エネルギー計画の転換

菅首相は、5月26日 フランスのドービルで開催される主要国(G8)首脳会議で、東日本大震災で発生した原発事故を深刻に捉え、今後の日本のエネルギー政策転換について表明するようです。
これまでの原発重視から、 「サンライズ計画」 と称して、太陽光や風力、バイオマスなどの再生可能自然エネルギーに重点をおき、積極的に推進しようとするものです。
太陽光発電システムは、価格を10年後を目途に現在の3分の1に、20年後には6分の1に下げることを目標にします。
また、バイオマスエネルギーについても、10年後には本格導入を目指す方向です。
公共交通の鉄道やバスが、かつてマイカーの普及による乗客減で衰退したように、エネルギーについても、マイエネルギーの普及による公共エネルギーの衰退がくるのだろうと思います。
しかし、公共交通が必要性の質を変えて再び復活すると同様に、公共エネルギーも技術の進歩と思想の進化とともに、その質を変えて揺り戻すのであろうと、半世紀スパンの流れを感じています。
マイエネルギーと公共エネルギーの、均衡のとれた安定したエネルギー計画の転換が求められています。

“まるごと三豊” の 「天然竹極薄シート」

お隣の徳島県東みよし町にある 「天然木極薄つき板」の製造加工会社の関係者にお会いする機会を得ました。
「天然木極薄つき板」 という言葉を初めて耳にしました。
天然の木材(松・杉・桧など)を、カンナで削ったように薄くスライスし、この裏側に特殊な紙を貼り合わせ、シート状に加工したものです。
この会社独自の技術特許による製造加工方法によって、折り紙ができるほど薄い0.1ミリの商品製造を実現しています。
この技術を使い、壁面や天井・ドアなどの建築内装材の他、 「樹のはがき」・「樹の名刺」・「樹の賞状」・「樹のブックカバー」 など、文具やこだわり小物雑貨を多数商品化しています。
話を聞いている間に当然に思いつくのが、 「木ができるのなら竹もできるだろう?」 ということです。
三豊市に有り余る竹資源の利活用の可能性として、 「天然竹極薄シート」 もあり得るのではないかと思うのです。
教育・介護施設などの内装材として、 “まるごと三豊” のこだわり天然素材の利用ができるのではないかと、勝手に想像しています。
とにかくできるだけ早く、製造加工の現場を覗いてみようと思っています。

市子ども会育成連絡協議会 総会

私が、三豊市子ども会育成連絡協議会の会長となって3回目の総会が、5月14日(土) 18:00から、本年4月1日に新築オープンした三豊市市民交流センターで開催されました。
これまでの開催日時は、この時期の日曜日の午前中に行われていましたが、参加者数や内容の再検討をする中で試みとして、土曜日の夜に行うこととしました。
参加者数は、開会時点では昨年より少ないようでしたが、落ち着いた雰囲気の中で行われました。
また、何よりも大きな変化は、総会の後の講演会でした。
その終了までほとんどの参加者が席を立たず、むしろ、遅れて参加した人も含め最後までお話に耳を傾けてくれたことです。
18:00という夕刻の忙しい時間帯で、仕事や家事などで手一杯にもかかわらず、参加してくださった皆さんには、ご負担をおかけしたと思います。
一方、これまでの日曜日の午前中開催では、参加者の皆さんの中に後の予定があるに対して、今回の夜開催は腰を落ち着けて最後まで時間を割いてくださったのだと、思わぬ効果を感じています。
講演会には、高松市の 『栗林おやじ塾』 代表であり、 『さぬきおやじ連合』 代表も務める、早谷川(はせがわ)さんの活動実践報告をいただきました。
『栗林おやじ塾』 は、子どもたちの活躍のできる居場所づくりを目的に、地域活動をする会として発足しました。
誰かが何かのきっかけを作らない限り、一歩も動きません。
目指すのは 「子どもをみんなで育てよう!」 の一点で、その方法は色々ありますが、 『子ども会』 や 『おやじの会』 がその力をあわせれば、もっと強力になれるのだということです。
三豊市内で活躍するおやじの会 『三豊塾』(さんぽうじゅく)からもご参加をいただき、ありがとうございました。
三豊市型 “子どもたちの活躍できる居場所づくり” を目的とした地域活動を、動かそうと思っています。

