令和8年第3回定例会 一般質問・3

3件目の報告をします。

ふるさと住民登録制度を活用した新たな教育・関係人口対策について

 

質問

人口減少が進む地方において、子どもたちにより良い教育環境を提供することは、将来の地域づくりそのものにつながる重要な課題だ。

三豊市には豊かな自然や地域とのつながり、地域全体で見守る環境など、都市部にはない大きな魅力がある。一方、多様な価値観や人との出会い、刺激を受ける機会が限られるという側面もある。

地域だけで全ての教育環境を整えることが理想だが、人口減少が進む中で、全てを地域だけで完結させることは容易ではない。そこで、地域にいながら全国とつながる教育という新しい発想が必要ではないか。

国で現在、ふるさと住民登録制度が進められている。この制度は単なる観光や移住促進だけではなく、教育分野にも大きな可能性を秘めていると考える。

子どもたちが必要としているのは、地域を離れることではなく、地域にいながら外の世界とつながることではないか。ふるさと住民登録制度を活用した新たな教育・関係人口についての考えを問う。

 

答弁

テレワークの普及や二居住生活への関心の高まりによって、都市部にすみながら地方とかかわりを持つ関係人口が増加している。今の仕事や生活を変えずに地方ともっと深くかかわりたい、ふるさと納税以外にも地域を応援できる方法として、ふるさと住民登録制度が創設された。

本制度と教育分野との政策の可能性は、学校だけでなく地域における子どもたちの学びの選択肢を広げるためにも、担い手の確保という点から有用だと考える。三豊市が好き、三豊市とつながりたいといった思いを持った人に住民になってもらい、探求学習の講師や多様な価値観に触れる機会や、新たな人間関係を築く経験によって、子どもたちの自己表現力や他者理解力が養われると考える。また、自分たちの住む地域の良さや環境を見直す機会にもなり、郷土愛や自己肯定感の向上につながることも期待できる。

子どもたちが地域を離れることなく地域にいながら外の世界とつながることは、成長する過程において大変重要なことだ。たくさんの人に登録してもらい、継続的なつながりを築き、教育をはじめとする様々な分野での担い手の確保や活性化につなげていくよう、制度を活用した取り組みについて研究・検討していく。

 

以上で、一般質問の報告を終わります。

 

 

 

令和8年第3回定例会 一般質問・2

2件目の報告をします。

 

流域治水と県管理河川の流下能力向上について

 

質問

これまでの経験や想定だけでは対応できないような局地的な大雨が各地で発生しており、災害が発生してから対応するのではなく、平時から最悪の事態を想定し、被害を軽減するための備えを進めておくことが必要だ。

令和6年12月議会の一般質問で、豊中町本山地区百合田の急激な冠水の現状を示したことをはじめとして、これまで、市河川の流下能力向上と適正な維持管理、遊水地の検討や県河川の流下能力向上、上流域における地面の保水力向上で流下スピード緩和することによる、流域治水の考えについても質問してきた。

市としての県管理河川へ流れ込む流域流量調査と、県河川流下能力調査のこれまでの検討状況を問う。

 

答弁

県河川の竿川に流入する市河川加奈子川およびその上流の水路については、必要な流下断面が不足していることが確認されたため、必要断面を検討している。

香川県からは、関係機関が一体となって実施する「西讃ブロック流域治水プロジェクト」に沿って、護岸整備等による河川改修や樹木伐採、河道掘削等を実施している。

また、農業施設は、豪雨に備えたため池の事前の水位調整ほか、田んぼダムの推進、多面的機能支払交付金事業を活用した農地や用水路の維持管理など、地域と連携した取り組みを進めている。

県管理河川の財田川や竿川の流下能力およびそこに流入する流量調査は、河川管理者である香川県において必要に応じて実施されるものと考える。

現在の取り組みは、加奈子川の流下能力向上を図るため、約40ⅿの区間について河川改修工事を実施している。今回の改修では、必要な流下断面を確保するため、河川の幅員を現況の1.6倍とする計画だ。

今後、加奈子川の改修を着実に進めるとともに、香川県をはじめ関係機関と連携し、それぞれの役割のもと、流域全体で水害リスクの軽減に取り組んでいく。

令和8年第3回定例会 一般質問・1

今回の定例会では3件の一般質問をしました。順次報告をします。

 

1件目

「カマタマーレ讃岐と三豊市の食を通じた継続的な連携について」

 

質問

三豊市は市制施行20周年という大きな節目を迎えている。その記念事業の一つに、カマタマーレ讃岐との「三豊市サンクスDAY」が企画されており、三豊の農作物の加工品を販売することとなっている。

三豊市の農業や食の魅力を、サポーターや来場者の皆さんに知っていただくことは大変良い取り組みだ。一方で、この取り組みを一日だけの販売やPRで終わらせてしまうのは非常にもったいないと感じている。

三豊市には、宝山湖グラウンドがあり、カマタマーレ讃岐の練習拠点として利用されており、日ごろから継続的につながることができる環境にある。今回の「三豊市サンクスDAY」をきっかけとして、三豊市の農業や農産物、加工品と、カマタマーレ讃岐を食でつなぐ取り組みを、今後発展させていくことができないかと考える。

選手に三豊市の農産物や加工品を知ってもらい、その魅力を発信していくことができらば、生産者にとっても大きな励みになるとともに、三豊市の農産品のPRにもつながると考える。次なる展開に取り組む考えを問う。

 

答弁

「三豊市サンクスDAY」を通じて、三豊市の魅力を多くに皆さんに知っていただくとともに、三豊市とカマタマーレ讃岐とのつながりをさらに深める機会にしたい。

今回の提案でいただいた内容は大変興味深く、実現の可能性がある取り組みだと考えている。三豊市とカマタマーレ讃岐は、宝山湖OKURAボールパークを練習拠点として利用していただいているという、他の自治体にはない日常的な接点がある。サッカーというスポーツだけでなく、三豊が誇る食を通じてさらなる交流を深めていくことは大きな可能性がある。

この食材が三豊のどこで、どのような生産者によってつくられているのかを知ることで、食への関心が高まるとともに、地域の皆さんに支えられていることを実感していただけるものと考える。こうしたことが選手のパフォーマンスの向上につながり、カマタマーレ讃岐が強くなっていけば、生産者のやる気やシビックプライドそのものにつながると考える。

今回の提案を、単なるカマタマーレ讃岐への農産物提供におわらせるのではなく、三豊の食を発信するという、お互いに応援し合う関係を築くことができれば、大変すばらしいことだ。

市制施行20周年を一つの節目として、これまで築いてきたカマタマーレ讃岐とのつながりを、スポーツから食へ、そして食から地域へと広げていく。そうした新たな連携の可能性について、積極的に取り組んでいく。