ゴミ処理問題調査特別委員会(現地調査)

三豊市の次期ゴミ処理施設を検討する 「ゴミ処理問題調査特別委員会」 が、5月30日(月)に開催されました。
この場の2011・3・23と2011・1・22で報告した 「三豊市一般廃棄物処理施設整備事業参加意志確認調査評価委員会」 で 『方式の案』 として決定されている施設について、RPF固形化燃料施設と堆肥化施設の現地調査を行いました。
前回の当委員会で現地調査したのは、生ごみを微生物の分解能力によぅって減量化する、パブリック(株)の丸亀市にあるバイオトンネル実証実験施設でした。
今回の調査目的は、バイオトンネルで処理されて発生する堆肥化原料とRPF化原料の、資源化工程を確認することでした。
RPF固形化燃料製造工場の現地調査は、四国中央市川之江町にあるエビス紙料(株)愛媛工場と、観音寺市大野原町にある同じく四国工場に訪問しました。
愛媛工場では、廃プラスチックに混入する塩ビを選別する “塩ビソーター” の確認を行いました。
また、四国工場では、月産1,600トンのRPF固形化燃料製造設備の見学と説明を受けました。
堆肥化施設として、市内高瀬町にある堆肥化施設整備予定地の現地調査を行いました。
この場所は、かつて、テーブルマーク社(旧加ト吉)が所有していた生ごみ堆肥化施設です。
今後バイオトンネルから発生した堆肥化原料を約3ヶ月かけて有機肥料に熟成するために、これから整備を予定しています。
漸進ではありますが、循環型社会を目指す三豊市のごみ処理の根幹を担える技術が、確実に、地域経済循環の活性にも期待できる地元資本によって、確立されつつあることを実感できた現地調査でした。