連休 島巡り

4月29日(木)の昭和の日から5月5日(水)まで、4月30日(金)の休みをとれば、まるまる一週間の連休となりました。
そんな長いお休みも、過ぎればアッ!という間でした。
5月4日(火)と5日(水)の2日間は、三豊市内の島巡りにどっぷり浸りました。
4日の 『みどりの日』 は、詫間沖にある 粟島 の島四国八十八か所巡りに初めて訪れました。
毎年旧暦の3月21日に行われていたようですが、恥ずかしながら、これまでこのような催し物があることを知りませんでした。
今年はたまたま、我が家の工房で開いている陶芸教室に、西野さん(粟島発のHPを開いています)という粟島にお住まいの生徒さんがいて、お誘いをいただいていたからです。
今年はゴールデンウイーク中であり、最高の天気にも恵まれ初夏のような天候の中、汗だくの札所巡りで大賑わいでした。
地元住民の “お接待” の極みは、地元産のテングサからつくられた 「ところてん」 です。
生醤油をかけ、お好みに会わせて和がらしを少々。
素材そのものの甘みが口いっぱいに広がり、適度に冷やされた食感は、のどを滑るように胃袋に流れ込んでゆきます。
もしかすると、この 「ところてん」 目当てに、毎年巡礼者は訪れているのではと思いたくなるような、絶品です。
私も、病みつきになりそうです。
5日の 『こどもの日』 は、市内にあるもう一つの島、仁尾港の目の前にある 蔦島 で開催されている、仁尾町子ども会育成連絡協議会主催の “つた島スタンプラリー” に、おじゃましてきました。
この島は、仁尾港から船で5分ほどの位置にあり、全国観光地百選で9位入賞したこともあります。
今では、夏休みの海水浴客で賑わう他は、オフシーズンは住む人もおらず無人島となっているのですが、かつては、家内安全祈願の天狗神社を中心に、毎日のように人の行き来があったようです。
地元住民の生活に密接な整備環境は、子どもたちのための探検・冒険コースとして最適の条件となっています。
①つた島海水浴場 をスタート地点として、②舞鶴殿(ぶかくでん)、③天狗神社、④万波亭(まんばてい)、⑤大観亭(だいかんてい)、⑥蓬莱閣(ほうらいかく) の6つのポイントでスタンプを押してもらうのです。
少々お疲れ気味のお父さんお母さんを後目に、子どもたちは元気いっぱいで島歩きを楽しんでいるようでした。
私もしっかりと一周してきました。
三豊市には、子どもたちの成長の場となる、楽しい遊びの場が豊富に存在しているのです。
この資源の有効な活用は、私たちの力量に係っているのだと思います。
「こどもの日」 にちなんで発表された日本の人口推計では、15歳未満の子どもの数が、過去最少の1,694万人で、総人口比13.3%で世界の中で最低となっているとのことです。
子どもを生み育てる価値観に、変質が生じているのでしょうか?
せっかく預かった 「三豊市子ども会育成連絡協議会」 の会長の役です。
このまちならではの、“育てる楽しさ” を伝えてゆきたいと改めて感じています。