継続審査の教育民生常任委員会

三豊市議会の9月定例会において当委員会に付託されていた、「議案223号、三豊市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」について審議をしました。
9月19日と21日、更に25日と9月定例会の会期中の3回にわたる委員会審議にもかかわらず、なお調査研究が必要とのことで結論に至らず、閉会中の常任委員会における継続審査となったものです。
三豊市立西香川病院の、「病院外」での介護デイサービス事業計画について、市としてどのように解釈するのかが大きな論点となっていました。
その主なものは、指定管理者制度と市の介護計画やビジョンについてのものでした。
公立病院が院外での事業展開をすることで、民間事業者を圧迫することにならないのか。それは行革の中で、官から民へ、民間にできることは民間に、の方向に逆らうのではないか。指定管理しているからといっても三豊市立と名のつく限り、市の責任と監督体制はどう考えるのか。
また、この条例改正が、市の介護計画やビジョンの中でどのように位置づけられているのか。といったものでした。
これに対し、指定管理者制度そのものが、公共施設の民営化の一つの制度であるということ。指定管理者である三豊・観音寺市医師会は民間業者であるということ。よって行革の官から民への方向に反しない。むしろ、他の官々経営の市立病院よりも先を行っており、民間の活力と経営手法によって赤字を出さず、安定と継続経営によって責任を担おうと努力している。この自然な流れの中で、市民のニーズの変化に答えるべく「病院外」での介護デイサービスのモデル事業の提案となった。
介護計画やビジョンの中でどのように位置づけられているのかについては、西香川病院の介護の技術をモデルとして、三豊市内の民間の介護業者の研修の受入れを行い、三豊市全体の介護サービスの質の向上につなげたい。
尚、市の責任と監督体制については、「管理運営に関する基本協定書」と「管理運営に関する年度協定書」で果たせると考えているが、更に「西香川病院デイサービス事業に関する覚書」を取り交わすこととしたい、といったものでした。
このような再確認を経て、原案の可決となりました。
12月定例議会において、委員長である私から審議内容と結果の報告を行うこととなりました。

“継続審査の教育民生常任委員会” への3件の返信

  1. いつもお世話になっています。とにかく永康病院の民営化なくして三豊の行政改革は掛け声のみに終わってしまいそう。支所は連絡所にして豊中に12階建てののお城を、そうすれば町は一体化になります。とにかく平成の合併は人減らしです。いまや、パートを役場に水道に幼稚園に保育所にどんどん採用していますね。250人の正職員これは遊ぶ職員と仕事する職員にわかれますね。
    永康病院の民営化については同じ認識にあります。
    これからの計画的な取り組みについて、次回の常任委員会で議題としたいと思います。
    急を要する重要なことは充分理解しているつもりです。
    小泉前首相の「郵政民営化」のような象徴的なテーマであると考えています。
    パートの採用は、正職員の人件費削減に反していると考えます。
                   たくま まさし

  2. いつも真摯な議会活動を続けられていることに敬意を表します。
    今回の病院問題についても、西香川病院についての問題点の把握とご報告は大変勉強になりました。
    ただ私は三豊市における最大の病院問題は永康病院をこのまま市立病院として残していっていいのかという問題だと思います。三豊市が、幸い経営の安必定している三豊総合病院に参加し、その多額の経緯負担を担うことになった現在・将来においても、永康病院を今までどおり経営することが全市民にとって必要なのかどうか。
    市長の出身町の病院であるからといって、これをいつまでもタブー視してよいものか、私はいつも疑問に思っています。
    その通りだと思います。
    ただ一つ違うのは、市長の出身町の病院であるからタブー視しているというところです。
    私は、合併以降の市長の言動を信じるように心がけています。
    明らかに、先ず公設民営です。次に民営です。これまでの行政のルールで血税を投入し続けてよいはずはありません。市長のその気をより早くより強く後押しすることも一つの方法だと思っていますし、こちらの問題だとも思っています。
    切り口でしょう。
    ご意見お寄せください。ともに考えてゆきたいものです。
                    たくま まさし

  3. 市長はよく市民はおーなーとか支所は本庁とかいっていますが。パフオーマンス。三豊にはやく核をそれには寿跡地に本庁を、国道11号せんを中心に豊中と高瀬が核に。寿の跡地に市労働組合の事務所。とにかく職員がおおすぎますよ。
    これについても助役はなにも対策をしてないですね。
    三豊市には、三豊市民の生活を守る責務があります。
    守るためには決意を表す形がいります。
    今の三豊市に、その形はあるでしょうか。
    スローガンや掛け声だけで物事が動くとは思われません。
    もし、それだけで動いたように綴られた歴史があったのならば、現場を見ていないということだと思っています。必ず歴史に残らない人々のエネルギーがあったはずです。
    今のままならば、いたずらに時を費やしたいるだけなのかも知れません。
    心が震えています。
                 たくま まさし

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