「NPO法人 青空クラブ会報誌」 発刊にあたって

本年4月1日から、放課後児童クラブの運営を開始した 「NPO法人 青空クラブ」 の会報誌を発刊したいと考えています。
発刊にあたって、第1号に短く運営にあたっての考えを載せたいと思っています。
【保護者の皆さん、地域の皆さん、指導員の皆さん、こんにちわ。
皆さんのご理解とご協力によって、本年4月1日から 『桑山放課後児童クラブ』 と 『本山放課後児童クラブ』 は、「NPO法人 青空クラブ」 が運営することとなりました。
7年ほど前に、当時の保護者の皆さんの強い願いで設立された両クラブは、市町合併を経て、三豊市の委託事業として再出発することとなりました。
「未来のこの子どもたちのため」 に、そのために今目の前にいる 「この子どもたちのため」 に、今私たちのできることに手間と気配りを惜しまないことを基本方針と考えています。
また、保護者の皆さんや地域の皆さん、指導員の皆さんの一人一人が常日頃考えていることを、一人では踏み出せないけれど同じ気持ちを持った仲間がいれば、できることはいくつもあると思っています。
「未来のこの子どもたちのため」 にを、決して忘れることなく取り組んでいきますので、末永くおつき合いいただけますようお願いして、発刊にあたっての言葉とします。】
印刷ができればご一読下さい。  

議員の政務調査費

三豊市特別職報酬等審議会から、報酬及び議員の政務調査費についての答申が出されているいことは、市民の皆さんもご存じの通りです。
報酬は、
市長 5%減
副市長 4%減
教育長 3%減
市議会議員 3%減
また、
議員の政務調査費 20%減
となっています。
これまで議会においても、会派ごとに意見を出し合い検討を進めてきました。
報酬の減額については置くとして、政務調査費について私の考えを記したいと思います。
私は、議員の政務調査費の議論は、使い方が不透明で怪しいと市民に疑われるような報告しかできていないことにあると思っています。
また、市民の皆さんに真顔で説明できないような使い方を、議会が制度として認め運用していることにあるとも考えています。
政務調査とは、それを使うとか使わないとか、その額が多いとか少ないとかの問題ではなく、その成果としての使い方の内容と報告書の精度にかかっていると思うのです。
その上で、政務調査費の役割は、当然にして市民の皆さんの誰もが全ての議員のそれをいつでも確認することで、議員一人一人を評価することができることに、本来の目的があるのだと考えています。
情報公開条例による情報公開に依るまでもなく、議会自らが常に公開すればよいのです。
政務調査費を使用しないと言うことが、市民に報告の義務がないことにおいて楽な方法を選択していると思われないように、議員に課せられた仕事として、しっかりと政務調査活動を行い、しっかりと報告書にまとめ公開するのです。
そんな風に、私 “たくま まさし” は考えています。
私の平成22年度の政務調査費報告は、年間36万円に対して、満額使用の報告書を提出しています。
時期が来ればこの場でお知らせします。

『玄牝-げんぴん』 上映会の企て

河瀬直美さんというドキュメンタリー映画作家がいます。
これまでに 『萌の朱雀』 や 『火垂』 、 『垂乳根-taratine』 、 『もがりの森』 で、数々の国際的映画祭で受賞を重ねており、最近では2010年に 『玄牝-げんぴん』 がサンセバスチャン国際映画祭で国際批評家連名賞を受賞して話題になっており、ご存じの方も多いと思います。
私が河瀬監督に関心を持つようになったのは、ちょっとミーハーですが、娘の通った大阪の専門学校 「ビジュアルアーツ」 の修了生であったことによります。
実はそれまで、河瀬直美という名前位は聞いたことはあったのですが、退屈な憂鬱な(私が勝手にそのように思いこんでいた)ドキュメンタリー映画など、まったく興味がなかったのです。
ところが、娘の学んだ学校の先輩ともなると、浅はかにも急に、誇らしいやら神々しいやらで大好きになっちゃったのです。
人間とは(自分のことを棚に上げて一括りにするな)感情の生き物なのだと、自らの心の軽々さに呆れたりしていますが、何がきっかけだったとしても、すばらしい人を身近に感じることができたことは、私にとって最高の幸せです。
河瀬監督の撮る映像は、日常の中にある 「人の生きる姿」 を淡々と追うことで、 “生” と “死” を捉えているように感じます。
特別な感動を演出するでもなく、過激さをひけらかすでもなく、ただ撮りたい現実を感性の趣ままに収めていくのです。
日々の生活の中に、いつも “生” と “死” が背中合わせにあると言うことを。
であるが故に、見る者の心を掴み振るわせるのだと。
「人は、人の涙を見て泣くのではなく、人の涙をこらえる(生きる)姿を見て泣くのだ」
と、どこかで聞いた覚えがあります。
私は今、密かに考えていることがあります。(ここに書いたら密かにはならないが・・・・・)
子どもたちやその保護者を対象とした
「出産をテーマとした 渾身のドキュメンタリー映画 『玄牝』」
 
