生ゴミ処理について

三観広域行政組合のクリーンセンター建設について、新聞やテレビで色々報道がされています。
観音寺市は単独でのゴミ処理施設建設に意欲を示し、一方三豊市は観音寺市に対して規模による効率化と経済性のためには、二市による広域事業としての取り組みが欠かせないと投げかけています。
この中で、三豊市は観音寺市案の全溶融炉ありきでなく、三豊市の代替案であるバイオガス化施設も合わせ、広域議会で審議して欲しいとも要望しています。
私は、2案の方式に限定した議論に止まって欲しくはないと思っています。
それは、ゴミ問題を通してどんな仕組みが、広域住民と地域社会にとって望ましい有り様なのか、の議論から取り組んで欲しいと考えているからです。
方式だけの議論ならば、双方に問題点は指摘されます。
全溶融炉方式は、自然環境や資源問題や維持管理費用の面から今や、現状にそぐわないと言われ始めています。
また、生ゴミ再資源化を主にしたバイオガス化施設は、実績に乏しく農業主体の三豊地域には適しているとは考えられないからです。
このような状況の中で、三観広域及び観音寺市と三豊市の3議会の動きとは別に、ゴミの排出主である市民の皆さんにとって、どのような仕組みが相応しいのかを、自分たちの問題として考える必要が有ると思っています。
三豊地域の風土やゴミ再資源化の流れから、私は生ゴミは“大地に返す”ことを基本におくべきだと思っています。
農業地域であり、豊かな大地が生命線であるこの地域がなぜ、50億円も100億円もの巨費を投じて生ゴミを「燃やし」、あるいは「バイオガス化発電」という回りくどい方法を採る必要が有るのかということです。
私たちは何時の頃からか“土”の持つエネルギーとパワーを軽んじてきたのでは無いかと思っています。
私たちが排出した生ゴミは“大地に返す”のです。
分解された生ゴミは栄養豊かな“土”へと変わり、地力ある大地によって三豊地域の誇る特産品が栽培され、農業が更なる主産業へと飛躍するのです。
こんな物語を描くのも一つの方向であると思っています。
今、私はアースワーム(地球の虫)とお友達になろうと、色々と策を労しているところです。

“生ゴミ処理について” への1件の返信

  1. 市議として活躍されている詫間さんのブログを発見してついついコメントを・・・。私は退職してスローライフを送っています。今後ともご活躍ください。上田師匠に負けないようにしっかり走ってください。それにしても朝のランニングはうらやましいかぎりです。私は夕食後主人とゆっくり歩いています。夜の風景もまた昼とは違って見えます。
     先週イギリスに行ってきました。比地大小学校で勤務していた白川さん(ご主人がロンドンの日本人学校に勤務)イギリスは一歩市街を過ぎれば田園風景ばかりでした。白川さんの家の庭にはリスやキツネも出てくるとか。そういえば桑山小学校で長いヘビがでてきて困ったのは今頃でした。上級生o君が捕まえてくれました。退職すると気になるのは健康と自然への畏敬の念です。
    丁寧なコメントありがとうございます。
    正直なところ今、議員の仕事とは何なのかを見つめ直しているところです。
    同じ発言や提言をしても、実体験からくるものと借り物とでは、説得力も迫力も違うはずです。
    議員は言葉が命ならば、上っ面のお話や意見ははずかしくって言えない気がしています。
    自らの身を張った日々の生き方からしか魂のこもる言葉など出てこないのではないのかと、皆さんに笑われるようなことを思っています。
    社会を動かすのならば、先ず自分を動かし変えることから始めることが、回り道のようで実は確実な道であると思っていました。
    早朝ランニングは、大げさに言うと「修行」の始まりなのだと思っています。
    今、「初心に返る」ことの難しさを感じています。
    本当に単純なことなのですが、自然を感じ、息をし、汗をかくことのありがたさを伝えて行くことが、社会全体の幸福に繋がるのだと思っています。
    いつまでも健康でお過ごしください。
    これからもしばしばお便りください。
                     たくま まさし

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