地域資源としての地元企業(2)

3月1日のこの場では、三豊市豊中町にある「(株)七宝」の紹介をさせていただきました。
前回同様、私の所属している香川県中小企業家同友会三豊支部の広報担当として、企業訪問させていただいた内容を掲載します。
今回訪問したのは、三豊市高瀬町にある 四国日東工材(株)・代表取締役松岡直樹さんです。
当社は、建築防水工事関連の専門企業として昭和47年に設立され、37期を重ねています。
高瀬町の国道11号線沿いにある現社屋には昭和57年に移転し、公共建築の屋上防水や一般住宅の外壁シール工事などで業績を伸ばしてきました。
防水工事の工法には、合成ゴムシート防水や塩ビゴムシート防水、ウレタン系・アクリル系膜防水、FRP防水、アスファルト防水など多種あり、対象物件や使用環境・条件に対して適応した工法が選択され施工されます。
松岡さんは、このような多種多様な専門技術の求められる業界にあって、「一般防水施工技能士(厚生労働省)」の資格を有し、日々現場の先頭に立ってきました。
4年ほど前からは、前社長であるお父様から経営を引き継ぎ、経営者としての勉強にも励んでおられます。
<同友会入会の切っ掛けと、学びについて>
「懇意な社長さんからお誘いを頂き、“はずみ”と“勢い”で“つい”入会してしまいました。
ただ、今に思えば、長年社員と一緒に現場で仕事をしていましたが、社長になって経営の勉強をしなければならないと思っていたからかも知れません。
現状の経営のままでは、得意先の動きや市場の変化に取り残される危機感や、長年地元で営業しているのに知名度が低いなど、気がかりなことがたくさんあったからです。
“つい”入った同友会ですが、入るべくして入ったのだと今は思っています。
地域との関係や経営のことと合わせ、経営理念をしっかり定めて経営指針書作りにも取り組みたいと思っています。
今後とも、防水工事専門企業として頑張ってゆきますので、防水工事のことなら何でもお任せ下さい。」
最後に力強く「経営理念と経営指針書は作りますよ!」と話され、既に“つい”から“必然”に変わっていることを感じました。
三豊市にまた一つ、可能性を秘めた地域資源があることを発見した企業訪問でした。