自然科学と自然エネルギー

今日、私の一般質問が終わりました。
予感? の通り、「民間住宅・家庭用太陽光発電システム導入の補助金制度」が、平成22年度当初から実施できるよう、具体的に検討を始めるという答弁が得られました。
国は既に、自然エネルギーを 「純国産のエネルギーであり、日本の経済成長の新エンジン」 と位置づけており、自然エネルギーと新エネルギーの新時代に突入する実感を得ています。
たまたま昨日、ある市民の方から豊中町出身の教育者の執筆した新聞記事をいただいたのです。
日本学士院会員で大阪大学名誉教授であった故藤田廣志さんの、『自然の仕組みと人間の創造』というコラムでした。
「本来、人間の能力には既存の知識を蓄積する“記憶力”と、新しいものを作り出す“創造力”とがあるが、前者を発達させるほど後者は圧迫される傾向が強い。
既存の知識はしばしば常識として創造性を阻害する。
自然の中では人々は常識を離れ癒される。
自然科学の先進国といわれる欧米では、大学でさえキャンパスの中に自然のあることが多い。
自然の仕組みに直接触れる体験と、自然の不思議に遭遇できる自然科学についての基本的な実験を重視すべきであろう。
自然科学において重要なことは、いかに多くの事実を知っているかではなく、自然の仕組みの中から新しい事実を会得できる能力を養成することである。
創造は直接自分で自然の仕組みに接することによってのみ可能である。」
自然のかけがえのないすごさを学問とする自然科学と、太陽エネルギーが自然エネルギーとして電気に変換される関係が、なぜか私の感覚の中で握手した、昨日今日でした。