の自主上映会を企てたいと考えています。
“死” と背中合わせだからこそ、生き生きとして生きている美しい “生” 、を感じて欲しいのです。
河瀬直美監督が愛知県の吉村医院に1年かけて通い詰め撮影をした、あるがままに、命と向き合う人々の物語を。(“河瀬直美監督 最新ドキュメンタリー自主上映会映像貸出しのご案内” 引用)
 

閉会中の「総務教育常任委員会」・2

三豊市議会閉会中の 「総務教育常任委員会」の、4月27日開催についてお知らせします。
この日の協議は、「中小企業振興基金事業の報告について」 と 「三豊市定員適正化計画について」 他でした。
「中小企業振興基金事業の報告について」 は、1億円の中小企業振興基金に対する昨年度事業の成果と、補助金確定額の報告がされました。
39件の応募の内、29件の補助対象事業が決定され、平成22年度の補助金決定額は56,021,000円となっています。
その結果、平成23年度の基金残高は43,979,000円(前年度残5,969,000円は6月補正予定分含む)となっており、これに対し、本年度補助金事業の募集を行いました。
平成22年度と23年度の2年間の当事業終了後、事業評価と成果検討を行うこととしています。
補助金事業そのものも重要な政策ですが、それにも益して、地域経済活性化によるまちづくりに、それらの企業が雇用や経済的に地域貢献できているのかをしっかりと確認することの方が重要です。
「三豊市定員適正化計画について」 は、合併からこれまでの5年間に行われてきた、第一次となる総人件費削減計画が一定の成果を得たことと、平成23年度~27年度のこれからの5年間、すなわち、合併して10年後に職員数を人口の1%の686名にする目標の、計画の推進方法の報告がありました。
平成18年度~22年度の計画は、合併当初職員数942名に対し、22年度末時点746名でした。
これに対する実績は744名で、計画よりも2名減となっています。(計画よりも1年早く削減が進んだため、この中には21年度採用の20名と永康病院採用の3名も含まれています。)
これらの実績の反面、臨時職員の人数は雇用形態の関係もありますが、平成18年時点509名に対して平成22年度末で782名となっており、行政サービスの範囲拡大と職員数の兼ね合いが、今後の重要課題となります。
第二次計画の推進方法として、
① 事務事業の見直し
支所業務を削減し、本庁集中の可能性を探る。
② 組織機構改革
社会状況に添った行政組織とし、効率的・合理的に定員削減をはかる。
③ 外部委託・民営化
民間委託及び民営化、指定管理者制度の推進による定員削減をはかる。
④ 臨時職員の活用
安易な雇用とならないよう、臨時職員に依存しない体制に努めながら、定員削減をはかる。
⑤ 定年延長に対する取り組み
高齢期雇用も視野に入れ、定年延長も検討しながら定員削減に取り組む。
となっています。
その他の報告として、
昨年に引き続く事業として、クルージングサミットを合併5周年記念事業を兼ね、8月24日~26日の3日間、豪華客船ふじまるによる韓国旅行の事業計画を民間旅行事業と進めているとの報告がありました。
また、三豊市文書館が6月26日(日)に開館するに伴い、記念式典と展示・講演会(10月30日)が予定されていることの報告などがありました。
これからも、総務教育常任委員会で行われる協議状況を、できる限り報告していきたいと思っています。

閉会中の「総務教育常任委員会」・1

私が委員長を務める 「三豊市議会総務教育常任委員会」 が、議会閉会中の4月19日(火)と27日(水)の2回開催されました。
今回は、4月19日(火)の協議についてお知らせします。
一つ目は、3月定例会で可決した平成23年度予算で、本年度4月1日より行っている 「若者定住促進・地域活性化補助金事業」 についてです。(4月17日付けのこの場 「知名度向上プロジェクトと要潤さん」 のなかの「定住促進事業」を参照)
これまでに市民及び建築や不動産業者から寄せられた問い合わせや質問の中で、やってみて初めて見えてきた問題点に対して、要項の変更をしたいとの報告がありました。
より多くの市内外の当市への定住希望の若者が利用できるように、そして、政策目的がぶれない範囲で改めるべきは改め、有効な施策に柔軟に変化すればよいと思っています。
二つ目は、 「住宅建築補助」 や 「市内業者の振興」 という短期目標だけではない、 「たまらなく住みたくなる三豊市づくり」 への中長期の総合的計画に、今後取り組んでいくための 『総合的な定住促進対策の考え方』 の説明がありました。(資料あり)
その他として、竹資源の事業化についての報告がありました。
平成22年度事業で取り組んだ、竹チップを水分調整材として生ごみを堆肥化する試験製造の現状と、本年度事業として、農作物栽培への実用実験の計画の説明がありました。
試験製造された10t の 【高機能堆肥】 を、三豊なすなどの特産農産物栽培で試そうとするものです。
バイオマスタウン推進室は、ゴミ処理施設検討と竹資源の利活用の2の具体課題について、集中的に取り組む特別室でした。
それがなんと 「若者定住促進事業」 の担当となり、おまけに 総合的な定住促進対策の考え方」 まで提案企画するなどは、まさに驚くべき 『変身(変体)』 です。 
本年度から、7名のスタッフに強化されています。
バイオマスタウンという三豊市づくりの、前線基地(知名度向上企画と営業)の役割を担うのだろうと思います。
次回は、27日のお知らせをします。

