ごみ処理技術検討委員会の中間報告

三豊市では、家庭から出るごみの処理方法の検討のために、5人の専門家で構成する「ごみ処理技術検討委員会」で、平成20年7月30日を第1回として、平成21年10月26日の第9回までの1年半以上の期間をかけて検討が進められてきました。
11月4日(水)に開催された三豊市議会教育民生常任委員会で、これまでの検討結果の中間報告がされました。
三豊市の想定する基本方針である、
【優先順位1】 ごみの資源利用を可能な限り行うことで、二酸化炭素排出を最大限削減する。
【優先順位2】 安定的・継続的なごみ処理を行う。
【優先順位3】 市の財政負担を最小化する。
を踏まえ、「ごみ処理技術検討委員会」で最適なごみ処理システムがどのようなものかを選定した手順と結果報告です。
10月6日のこの場で報告した6つのモデルについて、システム選定のための総合評価を行っています。
試算の結果、モデル4が70点、モデル3が68点、モデル5が65点で、わずかの差でモデル4が最良となります。
また、堆肥がまったく売れなかった場合は、モデル4が72点、モデル3が42点、モデル5が67点となります。
よって、「ごみ処理技術検討委員会」の推奨する技術は、モデル4の 『“バイオガス化施設直営” “発酵残渣堆肥” “焼却委託” “RPF拡大”』 の処理システムの組み合わせとなったとの報告でした。
今後の予定として、「ごみ処理技術検討委員会」と「環境市民会議」との “意見交換会” が11月20日(金)に、第10回ごみ処理技術検討委員会が12月10日(水)に、そして、市長への『答申』の提出が12月下旬となっています。
三豊市民への報告の場として平成22年3月に、“温暖化防止に向けた三豊市のごみ処理~ごみはすべて資源~『ごみを活かす』” で、「シンポジューム」の開催が予定されています。
11月8日(日)は、観音寺市長、市議会議員選挙の投票日です。
三豊市と観音寺市でつくる三観広域行政組合のあり方も、新たな展開となることを期待しています。