、 『月間MOKU』 の1月号を熟読しました。
財団法人日本総合研究所会長 寺島実郎氏の言葉や、杉並区長 山田宏氏、前横浜市長・日本志民会議幹事長 中田宏氏などの、今どんな日本人になるべきなのかの、示唆にとんだ言葉がしたためられていました。
香川県教職員組合三豊支部の公開質問状の意図するところは、どんな人を「育てる」のかという、根源的な同じ目的に向けたものだと理解しています。
返送した回答用紙が有効に活用され、成果につながりますことを切に願っています。
未来の日本社会を担う、誇りある日本人とはどのような生きかたを求める人格なのでしょうか。
そこに向け、ともに議論を進めてゆこうではありませんか。