市民交流センター落成記念

昨年から建設が進んでいた豊中庁舎跡地整備事業で、三豊市市民交流センター(新築)と豊中町農村環境改善センター(改築)が完成し、4月1日から利用が始まっています。
4月24日(日)に、市民交流センターの完成を祝い、「織田朱越と三豊」をテーマに 『坂の上の雲ミュージアム』 館長の松原正毅さんによる、「三豊市民交流センター落成記念講演会」が催されました。
「”織田朱越“ とは何者?」 と思う人は沢山いると思います。
三豊市豊中町出身で、明治後期から昭和後期にかけ生き、300点を超える作品を生みだした隠れた天才作家と言われてきました。
市内財田町にある、瀬戸大橋の提唱者といわれる大久保じんのじょう像や、司馬遼太郎著の 『坂の上の雲』 の主人公たちで秋山兄弟の銅像を作成したとされる人です。
秋山兄弟像の作家出身地のご縁で、記念講演会が企画され、また、織田朱越顕彰会による作品展示会や作品集出版が実現し、実のある記念講演会となりました。
有り余る公共施設の利活用方針が今だ明確にされていない中でのオープンとなりましたが、豊中地域住民の皆さんには、合併のごたごたの中で施設利用に不便を強いた分、この日を迎えたことは慶びひとしおと思います。
今後、市民交流センターと豊中町農村環境改善センターを、三豊市公民館と豊中町地区公民館の核施設として、大切に、十分に使い切っていただきたいと願っています。

久しぶりのまとまった雨

久しぶりのまとまった雨です。
昨年秋から今年の春にかけ、数えるほどしか雨の日がありませんでした。
しかも、大地にしっかりと届いていると感じる雨は、本当に久しぶりのことのように感じています。
四国の水瓶と言われ続ける 『早明浦ダム』 の貯水率は、ここしばらく常に平均値を20~30ポイント下回る、55~65%で推移してきました。
田植えや真夏の時期でなくて良かっただけで、事によっては大渇水の悲劇に見舞われていたかも知れないと感じるほどでした。
この雨で少しでも 『早明浦ダム』 の貯水率が回復し、乾ききった大地にしっかりと潤いが戻ることを願っています。
3月11日に発生した東北関東大地震による大津波の被害は、ボクシングのカウンターパンチのようであり、一瞬にして仰向けに倒されたような衝撃的な自然災害だと感じます。
これに対して、私たちの住む香川という地域は、このような直接的被害の可能性は低い恵まれた自然環境にあり、有り難いことなのですが、それに替わる危機感としてあるのが、水不足による渇水問題です。
ボディブロウのように、何時くるとも知れない限界に対する日常的なエネルギー消耗戦の状態にあるといえます。
これほど深刻な問題である “水” の市内水道料金の統一問題に対して、三豊市では合併からこれまでの5年間をかけ少しずつ協議を進めてきました。
4回行われた 「三豊市水道事業運営協議会」 で調整されてきた概案を基に、本年度中に目指す統一料金設定と、その方法の方針を決定する事となっています。
水道料金市内統一は、三豊市民にとって生活に最も密着した “水” のことであり、また、豊中地域住民にとっては自分たちの自己水源としての愛着と誇り、そして水利権へのこだわりは、言外のものがあります。
歴史的、地理的状況で自己水源で賄ってきた豊中地域住民にとって、重要な判断の時を迎えようとしています。
まさに天の恵みともいえる久しぶりのまとまった雨で、こんな事を感じています。
 “水” に対する公平で平等な向き合い方とは何か、知恵が問われるのだと。